学校法人同志社 (webサイトから読み解く)危機管理・ガバナンス
このnoteは辺野古転覆事件を追っています。
今日はタイトルの通り、同志社国際高校へのガバナンスを担う学校法人同志社について、組織などを見てみようと思いました。
経緯(過去の投稿)
学校組織のガバナンス系は、かなり一般企業と異なり難しそう。
特別調査委員会しか動かせなさそう
高校自身が、自主的に改善できる可能性は少ない
そうなると、できる手は、学校法人さんのガバナンス力 or 外圧を活用するしかない
と言ったところでしょうか。
ただ、どれも、正直コアの周りをうろうろして、切りこめているものはありません。自分の深掘り力の弱さを痛感します。
学校法人だからこそ
期待値
同志社国際高校が逃げの一手で無策である(と見なされる)のは、特別調査委員会報告を待つ身だからというテンプレ回答をヨシとしてしまっている点に根本原因があるわけです。
ただし、高校というのは教育現場であり、逆に言うと教育現場運営以外のことへの対応能力がそもそもありません。(だったら、修学旅行の企画で暴走するなという話なんですが。)
修学旅行企画から実行が裁量の範囲、と思い込んでいたのは、ある種の「教育バカ」だからなのでしょう。
これを是正指導・措置ができるのは、学校法人しかありません。
法人の役員体制
上場企業のような組織構造を持っているのか?という点で、上記にも書いた通り、学校法人同志社側に間接部門相当があるのか、という切り口を見ることが必要そうです。
〇 理事・評議員体制
多くの人員が、8月3日に改選なのですね。
それはそれですが、上記のレベルだけだと、誰が何をやるか分かりません。。。組織図はないんですかね。
あと、法人側では、この理事の下で、実務的に働く職員・管理職というのも相応にいると思いますが、一般的な企業と違い、これらの理事・評議員と管理職・職員の権限関係はよく分からないですね。。少なくとも素人には。
本当に、誰か専門的に切り込んでほしいです。。。
事業報告書‐2025
外部向けのアピール要素が強いですが、学校法人としての事業報告を公開しています。
https://www.doshisha.ed.jp/pdf/works_report/2025.pdf
冒頭ご挨拶にて、事故へのお気持ちは書いてあります。
海難事故により、未来ある生徒の尊い命が失われました。このような
痛ましい惨事を防げなかったことは、教育に携わり、大切なお子様
をお預かりする立場として慚愧に絶えず、痛恨の極みであります。
ご遺族の皆様、また、負傷された生徒や関係者の皆様に衷心より
深くお詫びを申し上げますとともに、再発防止のための安全管理
体制の徹底的な見直しを行ってまいります。
あなた方は、安全管理だけを切り離せる立場ではないと思いますが。。。
上記報告書では、あと2か所に「事故」を言及しているところがありますね。うすーく。。。
〇 P8 事業計画

〇 P28 同志社国際の計画


事業計画
2025年度、2026年度のそれぞれの差分を見れば、何かが見えるかもしれません。
〇 2025年
https://www.doshisha.ed.jp/works/attached/jigyo_2025.pdf
〇 2026年
https://www.doshisha.ed.jp/works/attached/jigyo_2026.pdf
まぁ、上場企業でもよくあるパターンですが、記載レベルは毎年代わり映えしないですね。。。
事業計画・報告からのガバナンス評価
体制・定義
コンプライアンス(主にお金の流れ?)に関しては、多少の制度があるようです。実効的にはどうなんでしょうかね。
この窓口に、偏向教育の話を振っても、生徒無視していると言っても、何も反応はないでしょうね。貴重なご意見ありがとう。だけで。。。
担当理事さんを見る限り、危機管理対応と広報が連動しないとダメですが、まぁ、こんなことへの知見はないでしょうかね。。
改選も関わりそうですし。
担当理事(総長) 八田 英二
(理事長) 八田 英二
(常務理事[経営企画、財務、株式会社同志社エンタープライズ]) 小原 克博
(常務理事[法務]) 川崎 清史
(常務理事[一貫教育、将来構想、ダイバーシティ推進]) 田端 信廣
