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【妄想考察】MCUの未回収案件を整理してみた


『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』の前に、あの話はどうなったのか

『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』には、アベンジャーズ、ニュー・アベンジャーズ、ファンタスティック・フォー、旧X-MEN、ワカンダ、タロカンまで登場する。

これだけ集まるなら、『エンドゲーム』以降に広がった物語も、いくつか整理されるのではないかと期待したくなる。

ただし、現在のMCUに残っているのは、単なる小ネタではない。

映画やドラマの最後に、はっきりと「次があります」と置かれたまま、数年間止まっている話がいくつもある。

すべてを『ドゥームズデイ』で回収してほしいわけではない。

全部を入れれば、映画は確実に散らかる。

必要なのは、回収より仕分けである。

これは今回扱う。

これは別作品で扱う。

これはもう終わりにする。

その現在地を、一度見せてほしい。

この記事では、単に再登場できる人物や設定を、すべて「未回収」とは数えない。

対象にするのは、次の3種類である。

  • 作品の最後に明確な引きが置かれたもの

  • 登場人物が次の行動を始めたまま止まっているもの

  • 別作品への接続を強く示したもの

一度決着している敵や、名前だけが再登場した設定は対象外とした。

最優先:モニカはX-MEN世界から帰れるのか

最も本線へ関係しそうなのが、モニカ・ランボーである。

『マーベルズ』の最後で、モニカは別のユニバースへ取り残された。

そこには、別世界のマリア・ランボーであるバイナリーと、ケルシー・グラマー演じるビーストがいた。

ビーストはチャールズ・エグゼビアの存在にも触れている。

これは、MCU本線からX-MENへつながる明確な入口だった。

キャロルとカマラがモニカを助けようとする。

その過程でX-MENと接触する。

人物の感情を軸にした、分かりやすい導線である。

ところが『ドゥームズデイ』には旧X-MEN勢の出演が発表されている一方、モニカ役テヨナ・パリス、キャロル役ブリー・ラーソン、カマラ役イマン・ヴェラーニの名前は、2026年8月3日時点の公式キャスト一覧では確認できない。

