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2.6.3項 アイデア出し・ブレスト

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小中高生に、エンジニアの魅力を伝えたい「エンジニアの教科書」 2.6.3項。

iPhoneは、機能向上を重ねて シリーズ17。 他にも、
・MicrosoftのOS:現在 Windows 11(11まで継続的に進化)
・トヨタ カローラ: 50年以上続くロングセラー
・ゲーム:KOEI の 三国無双は、8作目。

シリーズの最新作 には、必ず「新しい魅力」が盛り込まれます。

「もうこれ以上、アイデアは出ないのでは?
そう思える状態から、さらに良くする案を、みんなで出し合う。
今回は、そんな話です。



1. アイデア出しとブレインストーミング

人が考えるプロセスには、
発散 → 収束(整理) → まとめ(完成・最善化)
の3段階がある、と言われています。

ある時点で「最善」と思える状態 (図の右端) は、整理され、整った状態です。

このため、完成度の高い製品や商品ほど、
 「さらに良くするアイデア」浮かび 難く なります。

こんな時、「すでに良い状態」から、もう一段、
上を目指すための手法
ブレインストーミング です。

ブレインストーミング (以後、ブレスト )は、1950年頃にアメリカの実業家 オズボーン氏により発案されました。
オズボーン氏はブレスト以外にも様々な発想法を提唱していますので、ブレストに興味が湧いた方は、ぜひ 「オズボーンの法則 / チェックリスト」 等で検索することをお勧めします。

イメージですが。ブレストは、限界突破 の手法です。
「やるべきこと」が はっきりしている段階 (発散・整理の時)では、
わざわざ アイデア出し(ブレスト)を 実施しない感覚です。


2. ブレストの基本

ブレストの基本は、次の4つです。

アイデアを批判しない
 → SNSの「いいね!」を押し合う感覚。
  安心・安全・ポジティブな場づくりが最優先。

自由にアイデアを出す
 → 「くだらない」と思っても、
  「思いついちゃったら、仕方がない」 から表に出す。

質より量を重視する
 → 脳のクセを利用します。いわゆる 「 Yes×3の法則(※) 」。
  ※ Yes×3の法則: 参考資料 欄を参照

アイデアを結合・発展させる
 → 他人の意見に、付け足しOK。混ぜる・つなげる・広げる。


3. さまざまなアイデア出し手法

ブレストの発展形として、
日本では KJ法(川喜田二郎 法) がよく使われています。

また、会議そのものを楽しく、有効にする工夫として、
釘山健一氏の 「楽しい会議 」(会議のテーマ設定を、
よりブレストが進む 設定する) という考え方もあります。

どれも共通しているのは、
 アイデアを出しやすい空気をつくる という点です。


4. ブレストは「楽しい」

ブレストは、本来、とても楽しい場です。もし
 発言しにくい、空気が重い、疲れるだけ、
になっているなら、何かが 間違っています

その場合は、
進め方 場づくり を見直すか、
専門家の意見を聞いて、方向修正 することをおすすめします。


5. やる気Upポイント

アイデアは「対比」から生まれる
多くのイノベーションの専門家が、
 「アイデアは対比から生まれる」 と説明しています。

自分の「経験・感覚・技術」
 × 「周囲の出来事・他人の発言・新しい技術」 

2つ以上の組み合わせが、発想の源です。
対比は、1つでは成立しません。
だからこそ、若い人の経験・感覚・視点が、とても貴重です。

✅ ほめて、歓迎してくれる仲間を周りに集めよう。
「思いついてしまうこと」は、止められません。
 浮かんだ言葉は、どんどん口に出しましょう。

否定を繰り返す人とのブレストは、盛り上がりが不足します。
褒めあえる仲間を、自分の周りに集めましょう。


6. 参考資料 / Webサイト

① 経済産業省:創造性人材の育成支援

オズボーンの法則・オズボーンのチェックリスト で検索して出てきたHPです。経済産業省も、本項の内容の重要性を感じている認識を持ちました。

答えが明確でない問題や変化し続ける状況に対処し、新規事業を創出するために、近年、「創造性」が重要視されています。

経済産業省では、「個と組織の創造性」や「創造的思考と態度」について整理するとともに、「創造性リカレント教育」の支援を行うことを通じて、社会人がビジネスで創造性を発揮するための環境整備を行っています。

https://www.meti.go.jp/policy/economy/jinzai/souzousei_jinzai/souzousei_jinzai.html?utm_source=chatgpt.com
https://www.meti.go.jp/policy/economy/jinzai/souzousei_jinzai/pdf/10_workbook.pdf


② Yesx3の法則 (私の造語)

 NLP(神経言語プログラミング)などでは、
人は 同じ判断思考を続ける と、
次も同じ方向で考えやすくなる 傾向がある、と説明されることがあります。

たとえば、「これはダメだ」「これもダメだ」「やっぱりダメだ」と
否定的な判断 が続くと、次も 自然と「ダメだ」と考えやすくなり、
そこから抜け出しにくくなることがあります。

一方で、「あれでもOK」「これでもOK」「それでもOK」と
肯定的な判断 が続くと、「とりあえず出してみよう」「言ってみよう」
という気持ちになりやすくなります。

その結果、意見の完成度を気にしすぎず、
小さな気づきでも発言しやすくなり、
ブレインストーミングでは「量」が出やすくなります。

この説明は、NLPの考え方を分かりやすく伝えるために整理した、
私の考えた造語です。


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改定日   記号 変更点
2026/01/10 Z  初版

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