(常務理事[教学、危機管理]) 瀧 英次
(常務理事[総務、施設、広報]) 吉岡 康博
2025年4月1日現在危機管理について
毎年言及はされています。が、同じことを書いていそうです。。。
〇 2025年
【ガバナンス強化及びコンプライアンス推進】
ガバナンス強化については、理事会、評議員会それぞれの構成及び職務、また、理事会、評議員会、監事の三者の関係を改正私立学校法(2025 年4月1日施行)の趣旨、すなわち「多様な人材で構成し、建設的な協働と相互牽制機能を確立すること」「業務執行と監視・監督の分離、明確化を図ること」に沿って改正した同志社寄附行為をはじめとする規則等を遵守し、適切な法人運営に努めます。
また、日本私立大学連盟「私立大学ガバナンス・コード」の遵守状況についても引き続き自主的に点検し、法人経営及び運営の健全な発展に繋げます。
コンプライアンス推進については、法人が有する公共的性格に鑑み、競争入札、見積り合わせ及び随意契約の透明性並びに競争入札及び見積り合わせの公正な競争を確保するため、2023 年度に「発注案件に関する入札等監視委員会」を新設しました。2025 度も対象校を変更して、契約金額(消費税込)が 500 万円以上のものの中から競争入札 3 件以上、見積り合わせ1件以上、随意契約1件以上、合計 5 件以上について抽出を行い調査します。
【危機管理及びリスク管理】
危機管理については、法人及び各学校でそれぞれに「緊急対策本部規程(又は内規)」を制定し、緊急かつ重大な事態が発生した場合は、それぞれで直ちに「緊急対策本部」を設置し、理事長の下で各学校長が必要な措置がとれるよう、危機管理体制を整えています。事案を問わず緊急事態はいつでも起こりうるとの認識の下、法人全体としてより迅速かつ適切に対応することができるよう、法人と各学校との間で課題を共有します。
リスク管理については、法人及び各学校でそれぞれに「リスク管理本部規程(又は内規)」を制定し、教育研究と管理運営を阻害する事態の発生を未然に防ぐために「リスク管理本部」を設置しています。また、法人のリスク管理本部と各学校長との間で「リスク管理連絡会」を組織しています。
特に、自然災害への対応については、危機管理担当の常務理事を中心に
各学校における防災マニュアルの整備状況、備品・備蓄品の整備状況、防火・防災訓練の実施状況に関する情報を収集し、各学校との情報交換を密にし、法人全体の危機管理体制及びリスク管理体制を強化します。
2026年
【ガバナンス強化及びコンプライアンス推進】
言及ナシ
内部統制システムにおける体制整備及び運用状況
これで対応できているということなんでしょうかね
【危機管理及びリスク管理】
2025年と全く同じ
法人運営観点では
ガバナンス・危機管理・統制上、大きな問題があるという認識は見受けられませんね。
個別ケースとして
これだけですかねぇ。。。
本法人はこれらを厳粛かつ真摯に受け止め、外部専門家による特別調査委員会の調査や遺族及び被害に遭われた方々に対する継続的かつ丁寧な支援の他、以下の再発防止に取り組みます。
・校外活動の安全管理を統括する「安全管理室(仮称)」の設置(10月予定)
・安全管理マニュアルの見直し及び校外活動に関する統一的安全基準の策定、適用
・校外研修等の教育プログラムの安全性等についての事前審査制度の導入
・設置者として、教育内容の適切性の検証及び継続的なチェック機能の構築
素人の感想文
法人としては、「一通りそろっている」「ちゃんと対策を取っている」機構のように思います。
ガバナンス・法人の役割等が、全く分かっていないわけではない..という感じかと思います。
ただ、理事・評議員にその手の専門家はいなさそうですから、監査法人を含め、どこまで外部チェック機構が入るかですね。
とはいえ...学校法人全体的には、「蟻の一穴」レベルと捉えているのは間違いないですね。
まぁこれだけの巨大法人ならそうでしょうかね。
結局は文部科学省頼りなのかなぁ。。。
危機感を感じないのは、危機管理の一番ダメな奴ですが、難しいところですね。
(このnoteについて)
以下の想いで連載?しています。よかったらご一読ください
