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JR盲腸線を青春18きっぷで攻略する<東日本編>

はじめに
 前回は、中部・北陸・関東・甲信地方のJR盲腸線を辿ったが、今回は越後・東北・北海道地方の攻略方法を解説していきたい。<中日本編>は下記を参照。


弥彦線 弥彦駅から吉田駅へ

 弥彦線のうち吉田~弥彦間は列車本数が少ないため、旅程の時間帯によっては片道乗車し、往路・復路のいずれかをバスに頼る必要があるかもしれない。弥彦村内と燕市を連絡する循環バスが1日5往復運行され、乗車37分で100円である。吉田駅まで出られれば越後線の列車もあるため、移動は容易となる。

◀弥彦線から越後線乗り換え 左沢線から山形(奥羽本)線乗り換え▶

左沢線 寒河江駅から天童・天童南駅へ

 天童市営バスが運行する唯一の路線、天童・寒河江線が1日7往復、約30分の乗車で300円である。これによって、奥羽本線(山形線)天童駅及び天童南駅に移動が出来る。但し事前に会員登録が必要なことと、日祝日は運行していないことに注意が必要である。

石巻線 女川駅から石巻駅へ

 女川駅での接続バスは、女川町内のコミュニティバスが主であり、唯一利用出来るとすれば宮城交通が運行する石巻行き路線バスである。列車の折り返しが10分に満たないケースが多いため、十分な滞在時間が必要な場合には有効となるであろう。1日5往復、乗車時間36分で860円である。

◀石巻から仙石線乗り換え 津軽線から津軽鉄道・大湊線から津軽線乗り換え▶

大湊線 大湊駅から蟹田・函館駅へ

 今回の春季の青春18きっぷでは利用できないが、4月20日から11月5日の間脇ノ沢港~蟹田港間に陸奥湾フェリーが運航される。バスと徒歩を組み合わせる事によって、なんと大湊線と津軽線の連絡が可能となる。大湊駅からは1日2往復のJRバスで乗車1時間10分ほど、1,700円でフェリー前へ。1日2往復のフェリーで1時間の乗船1,950円で蟹田港に到着する。港から1.4㎞約16分の徒歩移動で蟹田駅に到着できる。費用は掛かるが大湊線に乗車し、青い森鉄道および津軽線を経由するよりは時間帯によっては圧倒的に早い。
 一方、北海道に渡る方法もある。下北交通が運営する1日6往復の路線バスで下北駅から大間フェリー乗り場前まで乗車1時間37分、2,090円で到着。1日2往復の津軽海峡フェリーで乗船1時間半、2,320円で函館フェリーターミナル下船。函館駅行きの1日4往復のシャトルバスで、乗車30分320円で到達できる。

津軽線 津軽二股駅(奥津軽いまべつ駅)から津軽中里駅へ

 過去には路線バスが運行されていたが廃止され、現在は予約制の愛乗タクシーが運行している。事前予約が必要だが、通常のタクシー運賃より割安な定額2,400円で、好きな時間に利用できる。

男鹿線 他線と連絡するバスルートなし

 男鹿線各駅においての接続バスは、男鹿市内のみの運行となるためJR他線に乗り継ぐことは出来ない。折り返し乗車が賢明である。

日高本線 鵡川駅から早来駅 ⇔ 千歳支線 新千歳空港駅から早来駅

 高潮の影響によって被災し、路線の大部分が廃止となった日高本線の現在の終点鵡川駅からは、あつまバスによる2系統の路線を厚真バス停で乗り継ぐことによって、室蘭本線早来駅と千歳線新千歳空港駅および千歳駅に移動できる。これにより一気に2本の盲腸線を攻略可能だ。
 鵡川駅から厚真バス停まで1日2往復、30分の乗車で810円。厚真バス停からは1日3往復のバスで早来駅まで18分490円、新千歳空港まで48分1,110円、千歳駅まで1時間6分1,200円である。

◀日高本線から千歳空港線乗り換え 留萌本線から宗谷本線乗り換え▶

留萌本線 秩父別駅から幌延駅 ⇔ 宗谷線 幌延駅から秩父別駅

 今回の旅の中での最長の盲腸線、宗谷本線259.4㎞の攻略である。こちらも留萌本線を組み合わせることによって、一気に2本の盲腸線を攻略可能だ。
 留萌本線石狩沼田駅から折り返し2駅戻り、秩父別駅に到着。駅から南西方向に500m徒歩7分深川国道沿い秩父別1丁目バス停で、沿岸バスと道北バスによる1日5往復の留萌行きバス1時間10分1,100円に乗車。留萌からは平日7往復・土休日5往復の宗谷本線幌延駅へ、3時間25分の乗車3,980円日本海沿岸の長旅であるが、半日で移動が可能だ。この先豊富駅までバスでの移動が可能であるが、豊富駅から稚内まではJRやタクシー以外方法が無い。また、秩父別1丁目バス停で逆方向のバスに乗車すれば、深川市街や旭川駅前に戻ることが出来る。

札沼線 北海道医療大学駅から岩見沢駅

 石狩沼田駅を終点としていたこの路線も、2度の部分廃止によって現在は北海道医療大学駅が終点となっており、ここからは下段モータースが運営する1日8便の路線バスで旧月形駅に到着できる。乗車27分200円の運賃で、乗り換えとなる月形役場前で中央バスに乗り換え、岩見沢ターミナルに移動する。こちらは函館本線・室蘭本線岩見沢駅の隣にあり、平日1日5往復・土休日月形から3便・岩見沢から2便39分の乗車で780円である。
 札沼線代替バスで更に旧月形駅から旧浦臼駅まで移動し、美自交観光バスが運営する路線バスで函館本線奈井江駅経由砂川駅、および旧浦臼駅から町営バスで同線滝川駅に移動する方法もあるが、参考まで。

◀学園都市線から函館本線乗り換え 根室本・富良野線から石勝・根室本線乗り換え▶

根室本線 他線と連絡するバスルートなし

 根室本線根室駅においての接続バスは、根室線内の落石駅および厚床駅までの運行しかないためJR他線に乗り継ぐことは出来ない。折り返し乗車が賢明である。

【付録】根室本線 富良野駅 ⇔ 新得駅 連絡ルート

 盲腸線ではないが、昨年廃止された同区間のバス連絡について触れておく。JR時刻表にはこの連絡ルートは掲載されていないので、役立つだろう。
この路線は旭川~帯広を結ぶ都市間バス、ノースライナー号を予約することで乗車できる。1日5往復、1時間35分の乗車で1,300円である。

※画像資料:photolibrary フォトライブラリー
※地図画像:NAVITIME ナビタイム

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