X-MEN世界を出すのに、そこへ取り残された人物を置いたまま進めるのか。

同じ世界なのか。

別のX-MEN世界なのか。

ここは説明が必要だと思う。

『ドゥームズデイ』で触れる可能性

高いと思いたいが、出演者発表だけを見ると判断できない。

X-MENを本線へ入れるなら、モニカの所在は無視しづらい。

テン・リングスの信号は、どこへ届いているのか

『シャン・チー/テン・リングスの伝説』の最後では、シャン・チーが受け継いだリングの内部に、未知の発信源へ向けたビーコンがあることが判明した。

ウォン、ブルース、キャロルまで集まって調べている。

あれだけ大きな人物をそろえて確認したのだから、次の大きな物語へつながると思っていた。

しかし、2021年の公開から約5年たっても、発信先は分かっていない。

さらに、シャン・チーの妹シャーリンが組織としてのテン・リングスを継いだ件も残っている。

シャン・チー本人は『ドゥームズデイ』へ出演する。

そのため、リングがマルチバース、ドゥーム、あるいは別ユニバースの技術と関係している可能性はある。

ただし、これは予測であり、公式には確認できない。

『ドゥームズデイ』で触れる可能性

比較的高い。

本人が出演するため、短くても現在地を示す機会はある。

逆に何も触れなければ、リングを腕につけたまま別の大事件へ参加することになる。

ストレンジとクレアは、インカージョンを止めに行ったまま

『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』の最後では、クレアがストレンジの前に現れた。

ストレンジがインカージョンを引き起こしたと告げ、2人は問題を解決するため別次元へ向かう。

脚本家マイケル・ウォルドロンも、公式インタビューで、ストレンジがインカージョンを起こし、クレアと対応へ向かう趣旨を説明している。

『ドゥームズデイ』が3つのユニバースの衝突を描くなら、この話は本筋そのものに見える。

ところが、ベネディクト・カンバーバッチとシャーリーズ・セロンは、2026年8月3日時点の公式キャスト一覧に掲載されていない。

秘密出演なのか。

別の作品で処理するのか。

あるいは、ストレンジが起こしたインカージョンと、『ドゥームズデイ』の世界衝突は別件なのか。

別件なら、インカージョンが二件並ぶことになる。

『ドゥームズデイ』で触れる可能性

物語上は高い。ただし出演は未発表。

ここをTVAやロキだけで説明すると、ストレンジの物語が途中で切れた印象は残る。

若手ヒーローのチームは、名簿だけできた

『マーベルズ』の最後では、カマラ・カーンがケイト・ビショップを勧誘した。

さらに、アントマンの娘キャシー・ラングにも声をかけようとしていた。

ようやく若いヒーローたちが集まり始めると思った。

候補は多い。

カマラ。
ケイト。
キャシー。
アメリカ・チャベス。
リリ・ウィリアムズ。

素材はそろっている。

ただし、正式なチーム作品は確認できない。

キャシーは『ドゥームズデイ』への出演が発表されているが、カマラとケイトは公式キャストにいない。

カマラが名簿を作り始めたのに、本人不在でキャシーだけ大人のアベンジャーズ映画へ参加する可能性もある。

『ドゥームズデイ』で触れる可能性

低そう。

ただ、キャシーを出すなら、カマラたちとの接触があったのか、一言くらい欲しい。

リリ・ウィリアムズは、悪魔と契約したまま

『アイアンハート』の最終話では、リリがメフィストと取引した。

亡くなった親友ナタリーは、AIではなく肉体を持つ人間として戻ってきた。

一方で、リリの身体には契約の代償を思わせる変化が現れている。

明らかに続きのある終わり方だった。

しかし、シーズン2や次の出演作品は、2026年8月3日時点で確認できない。

リリは『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』でシュリと関係を作った。

そのためワカンダへ戻る道はある。

一方で、メフィストとの契約を扱うなら、ドクター・ストレンジや魔術側へ進む方が自然にも見える。

科学者として始まった人物が、現在は悪魔との契約を抱えている。

居場所が一気に変わってしまった。

『ドゥームズデイ』で触れる可能性

低い。

リリ役ドミニク・ソーンは公式キャストに入っていない。

本来は単独シリーズか、魔術系作品で整理する話だと思う。

ハルクの息子スカーは、なぜ地球へ来たのか

『シー・ハルク:ザ・アトーニー』最終話では、ブルースが家族の食卓へ息子スカーを連れてきた。

説明は、ほぼ「息子です」だけだった。

母親は誰なのか。

いつ生まれたのか。

なぜすでに青年なのか。

なぜ地球へ連れてきたのか。

何も分からない。

『マイティ・ソー バトルロイヤル』以前、ハルクがサカールで暮らしていた時期に生まれたと考えるのが自然ではある。

ハルクと異星人の混血なら、成長速度も地球人と違うと説明できる。

問題は、説明できるかどうかではない。

説明する作品が予定されているのかどうかである。

『ドゥームズデイ』で触れる可能性

かなり低い。

マーク・ラファロもスカー役ウィル・デウスナーも、公式キャストには確認できない。

現在のスカーは、家族の食卓に突然置かれた巨大な緑色の付箋である。

シャロン・カーターは政府内部へ戻ったまま

『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』の最後では、シャロン・カーターがパワー・ブローカーであることが判明した。

さらに米国政府から恩赦を受け、政府内部へ復帰する。

その直後、政府の機密、試作品、兵器を買い手へ流す意図を電話で伝えていた。

かなり危険な位置にいる。

ところが、その後の本筋ではほとんど動きがない。

サムがキャプテン・アメリカとしてアベンジャーズを集めるなら、身近な政府関係者が裏で兵器を売っている問題は、どこかで処理する必要がある。

『ドゥームズデイ』で触れる可能性

低い。

世界同士が衝突する映画で扱うには、地上の政治案件すぎる。

本来はキャプテン・アメリカ周辺の作品で回収すべき話だろう。

MCUに残ったシンビオート片

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のミッドクレジットでは、別世界から来ていたエディ・ブロックが元の世界へ戻る。

