Nano Banana Proのプロンプトのコツ︰仕事や創作で実際に何ができる?【Gemini 3 / 画像生成AI / 初心者向け / AIイラスト / デザイン / 業務効率化】
Nano Banana Proって話題だけれど、何に強みがあって、どうやって使ったら上手くいくのか分からない、とか思ったりしますよね。
私も、前のバージョンのNano Bananaのときは、画像のスタイル変更や編集能力は高いから使い道がありそうと思いつつも、日本語が破綻したり、プロンプトを工夫しても思った通りの画像にならなくて、正直持て余し気味だったんですよね。
それに対して、Nano Banana Proは難点だったところが一気に解消されて、デザインから資料作成に使える、かなり実用性の高いツールになってきたなと感じています。
例えば今回のサムネもそうですね。
画像自体はMidjourneyで作っていますが、画像編集を少しいじりつつ、雰囲気のよいタイトル文字を入れるのがとても楽だなと感じます。
他に実際に作れるのは下記のような、パワポ風の図解だったり。

あるいは、下記のようなスマホ分解図みたいなものも作れたりします。

これらについては、後ほどプロンプト含めて解説していきますね。
それでは今回はGoogleが出している公式のプロンプトガイドと、実際に触って得た知見を交えながら、「Nano Banana Proを使いこなすためのプロンプト」と「Nano Banana Proで何ができるのか」 について、Nano Banana Proで作成した図解を使いながらまとめていきます。
〇Nano Banana Proに関する過去記事
※マンガ関係はこちらで触れています。
〇今回参考にしたGoogleの公式ブログ
1.Nano Banana Proってどんなモデル?
Nano Banana ProはGoogleが発表した新しい画像生成AIのモデルで、正式名称はGemini 3 Pro Imageです。
この名前が示す通り、最近発表されたGemini 3の技術をベースにした最新モデルになっています。
「イラスト生成特化」というわけではなく、実用的なビジュアル生成を得意としているのが特徴ですね。
ChatGPTの画像生成と似ている側面もあるのですが、特に画像編集機能については、編集時の一貫性の保持だったり、日本語テキストの精度の観点で、Nano Banana Proの方が大幅に上回っているというのが実情です。
こういった画像生成の強さと、Gemini 3自体の推論能力の高さもあって、OpenAIとしてはレッドアラートを出すような事態になっているようです。
少し脱線しましたね。
では、どう実用性が高いのかというと、具体的には「ポスター、図解、サムネ、発表資料、マンガ、写実写真、ロゴ入りデザイン、スタンプ」などなど、画像と文字情報を含む多様な用途において高品質な画像を作れます。
また、最大14枚の参照画像を読み込んだ上で、「このキャラの顔」「この画風」「この構図」といった指示で、複数の要素をミックスして生成・編集できるのもすごいところですよね。
まあ、14枚も参照画像で実際に使う場面はそうそうないのですが、それでも実際に複数枚を参照してもさほど崩れないし、一貫性を保持してくれるなと感じます。
2. Nano Banana Proが本当に使える「7つのできること」
Nano Banana Proの強みについては、公式情報をもとに整理していくと7つ挙げられます。
このことを、図解としてまとめたのが下記です。

それでは、一つずつ説明していきましょう。
① 文字入り画像(特に日本語)に強い
Nano Banana Proの一番の特徴が、日本語のテキストを高精度で入れられることですよね。
実際、上の図解を見て頂くと、ほぼ崩れていないことが分かります。
もちろん日本語だけではなくて、英語はもちろんのこと、他にも文字のレイアウトも制御できますし、タイトルロゴ風に入れることも出来ます。
こういったテキスト周りの自由度が高く、またこれまでの生成AIに比べて崩れにくく、安定している点に特徴があります。
こういったところから、ポスターやインフォグラフィック、図解との相性がかなり良いですよね。
② 高品質な画像生成(構図・光・カメラ指定に強い)
また、Nano Banana Proは画像編集だけでなくて、画像生成も品質が高めです。
特に実写系が強く、写真のような自然な光、空気感、奥行き感を出すのが上手いなと感じます。
具体例を挙げましょう。
下記は、説明文入りのチョコレートパフェの画像を作成したものですが、背景はボケ感が出ていて遠近感を感じさせますし、ガラスやクリームの質感も高いですよね。

他にも、ローアングル、ハイアングル、望遠などのカメラ系のワードはよく利くので、高品質な写真のような画像が作れるなと感じます。
③ 画像編集(背景変更・光調整・色変更)
また、Nano Bananaといえば、前のモデルのときから画像編集にはかなり強みを持っていますよね。
この強みである画像編集の部分については、以前のモデルよりも更にレベルアップしてます。
例えば「背景を夜景に変えて」、「キャラの表情を優しくして」、「文字の色を青に」などの自然言語で修正可能です。
具体的には、先ほどのチョコパフェをイチゴパフェにしつつ、説明文を日本語に変えたのが下記。

こんな感じで簡単に編集ができるため、編集を繰り返しながら、画像を仕上げていくことが出来ますよね。
④ 参照画像×一貫性生成(最大14枚)
参照画像が14枚まで可能というところも、大きな特徴のひとつです。
複数画像の特徴を読み取りながら、一貫性を保ったまま別カットを生成できるわけですね。
例えば、今回のサムネ画像に、先程のパフェ2つを入れて、アニメ風に変えたのが下記です。

