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キジ目

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
キジ目
生息年代: 始新世-完新世, 45–0 Ma
東南アジア産のカンムリシャコのペア。
手前がメス、オスには冠羽が発達する。
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
界 : 動物界 Animalia
門 : 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
綱 : 鳥綱 Aves
上目 : 新顎上目 Neognathae
階級なし : キジカモ類 Galloanserae
目 : キジ目 Galliformes
学名
Galliformes Temminck, 1820
科

キジ目(キジもく、学名:Galliformes)とは鳥類の分類のひとつ。キジ、ツカツクリ、家禽のニワトリなどが含まれる。旧名は鶉鶏目[1]。

特徴

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ずんぐりとしたからだつきで、脚は太く、短くて先端が丸くなった翼を持つ。飛行能力は低く長距離を飛ぶことは出来ないが、短距離なら力強く飛ぶ。家禽化されたものを除き、飛翔力を失った現生種はいない[2]。

ホウカンチョウ科のみ樹上性だが、ほとんどは地上性で、歩き回りながら、草の葉や実、昆虫などをたべる。

多くの種で羽などが雌雄二形を示し、クジャクに著しい。雄は派手な羽色をし、大きな尾羽を持っている。これに対し、雌は地味な姿をしている。雄は繁殖時に派手な羽を使って、求愛のディスプレイをする。

一部の種では頭頂部に鶏冠(とさか)、のどに肉垂がある。キジ科のオスなどに蹴爪(けづめ)を持つ種もいる。

分類

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5科に分ける分類[3]が一般的である。

異論は基本的に、進化的グループのどこまでをキジ科に含めるかどうかであり、原始的なツカツクリ科とホウカンチョウ科については異論は少ない。

ツカツクリ科 Megapodiidae
東南アジア、ニューギニア、オーストラリアを中心に生息する。抱卵をせず卵を落ち葉の中などに埋め、落ち葉の発酵熱や太陽熱などを利用して孵化させる。
ホウカンチョウ科 Cracidae
中央アメリカ、南アメリカに生息する。地上性の鳥だが、樹上に巣を作ることも多い。
ホロホロチョウ科 Numididae
ホロホロチョウ
ナンベイウズラ科(ハウズラ科) Odontophoridae
ギアナウズラなど
キジ科 Phasianidae
キジ、ウズラ、クジャク、コジュケイ、ニワトリ、ライチョウ、シチメンチョウ
ツメバケイ科 Opisthocomidae
ツメバケイ目の唯一の科だが、以前はキジ目に含めることもあった。

系統

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Hackett et al. の分子系統による[4]。

キジカモ類

ホウカンチョウ科、ツカツクリ科の順に分岐したとする説もある。

ホウカンチョウ目

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Sibley & Ahlquist は、ツカツクリ科、ホウカンチョウ科を合わせてキジ目から独立したホウカンチョウ目としていた。

これは系統分類を目指したものであったが、実際には系統樹を見ればわかるとおり、ホウカンチョウ目は側系統であり系統分類的ではなかった。一方、これらを除いた狭義のキジ亜目は単系統と思われる。

脚注

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  1. ↑ 日本国語大辞典, 精選版. “鶉鶏目(じゅんけいもく)とは? 意味や使い方”. コトバンク. 2025年1月17日閲覧。
  2. ↑ A・フェドゥシア著「鳥の時代」6章 飛べない鳥の進化 思索社 1985年7月25日発行
  3. ↑ Tree of Life web project、NCBI Taxonomy Browser、英語版ウィキペディア、および目分類は異なるが Sibley & Ahlquist、ITIS
  4. ↑ Hackett, SJ.; et al. (2008), “A Phylogenomic Study of Birds Reveals Their Evolutionary History”, Science 320: 1763-1768