自分自身の心と向き合う旅日記 ⑥運命を変えた出会い
自分自身を理解するための旅日記を
投稿してマガジンにまとめています。
ただ、人生を時系列順に書いている
わけではないので、ご興味をお持ち
いただいた方が見てくだされば幸いです。
旅日記は今回の⑥から数回以上に
渡り、僕がある宗教の信仰を持った
ことが多く書かれていますので、
ご関心がない方や不快に思われる方は
ご覧にならないでください。
また、僕が、特定の宗教や信仰を
みなさんにお勧めしたり、肯定、
または批判したりもいたしません。
そのスタンスについては、以下の、
旅日記⑤信心深さの原点で事前に
ご説明していますので、軽く目を
通していただけますと幸いです。
僕が高校を卒業した当時、多くの
大学受験生は希望校を一般入試で
現役では合格できず、大学予備校
に通っていました。
同じ進学校の卒業生は、大阪の
主要ターミナル駅付近にある
大規模な予備校に進みました。
僕は、かなりの学力アップが必要
だったので少人数制の小規模な
予備校を選びました。
その予備校に入学する前に、
理由は覚えていませんが、
主要ターミナル駅の、表玄関口
ではなく、裏口にあたるような、
高架下を一人で歩いている時に、
ワイシャツにネクタイの一人の若い
男性が、僕に声をかけてきました。
この人との出会いが、僕のその後の
40年間の人生の方向や運命を左右
するとは夢にも思いませんでした。
その出会いをきつかけとして、
自分の親や親戚、友人ら、すべての
人間関係、仕事、居住地、結婚や
家庭、子供など、人生の主要な内容
を決定づけていくことになります。
繁華街の道端で声をかけられたのは、
それが初めてでしたが、そのような
人に対する警戒心や不信感は大きく、
キャッチセールスなら断って
立ち去ろうと思っていました。
その男性は、とても明るくハキハキ
した話し方をする人で、僕の高校の
サッカー部の1年上のキャプテンで
尊敬していた先輩に少し似ていました。
その男性から、アンケートに答えて
ほしいと言われたので、僕は思わず
立ち止まってしまいました。
しかし、アンケートと言っても、
大きなボードや用紙もなければ、
身分などを示すものも見せず、
手のひらサイズのアンケートの
メモ帳らしきものを持っている
だけで、警戒心は高いままでした。
そんな見た目よりも、衝撃を受けた
のは、アンケートの内容でした。
うろ覚えではありますが、確か
「人生の目的はなんだと思うか?」
「真理を知りたいと思うか?」
「霊界はあると思うか?」
のような質問だったと思います。
このような質問内容に引っかかって
しまって、その場で、2時間以上
立ち話というか、論戦を行いました。
それは、男性が人生の目的や真理を
学べる場所があると言ったためでした。
旅日記⑤などに書いたような
考え方だった僕は、彼に対して、
「真理」のような絶対的なものはない
「人生の目的」は探し求めるもので、
人に教えられるようなものではない、
という反論を繰り返したと思います。
その後、もう一人、若い女性が
二人の論戦に加わってきましたが、
この女性は、多くは語らず、
看護婦(看護師)をやっている
(やっていた)と話したと思います。
男性は、それらを学べる場所が、
すぐ近くにあるので来てほしい、
今から一緒に行こうと誘いましたが
僕は頑なに断ったところ、なんとか
引き下がったものの、その場所の
案内などを送るから、住所や名前を
教えてほしいと聞いてきました。
それらの情報を教えてしまったら、
しつこく勧誘されると思った僕は、
一切教えずに、その場所の案内を
今ここでほしいと言って受け取り、
もし、その内容に関心があれば、
自分からその場所に行くと、
彼を説得して案内を受け取り、
彼と別れて立ち去りました。
そして、20メートルくらい歩いた
僕の後ろ姿にむけて、彼は大声で
このように叫んだのです。
「待ってるからね、信じているよ!」
2時間の論戦の内容よりも、この
言葉が僕の胸に突き刺さりました。
突き刺さったというより、同年代の
方なら記憶にあるかと思いますが、
『はじめ人間ギャートルズ』という
アニメで、叫んだ言葉が石になって
飛んで相手に当たるという場面が
登場するのですが、まさしく、
「信じているよ」という言葉が飛んで
きて、頭に当たった感じでした。
高校3年の時に、恋愛や人間関係で
悩んできた僕は、「信じる」という
言葉にとても敏感になっていました。
人を信じることは難しい、そして、
自分自身を信じることもできない。
だから「信じる」という言葉は、
簡単に口にできないと思っていました。
そう思い悩んでいた僕に対して、
しかも、2時間前に会ったばかりで
名前も知らない、論戦していた相手に
「信じている」という言葉を、しかも
本気で(本気と思えるような声で)
言えるという彼に対する衝撃が
あまりにも大きかったのです。
家に帰ってから、受け取った案内に
書かれていた言葉に強い関心を持ち、
もし本当に「真理」や「人生の目的」
というものがあり、それらを知ることができるのなら知りたいと思いました。
そして、僕が、案内に関心があれば、
自分から行くと言ったことに対して
「信じている」と男性に言われた
言葉が強く引っかかっていました。
僕が自分から行くと言ったのだから、
それに対して「信じている」と言った
男性に対して約束を守るためにも、
一度は行ってもいいかと思いました。
それに、男性は2時間の会話から、
人をだますような悪い人とは
どうしても思えなかったので、
「信じていいのかもしれない」と
思いかけていたのです。
さらに、後から加わった女性が
看護婦ということも気になりました。
noteに投稿した恋愛小説の主人公の
一人である高校3年の時に好きで、
卒業後に振られたノンノンという
あだ名(仮名)の女の子が看護学校に
進学するので、縁を感じていました。
それでも、別れた翌日に顔を出すのは、
自分が、何だか負けたように感じて
しゃくだった負けず嫌いの僕は、
2日後、一人でその場所を訪れました。
つづく
