カンヌライオンズ2026 Entertainment部門 受賞作 完全まとめ|グランプリからブロンズまで全受賞(プチデコン+実際の広告リンク付き)
広告を見ると「なんで、こうなってる?」が止まらない。
その引っかかりを、勝手に分解していくメモのようなもの。
カンヌライオンズ2026、Entertainment部門の受賞が出揃いました。グランプリからブロンズまで、全受賞作(GP1+ゴールド3+シルバー6+ブロンズ10=19キャンペーン/20受賞)を完全網羅でまとめます。グランプリ&ゴールドは「なんでこうしたのか」を分解したデコン記事つき、シルバー・ブロンズは一言プチデコン(軸)つき。全作品に実際の広告リンクも。ブランドが"広告"でなく"エンタメ"として文化の中に入った年。まとめて浴びてください。
🏆 グランプリ
ORIGINAL FOREVER
adidas(英)/制作:Johannes Leonardo
16年ぶりのOasis再結成にブランドが群がる中、唯一の本物の資格(ファンの許可)で、スポンサーでなく"バンドの一員"に。公式ルック+「Live Forever」の映像+世界の旗艦店の体験で、ツアーの中に入った。便乗でなく、もともと属していたから成立した。
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🥇 ゴールド(3作品)
WHO'S WAITING FOR YOU?
Cerveza Victoria(メキシコ)/制作:Wieden+Kennedy
AI全盛&飽和した死者の日に、"ペット=向こうで待つ守り手"という新しい真実を、2,500枚の手描きアニメで。速さと量でなく、深さと手仕事で抜き出た。
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THE TIGER
Gucci(伊)/制作:MJZ(監督:Spike Jonze)
新CDデムナのデビューコレクションを、業界の儀式(ランウェイ)でなく、服が登場人物になる短編映画で発表。「ショーが打てない」という制約を物語に変え、Gucciを文化の中心に戻した。
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EVERYBODY COINBASE
Coinbase(米)/制作:Isle of Any
スーパーボウルで1.25億台のテレビをカラオケ機に変え、観客自身に「暗号資産はみんなのもの」を歌わせた。広告を、見せるもの(output)から、やること(participation)へ。(シルバーとも二冠)
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🥈 シルバー(6作品・プチデコン)
※ EVERYBODY COINBASE(ゴールドと二冠)を含め6作品。下記は残り5作品。
Big Man, Shot on iPhone
Apple(米)/Apple
Stormzy主演の約20分の短編映画を、iPhone 16 Proだけで撮影。"Shot on iPhone"を、機能の誇示でなく一本の見応えある映画として成立させ、製品の証明を物語に溶かした。
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Change My Mind
Czech Television(チェコ)/Punk Film
ロシア寄り・戦争に懐疑的な3人を、プラハからウクライナ前線へ連れて行くドキュメンタリー。"説得"でなく"現実との対面"を記録し、社会の分断そのものを映した。
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Tiffany & Co. × Netflix's Frankenstein
Tiffany & Co./Netflix(米)
スポンサーでなく"共作者"として、デル・トロの『フランケンシュタイン』に27点の宝飾(歴史的アーカイブ含む)を提供。映画の中で宝石を物語化し、五番街の店頭の窓まで監督が設計した。
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The Grey Swan
NYCOplus(ノルウェー)/11:11
鉄分サプリの新戦略を、引退したバレエダンサーたちのバレエ公演に。「速く・強く」でなく「長く続けられる身体」を、舞踊そのもので表現した。
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The Philipstown WireCar Grand Prix
The Philipstown WireCar Foundation(南アフリカ)/Accenture Song
カロー地方の子どもたちが廃材で"針金の車(draadkarre)"を作って競う草の根の伝統を、ドキュメンタリー+モバイルゲーム+VRで世界へ。地元の遊びを、文化の物語にした。
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🥉 ブロンズ(10作品・プチデコン)
Hawkstone - Hard to Make Easy to Drink
Hawkstone(英)/Smith & Jones Films
ジェレミー・クラークソンのビール(業界平均9日のところ6週間かける)を、彼らしいユーモアの映像で。「作るのは大変、飲むのは簡単」を、広告でなくエンタメとして見せた。
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Goodbye RX-7: Saying Farewell to a Dear Friend
Mazda(日本)/LUCK
80歳で免許を返納する女性が、25年連れ添ったRX-7をMazdaに託す実話のドキュメンタリー。車を、商品でなく"大切な友"として送り出し、その後は広報車として新たな人生を歩ませる。
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Sosegá
Cervezas Alhambra(スペイン)/LLYC
100周年に、約100年ぶりの新しいフラメンコの様式"Sosegá(落ち着き)"を創作。最後の盛り上げ(remate)を無くし、6本目の深い弦を加える。ビールでなく、文化そのものを作った。
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The Wizard of Oz at Sphere
Sphere Studios(米)/Sphere Entertainment
1939年の『オズの魔法使』を、生成AIで16Kの全周スクリーン用に拡張・高解像度化し、4D体験に。古典を、最新の没入体験として蘇らせた(AI改変への賛否も呼んだ)。
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The Most Epic Watch Party Group
Lay's(グローバル)/Slap Global
W杯2026で、メッシ・ベッカム・ティエリ・アンリ・スティーヴ・カレルらが買い物客を不意打ちで観戦パーティに招待。WhatsAppの"観戦グループチャット"に著名人のコンテンツを流し続ける。
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Played by Humans
Jazz is Dead(米)/TBWA\Chiat\Day
AI生成曲が氾濫し97%が人間製と区別できない中、「人間が演奏した」を証明する認証スタンプを発明。AIを叩くのでなく、人間の演奏を称揚する運動にした。(Audio部門とも二冠)
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A Minecraft Movie Meal
McDonald's(グローバル)/Wieden+Kennedy
『マインクラフト』映画とのタイアップで、限定メニュー+ゲーム内スキンが当たるコレクタブルに。二大ファンダムを、食事とゲームで繋いだ史上最大級のグローバル施策。
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The Triangle Theory
Doritos(ブラジル)/AlmapBBDO
ロナウドの2002年の"半月"ヘアは、実はドリトスの三角形だった、という陰謀論のモキュメンタリー。"流出映像"でTNT Sportsまで巻き込み、商品の形をサッカー史にねじ込んだ。
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Pocket-Sized Halftime Show
Clash Royale(グローバル)/Uncommon Creative Studio Stockholm
スーパーボウルの裏で、モバイルゲーム『クラッシュ・ロワイヤル』の中でリル・ウェインが「A Milli」を実演するバーチャルハーフタイムショー。"もう一つのハーフタイム"を発明した。
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For Papa!
Instacart(米)/McCann New York(監督:Spike Jonze)
ベン・スティラー&ベンソン・ブーンがユーロポップデュオを演じる、80年代風4:3のレトロ映像。バナナの熟れ具合を選べる新機能"Preference Picker"を、CMでなく"発掘された音楽ビデオ"として見せた。
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カンヌ2026の受賞作は、このマガジンにまとめています。
→ https://note.com/ad_planner_memo/m/m329267aa1950