元の画像の内容を保持したまま、確かに画像内に入れることが出来ていますよね。
これは3枚しか画像参照していないですが、こういったことが14枚まで可能ということで、かなり複雑なことが出来るんじゃないかなと思います。
⑤ 多言語対応(日本語も自然)
これは①と被る部分ですが、一つだけでなく、複数の言語を一つの画像に入れることが可能です。
文字入りコンテンツは特に複数の言語を入れると崩れがちなのですが、Nano Banana Proはそういった問題が少なく、日本語と英語を含んでも、わりと自然に配置できたりします。
海外向け資料や、多言語の図解にも使いやすいですよね。
⑥ デザイン用途にも強い
Nano Banana Proはデザイン力も高かったりします。
インフォグラフィックや図解のように、言語情報とビジュアルを融合した上で、視認性のよい画像を作ることが得意なんですよね。
これを高いレベルで実現できること、つまりデザイン性が比較的高いということも、他モデルとの大きな違いですよね。
⑦ 写真とイラストの両立(スタイル適応力が高い)
Nano Banana Proは、フォトリアルからアニメ調まで、スタイルとしては幅広く対応可能です。
たとえば、「広告写真のようなフォトリアル」、「マンガやライトノベル風のアニメ調」、「柔らかい水彩タッチ」、「グラフィック感のあるフラットデザイン」といった多様な画風を扱えるんですね。
そのため、実写の写真をアニメ風に寄せてみたり、アニメっぽいイラストをリアル寄りに補正したり、などといったスタイル変更が違和感なくしやすいです。
こういった、自分の作りたい世界観に、絵柄を合わせてくれるモデルである点にも特徴がありますよね。
3. Nano Banana Proを使いこなす「7つのプロンプト構成」
Googleの公式記事で一番大事だと感じたのは、個人的にはこの部分です。
プロンプトの書き方の部分ですね。
これも図解でまとめています。

Nano Banana Proは「構造化されたプロンプト」であるほど性能を最大化できます。
実際、細かく多く記述しても概ね画像として反映してくれます。
具体的には下記がポイントです。
1. 主題:何を描きたいか明確かつ具体的に
→例えば「かわいい猫」ではなく「リビングでコーヒーを飲む三毛猫」へ。
2. 構図:どの角度・どんな画面構成か
→ 例えば「ローアングル」「引き」「寄り」「斜め構図」など。
3. 行動:どんな瞬間か
→ 「何をしているのか”」を一言添えるだけで自然になる。
4. 場所・背景:どこで起きているか
→ 黄金色の森、夕方の教室、月明かりの部屋など。
5. 画風・テイスト:雰囲気の指定
→ 水彩、透明感、エモ、写真風…1つに絞ると安定しやすい。
6. 編集内容:どこをどう変えたいか
→ 「光を柔らかく」「背景を夜に」「髪を短く」など
7. カメラ・光・比率:技術的な絵づくり
→ f値やレンズ距離、バックライト、構図比率など。
4. 実際の作例と使用したプロンプト
それでは、プレゼン資料と分解図解の2つの実例をプロンプトを含めて、見ていきましょう。

この画像生成に使用しているプロンプトは下記です。
パワポ風にしているので横長で生成するはずですが、そうならない場合は「アスペクト比 16:9」などを入れると良いかなと思います。
タイトル「生成AIは今後どうなる?」とした、日本語テキスト入りのプロ品質インフォグラフィック。
先進性と信頼性を表現するビジネス資料デザイン。
すべてのアイコンは線幅を統一し、角の丸みを合わせる。
上部に大きなタイトル、下部に2〜3カラムの整理構成。
重要要素(特徴、効果、実例)をアイコン付きで視覚的にグルーピング。
先進テック×信頼感のある配色:
ネイビー(信頼)+コバルトブルー(技術)+ターコイズ(革新)を基調。
アクセントにゴールド(成果・優位性)を控えめに使用。
統一された線アイコン、細線で知的な印象。余白は広く。
背景は上品なホワイトベース。
必要最小限の抽象的なテック模様(ドットマップ、回路風ライン、柔らかい波形)。
視認性を損なう濃色背景・過度な模様を禁止。
フラットかつ高解像度、PowerPointで使用できる洗練感。
教育・AI・プロダクト説明に適した論理性のある資料風

この画像生成に使用しているプロンプトは下記です。
「スマホ」の部分を変えれば、別の製品にも応用できるので、ある程度の汎用性はあるかと思います。
スマホの超高精細な分解図を作成してください。
3/4 斜めアイソメトリックビュー。外装シェル、内部フレーム、基板、バッテリー、配線、ネジ、コネクタ、ギアやモーターなどの可動部品を、本体から離れて宙に浮かぶように配置し、パーツごとに細い白いリーダー線と番号付きラベルでコールアウト。
背景は白または淡いグレー、主要パーツは金属・プラスチックなど現実的な質感で、ライティングはソフトなスタジオ光。パーツ同士が重ならず、スケールを統一し、必要に応じてパーツの下に影を入れて奥行きを表現。
といった感じになります。
Nano Banana Proは「思いつきの指示」でも見栄えのよい感じに作ってくれるのですが、実際に使えるものを求めようとすると、きちんとプロンプトを作っていく必要があって、そういうときの切り口に、上記のプロンプトの観点は使えたりするんじゃないかなと思います。
5. まとめ:Nano Banana Proは「プロンプトの質」で更に使えるモデル
ここまで見てきた通り、Nano Banana Proの守備範囲はかなり広く、ただ絵がキレイに出るだけではないですよね。
図解やプレゼン資料など、全部ひとつの同じモデルで自然に作れてしまいます。
この守備範囲の広さは、現行の画像モデルの中でもトップクラスです。
また、プロンプトを丁寧に書くほど、その丁寧さをちゃんと返してくれることが強みだなと感じます。
今回、まとめた 「プロンプトの7つの視点」 を意識して書くだけで、表現の幅が大きく広がるんじゃないかと思います。
今回はこんなところで。
よかったらスキしてくれると嬉しいです。
それではまた。
〇Nano Banana Proに関する過去記事
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