【できること紹介④】CSVから“全ドライバーの休憩時間”を見える化してみた話【タクシー業務支援】
こんにちは。
タクシーメーターやデジタコなどの取付業務をしている、上尾メーター商会の中の人です。
今回は、「入庫時に出力される営業CSV」をもとに、
全ドライバーの休憩時間を一括で可視化できるツールを作ってみたので、そのご紹介です。
「何となく休憩偏ってる気がする…」を見える化
あるタクシー会社さんからこんな話がありました。
「昼にみんな休んでるような気がするんだよね」
「でも一人ひとりの日報を毎日見るのは現実的じゃないし…」
確かに、休憩が1箇所に集中すると、営業エリアに車がいなくなって機会損失になったりします。
でもそれを感覚ではなくデータで把握して改善するのは、なかなか難しいですよね。
作ったのはこんなものです
今回のツールでは、メーター機から出力される営業CSVの中にある「休憩時間」項目を使っています。
✅ 休憩の記録元は?
タクシーメーターの「休憩ボタン操作」です。
つまり、ドライバー本人が実際に“休憩に入った”と操作した記録だけを集計しています。
実際の可視化画面がこちら

横軸:0時〜23時(1時間単位)
縦軸:乗務員(番号・氏名)
緑のブロック:休憩ボタンが押されていた時間帯
見えてきたこと(例)

12時~15時台、20時~22時台に休憩が集中している乗務員が多い
2回目の休憩(夕方〜夜)をしっかり取っている人と、そうでない人がいる
一部の夜勤乗務員は深夜帯にも規則的に休憩を取っている
特定の時間帯だけに偏っている傾向が全体で見て取れる
なぜ「休憩=停止時間」ではないのか?
「走行データで○分以上停止していたら休憩とみなす」――
そういった自動判定方式もありますが、今回はあえて使っていません。
なぜなら、駅の付け待ちや送迎の待機中も「止まってる」からです。
自動判定にしてしまうと、“営業中の待機”まで休憩と誤判定されてしまうリスクがあります。
本ツールでは、メーターの“休憩ボタン操作”だけを元に集計しているため、
「乗務員本人が意図して取った休憩だけ」を見える化できます。
管理者にとってのメリット
営業の“穴”ができる時間帯を把握できる
長時間休憩を取っていない人への声かけがしやすくなる
体調や働き方の偏りを早期に把握できる
運行管理の定性的な悩みが“データで語れる”ようになる
今後やりたいこと
それぞれの出庫時間と入庫時間がこれだと分からないので、それも追加するとより分かりやすくなるかもしれませんね。
最後に
こうした「営業終了後に出力されるCSV」を活用すると、
日報や点呼記録では見えない現場のリズムが見えてきます。
小さな可視化ですが、使い方次第で
営業効率の改善や、乗務員の健康管理にもつながるかもしれません。
引き続き、「こういうの作れない?」という声を元に、
ちょっとした工夫を形にしていきたいと思います。
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