【相談員直伝】なんとなくで決めないで|5分でできる施設比較チェック表(30点満点)
はじめに
施設を2つ以上見学すると、ほとんどのご家族が「どちらがいいか」で迷います。
「なんとなく良さそう」という直感だけだと、家族会議で意見が割れたり、あとから不安になったりしやすいからです。
そこで、現役相談員×ケアマネとして、施設を 同じ物差し(0〜2点) で比べられるチェック表を作成しました。
見学のあとに埋めるだけで、迷いがスッキリ整理されます。
1. まず決める:入ったあとに「一番避けたいこと」
迷ったときは、まず「何が一番嫌か」を決めると軸がブレません。直感で1つ選んでみてください。
① 環境が合わず、本人が元気をなくす
② 認知症が急激に進んだように見える
③ 本人がつらそうで、笑顔が減ってしまう
④ お金が思ったよりかかり、支払いが苦しくなる
⑤ 想像以上に家族の負担(通院など)が大きい
選んだ番号:__(この番号に関わる項目を、後で重点的にチェックします)
2. 点数のつけ方(3段階評価)
0点:不安が残る / 具体的な説明がなかった
1点:ふつう / 一般的な説明はあった
2点:安心できる / 「具体的なエピソード」 があった
※迷ったら 「説明が具体的だった方」 を高く評価するのがコツです。
【ここからコピー】施設比較チェック表(30点満点)
スマホのメモ帳に貼り付けて、見学直後のご自宅やカフェなどで埋めてみてください。
【避けたいこと番号】:__
【候補施設】A:_____ / B:_____ ※施設名記入
1. 暮らし・関わり(12点満点)※避けたいこと①②③
1-1★ 日中の過ごし方が具体的か
:A[ ] B[ ]
1-2 居室にこもりきりにならない工夫があるか
:A[ ] B[ ]
1-3 楽しみ・活動(レク)の内容が具体的か
:A[ ] B[ ]
1-4★ 不安・落ち着かない時の対応が具体的か
:A[ ] B[ ]
1-5 職員の声かけ・雰囲気が落ち着いているか
:A[ ] B[ ]
1-6★ 本人の好みや生活歴を大事にする説明があったか
:A[ ] B[ ]
2. 医療・受診(8点満点)※避けたいこと⑤(+②)
2-1★ 受診の流れ(連絡→受診)が明確か
:A[ ] B[ ]
2-2★ 受診送迎の対応(施設/家族)が明確か
:A[ ] B[ ]
2-3★ 配置医の診療範囲や制限が明確か
:A[ ] B[ ]
2-4 緊急時の対応と連絡の流れが具体的か
:A[ ] B[ ]
3. 費用・相性(10点満点)※避けたいこと④⑤(+③)
3-1★ 「1か月の合計費用」が明確に出たか
:A[ ] B[ ]
3-2 実費(日用品等)の範囲が明確か
:A[ ] B[ ]
3-3★ 家族の希望や不安を否定せず聞いてくれたか
:A[ ] B[ ]
3-4 普段の連絡ルール(誰から・頻度)が明確か
:A[ ] B[ ]
3-5★ 全体の相性(本人に合いそうか/家族が無理なく続けられそうか)
:A[ ] B[ ]
【合計点】
施設A:__点 / 施設B:__点
【メモ:最終的な決め手・不安な点】
__________________
合計が僅差だった時の「決め方」
点数が同じくらいで迷ったら、以下の優先順位で判断してください。
「一番避けたいこと(①〜⑤)」に関係する項目の点数が高い方
★(重要項目)の点数合計が高い方
それでも迷うなら、★の項目だけ 「もう一度だけ短時間」確認する
最後に
施設選びは、情報を集めれば集めるほど迷うものです。
だからこそ最後は「なんとなく」ではなく、ご家族が納得できる 「判断の軸」 を持つことが大切です。
このチェック表は、完璧に採点するためのものではありません。話し合いの材料をそろえ、後悔を減らすための 「道具」 です。
現役相談員×ケアマネとして、あなたの安心な施設選びを心から応援しています。
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