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「現預金が減る病院の共通点。」

決算書を見る。

利益は出ている。
経常利益も黒字。
職員数も維持できている。

それなのに、預金残高だけが減っていく。

病院経営では、意外なほどよくある話です。
そして、多くの経営者はこう考えます。

「利益が出ているのに、なぜだ?」答えはシンプルです。

利益と現金は別だから。
しかし、それだけではありません。
実は、現預金が減り続ける病院には、共通する特徴があります。

① 設備投資のタイミングを管理していない
CT更新。MRI更新。電子カルテ更新。空調設備更新。どれも必要です。

しかし、利益が出ているからという理由だけで投資をすると、現金は一気に減ります。
PLにはすぐ出ない。でも、通帳残高は確実に減る。これが設備投資の怖さです。

② 未収金を放置している
請求はしている。
でも、回収が遅れている。
返戻対応が進まない。
施設や保険者からの入金が遅れる。
売上はある。

しかし、現金は入っていない。
結果として、資金繰りが悪化します。
③ 借入返済額を軽視している

借入時は安心します。
現金が増えるからです。
しかし、返済は何年も続きます。
毎月の返済額は、PLでは目立ちません。

でも、現金は確実に減ります。
④ 利益だけを見ている

これが最も多い。

利益が出ている。

安心する。

預金残高を見ない。

気づいた時には遅い。

経営で本当に見るべき数字は、利益だけではありません。
「あと何か月病院を運営できるか」です。
現預金は、病院の酸素です。

利益があっても、酸素がなくなれば生きられません。
だから、強い病院の経営者は、毎月必ず確認します。

現預金残高。
借入返済予定。
大型投資予定。
未収金推移。

利益を見る前に、まず現金を見る。
これが、資金ショートを防ぐ経営です。

POINTS
• 利益が出ていても現金は減る
• 設備投資・未収金・借入返済が資金を圧迫する
• 現預金は病院経営の生命線

PRACTICAL TIP
月次会議で、利益報告の前にこの質問をしてみてください。
「今の現預金で何か月運営できるか?」
この問いが、経営の視点を“利益”から“存続”へ変えてくれます。

次回予告
「病院が本当に見るべきお金の指標」利益でも売上でもない。
経営者が毎月追いかけるべき本当の財務指標について考えます。

現場で使える資金繰り管理表・キャッシュモニタリングシート・病院向け経営ダッシュボードなどは、今後note等でも公開予定です。

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