ただし、ヴェノムの小さな一片だけがMCU側へ残った。

『ヴェノム:ザ・ラストダンス』でもシンビオートの欠片が回収されているが、そちらはエディたちが戻った先の世界に存在した別の欠片である。

『ノー・ウェイ・ホーム』でMCU側に残った欠片とは、世界が異なる。

スパイダーマン側で使うための明確な種に見えるが、『ドゥームズデイ』より、ピーターの単独作品で扱う方が自然である。

『ドゥームズデイ』で触れる可能性

低い。

マルチバース由来ではあるが、巨大イベントへ入れるより、ピーター個人の物語へ使ってほしい。

一段下げて考えたい案件

ここからは未回収ではあるものの、『ドゥームズデイ』本線とは少し距離がある話である。

ムーンナイトのジェイク・ロックリー

『ムーンナイト』最終話では、マークとスティーヴが知らない第3の人格、ジェイク・ロックリーが登場した。

ジェイクはコンスとの契約を続けている。

明確な続きではあるが、地上のアベンジャーズやマルチバースとは距離がある。

無理に『ドゥームズデイ』へ入れず、単独シリーズで続ける方がよい。

ホワイト・ヴィジョン

『ワンダヴィジョン』では、サノスに破壊されたヴィジョンの身体をS.W.O.R.D.が修復し、白い姿で再起動した。

ワンダが作ったヴィジョンから記憶を復元され、そのまま飛び去っている。

この件は、2026年10月14日配信予定の『VisionQuest』で続きが描かれる。

少なくとも『ドゥームズデイ』公開前に、現在地が整理される予定だ。

エターナルズ

アリシェムに連れ去られたセルシたち。

宇宙へ向かった仲間たち。

エロスとピップ。

デインとエボニー・ブレイド。

複数の話が残っている。

ただし、地球から出現したセレスティアルの遺体は、『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』でアダマンチウムの供給源として使われた。

