リトルインディア西葛西プチトリップ②〜スイーツ編
南インド料理のランチを楽しんだあと、どうしても立ち寄りたかった店がある。
映画『マダム・イン・ニューヨーク』に登場した「ラドゥー」を食べてみたかったからだ。
向かったのは、「トウキョウ ミタイワラ」。
インドの伝統菓子を専門に扱う、東京では非常に珍しい存在だ。

映画のあらすじを少し
『マダム・イン・ニューヨーク』は、インドで家族に尽くして生きてきた専業主婦シャシが主人公。
家族からは「英語ができない」と軽く扱われ、自信を失いかけている彼女が、姪の結婚式でニューヨークを訪れる。
そこでこっそり英会話学校に通い始め、自分の力で世界と向き合おうとする物語だ。
彼女はラドゥーを作るのが得意で、その甘いお菓子が物語の象徴にもなっている。
主人公シャシの姿は、本当に魅力的だった。控えめで優しく、でも芯が強い。シュリデヴィ・カプール演じるシャシには、その美しさにも演技にも引き込まれた(2018年永眠。惜しい人を亡くしました。合掌)。
誰かに認められるためではなく、自分の尊厳を取り戻していく姿に胸を打たれる。
あのラドゥーを、実際に味わってみたかった。
1階で選び、2階で味わう
店に入ると、色とりどりのミタイ(お菓子)がショーケースに並ぶ。


まず1階で好きなお菓子を選び、2階のカフェスペースでドリンクやランチと一緒に楽しめる仕組み。とても便利だ。お菓子は種類がたくさんあって迷ってしまう。
私は、ラドゥーはお土産にすると決めて、クラブジャムンというボール型のお菓子と、デーツとナッツを固めたシュガーフリーのお菓子を選んだ。絶品。

ラドゥーの甘さ
ラドゥーは、ひよこ豆の粉やナッツ、ギー(精製バター)、砂糖で作る丸いお菓子。
結婚式や祭りなど、お祝いの場に欠かせない存在だ。
ひと口食べると、思わず「甘い」と声が出る。
遠慮のない甘さだが、そこにナッツの香ばしさとギーのコクが重なる。
日本の和菓子とはまったく違う方向性。
でもそれは、日常のおやつというより“祝福の味”なのだと思う。ハイになれるというか。
インド菓子の種類
インド菓子には、
ナッツや粉を練り固めたもの(ラドゥー、バルフィ)
甘いシロップに浸したもの(グラブジャムン、ラスグッラ)
ミルクを煮詰めて作るもの(ペーダー)
など、さまざまなタイプがあるそうだ。
日本ではなかなか出会えない本格的なインドの生菓子が、ここでは心ゆくまで味わえる。
甘さは文化
映画の中で、シャシが誇りを取り戻していく姿と重なる。甘いラドゥーは、ただの菓子ではなく、彼女の強さの象徴なのか?
帰りは、迷いに迷って、5つのミタイをお土産に。

西葛西で味わう、もうひとつのインドだった。カレーだけではない、甘い文化の奥行き。『マダム・イン・ニューヨーク』も、見て、実際にラドゥーを味わうことで、より深く理解できた気がした。
気分が上がるお店でした♪
(次回は、西葛西プチトリップ③〜スパイス編へ)
