リトルインディア西葛西プチトリップ①〜南インドランチ編
東京にはインドカレー店がたくさんある。
そのおかげで、インド料理のことは「なんとなく知っている」と思っていた。
カレーにナン、
ターメリックライス、
ときどきチーズナンやセサミナン。
でも今思えば、それはごく一部だった。
ドーサを目にした瞬間、衝撃が走った。
なんだこのでっかいガレット張りのクレープは。
ほどなくして向こうのお客に運ばれたのは、A3サイズくらいの、賞状のような硬さの生地が直径7〜8センチくらいにくるんと筒状にゆるく丸まった物体だった。ともに、ドーサというらしい。
インドは広い国だ。
行ったことのない私が知っていたインドは、入口のほんの一部分にすぎなかったのだ。
西葛西という街が、ずっと気になっていた
「西葛西はインド人街らしい」
そんな話を以前から耳にしていて、ずっと気になっていたが、たまたま平日の昼前に西葛西を訪れてみた。
駅周辺は人混みもなく、驚くほど落ち着いた雰囲気。
静かな生活圏という印象で、ここに“インド人街”があるとは思えないほどだった。
まずはランチへ、ということで向かったのが、
スパイスマジック 南口店。

知識ゼロで選んだ「ドーサセット」
南インド料理が食べられる店、ということ以外、ほとんど予備知識はなかった。
メニューを見ても知らない名前ばかり。
だからこそ、直感で選んだ。
「ドーサセット」。

運ばれてきた料理を見て、まずその大きさに驚いた。
薄く焼かれた大きなクレープ状の生地。
見た目はフランスのガレット(そば粉のクレープ)に近いが、食感はまったく違う。
表面はパリパリで軽く、香ばしい。
私が選んだのは、キーマ具材入りのマサラドーサ。
ナンとは似ているようで、まったく別の食べものだった。
つけて食べることで完成する味
ドーサの横には、いくつかの副菜が添えられていた。
・ポリヤール(野菜の炒め物)
・サンバル(豆と野菜の入った、さらっとしたカレースープ)
・赤いトマト系のチャツネ
・白いココナッツチャツネ
色合いも美しく、味の方向性もそれぞれ違う。
サンバルはおかわり自由で、酸味とコクのバランスがよく、重たさがない。
南インド料理って、ちょっとスパイシーで、軽やかなんだ。
食べきれなくても、安心できる対応
このあとインドスイーツを食べる予定だったので、「残ったドーサは持ち帰れますか?」と聞いてみると、日本語が通じる男性スタッフが、慣れた様子でアルミホイルと小さな袋を渡してくれた。自己責任で持ち帰ることにする。
交わした言葉は少なかったが、なにかヒューマンな店の雰囲気。
南インド料理、初体験。
また行きたい店だ。
今度は、北インド料理が食べられるというスパイスマジック北口店も訪れたい。

※このあと
「西葛西プチトリップ」シリーズ
・スイーツ編
・食材編
へ続く予定。
次は甘い世界へ。