本人たちより先に、遺体が鉱物資源としてMCUへ再就職した。

この記事で深追いすると、こちらまで迷子になるので、ひとまずその程度にしておきたい。

現時点の仕分け

ここまで挙げた案件を、『ドゥームズデイ』で触れられそうな順に並べてみる。

本編で触れる可能性が高そうな案件

モニカとX-MEN世界

X-MENを本格的に登場させるなら、別世界に取り残されたモニカの存在は無視しづらい。

ただし、モニカ、キャロル、カマラの出演は現時点で発表されていない。

物語上は重要なはずだが、公式キャストだけを見ると判断できない状態である。

テン・リングスの信号

シャン・チー本人が『ドゥームズデイ』へ出演するため、比較的触れやすい案件だと思う。

リングの信号がドゥームやマルチバースと関係している可能性も考えられるが、現時点では予測にすぎない。

ストレンジとクレア

複数の世界が衝突する映画なら、インカージョンを止めに向かった2人は本筋に近い。

それでも、ストレンジとクレアの出演は公式発表されていない。

物語上の重要度と、発表済みキャストがかみ合っていない案件である。

少し触れられる可能性はある案件

若手ヒーローチーム

キャシーは出演するが、カマラとケイトの名前はない。

チーム結成まで描く可能性は低そうだが、カマラから勧誘された件に短く触れることはできる。

シャロン・カーター

サムの周辺人物ではあるものの、世界同士の衝突を扱う映画で、パワー・ブローカー問題まで描く余裕はなさそうだ。

本来はキャプテン・アメリカ周辺の作品で整理する案件だと思う。

『ドゥームズデイ』では扱わなそうな案件

リリとメフィスト

リリの契約は、単独シリーズか魔術側の作品で扱う方が自然である。

今回の公式キャストにも入っていない。

スカー

ハルクの息子として突然登場したが、ブルースもスカーも出演が発表されていない。

まず、どの作品で説明するつもりなのかが分からない。

MCUに残ったシンビオート片

マルチバース由来の案件ではあるが、スパイダーマンの単独作品で扱う方がよい。

大型クロスオーバーへ持ち込むより、ピーター個人の物語に使ってほしい。

ムーンナイト

ジェイク・ロックリーの存在は残っているが、今回の世界衝突とは距離がある。

無理にアベンジャーズへ合流させず、単独シリーズで続ける方が自然だと思う。

別作品で整理される予定、または一部だけ回収済みの案件

ホワイト・ヴィジョン

2026年10月14日配信予定の『VisionQuest』で続きが描かれる。

少なくとも『ドゥームズデイ』の公開前には、現在地が少し整理されるはずだ。

エターナルズ

登場人物たちの行方は残っている。

一方、地球から出現したセレスティアルの遺体は、アダマンチウムの供給源として再利用された。

人物の物語より先に、遺体の用途だけが回収された状態である。

すべてを回収してほしいわけではない

これだけ並べると、『ドゥームズデイ』ですべて説明してほしいように見えるかもしれない。

実際には逆である。

全部を入れてほしくない。

モニカ、テン・リングス、ストレンジ、若手チーム、リリ、スカー、シャロンまで一本に詰めれば、ドゥームと戦う時間がなくなる。

必要なのは、現在地の整理だ。

これは『ドゥームズデイ』で扱う。

これは別作品で続ける。

これは企画を終了する。

数秒の台詞でもよい。

公式発表でもよい。

新しい謎を三つ置く前に、古い謎を一つ片づける。

それだけでも、MCUはかなり追いやすくなると思う。

私はあまり期待していない。でも絶対に観る

総括すると、私は『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』に、現時点ではあまり期待していない。

キャストは多い。

未回収の話も多い。

別世界も多い。

過去の人気俳優も戻ってくる。

もちろん、すべてがうまくまとまる可能性はある。

ルッソ兄弟なら、大人数を整理できるかもしれない。

ドクター・ドゥームが強烈な中心人物になるかもしれない。

サムたち新しい世代が、ようやくアベンジャーズとして形になるかもしれない。

それでも今のところ、楽しみより不安の方が大きい。

ただし、公開されたら私は絶対に観る。

おそらく早い時期に観る。

予告も見る。

新情報も追う。

そして観終わったあとには、今回挙げた案件がいくつ片づいたのか、もう一度数えると思う。

MCUを嫌いになったわけではない。

長く追いかけてきたからこそ、これ以上広げる前に、一度きちんと整理してほしいのである。


主な確認元

  1. The Walt Disney Company「Marvel Studios Stuns San Diego Comic-Con with ‘Avengers: Doomsday,’ ‘Ghost Rider,’ and ‘Black Panther 3’ Reveals」2026年7月25日

  2. Entertainment Weekly「The Marvels ending and post-credits scene, explained」2023年11月10日

  3. Marvel.com「‘Shang-Chi and The Legend of The Ten Rings’: How Wong Sets up a Bigger Universe for the Heroes in End Credits」2021年9月7日

  4. Marvel.com「Stephen Strange’s Hello and Goodbye to the Love of His Life, Christine Palmer」2022年5月18日

  5. Marvel.com「‘Ironheart’ Showrunner Chinaka Hodge Breaks Down the Finale and that Devilish Reveal」2025年7月2日

  6. Marvel.com「‘She-Hulk’ Episode 9 — Jennifer Walters vs. K.E.V.I.N.」2022年10月12日

  7. Marvel.com「The Falcon and The Winter Soldier: Episode 6 Intel Report」2021年4月23日

  8. Marvel.com「‘Moon Knight:’ Meet Marc Spector’s Third Alter — Jake Lockley」2022年5月4日

  9. Marvel.com「Marvel Television’s ‘VisionQuest’ Debuts This Fall」2026年5月12日

情報確認日:2026年8月3日

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