求人票の「年収500万円〜」を信じるな。転職前に見るべきポイント
「年収500万円〜」
「想定年収600万円〜800万円」
転職サイトを見ていると、こういう求人をよく見かけます。
これを見て、
「今より年収が上がりそう!」
「600万円くらいもらえるなら応募してみよう!」
と思ったことはありませんか?
僕も転職活動を始めた頃は、求人票に書いてある年収をかなり気にしていました。
でも、実際に複数の求人を見て、選考を受け、内定条件まで比較してみて感じたことがあります。
それは、
「求人票の年収だけを見ていると、転職後に『思っていたのと違う』となる可能性がある」
ということ。
同じ「年収600万円」でも、
基本給が高い会社
賞与が高い会社
残業代込みの会社
交替勤務や深夜手当込みの会社
など、中身は全然違います。
今回は
僕自身の転職活動で実際に感じたことをもとに、
「求人票を見るとき、最低限ここは確認してほしい」
というポイントをまとめます。
1.「年収○万円〜」だけで判断しない
まず一番伝えたいのがこれ。
例えば求人票に、
「想定年収500万円〜700万円」
と書いてあったとします。
これを見て、
「自分なら600万円くらいかな」
と考えるのは少し危険です。
なぜなら、
年収はさまざまな要素で構成されているから。
例えば、
基本給+賞与+残業代+各種手当+深夜勤務手当
など。
特に製造業の場合は、
「交替勤務・残業・深夜勤務」
によって年収が大きく変わるケースがあります。
つまり、
「年収600万円」と書いてあるから、
普通に働けば600万円もらえる
とは限りません。
2.まず確認したいのは「基本給・月給」
僕が求人を見るときに特に重要だと思うのが、
「基本給・月給」
です。
例えば、
A社:月給30万円
B社:月給25万円
だったとします。
一見するとA社の方が条件が良さそうですよね。
でも、
A社:賞与2ヶ月
B社:賞与5ヶ月
だったら、年間の給与はかなり変わります。
更に、基本給によって賞与の額が左右されます。
だから、
月給だけでも、賞与だけでも判断しない。
基本給と月給+賞与をセットで見ることが大切です。
また、求人票の「月給」には、
基本給
固定手当
役職手当
その他手当
などが含まれている場合があります。
そのため、
「月給○万円」と書いてあったら、基本給はいくらなのか?
まで確認できると安心です。
僕は転職活動を通じて
「基本給=安定性」
だと実感しました。
3.「賞与○ヶ月」にも注意
「賞与5ヶ月!」
と聞くと、かなり魅力的に感じます。
でも、ここでも注意。
賞与○ヶ月というのは、一般的には基本給を基準に計算されることが多いです。
例えば、
「基本給25万円」「賞与5ヶ月」
なら
「25万円 × 5ヶ月 = 125万円」
が賞与の目安になります。
一方、
「基本給32万円」「賞与4ヶ月」
なら、
「32万円 × 4ヶ月 = 128万円。」
「5ヶ月だから絶対に高い」
とは限りません。
さらに、
業績によって変動するのか
前年度実績なのか
入社初年度も同じなのか
なども確認しておくと安心です。
4.残業代込みの年収なのか?
ここはかなり重要。
求人票に「想定年収600万円」
と書いてあっても、
「残業代を含んだ金額なのか?」
を確認しましょう。
例えば、
想定年収600万円
※月20時間程度の残業を含む
という条件なら、
「残業ゼロでも600万円」
ではありません。
残業をして初めて、
その想定年収に近づく可能性があります。
だから、
「その年収は何時間働いた場合の金額なのか?」
を確認する。
これは転職後のギャップを減らすためにも、
かなり重要だと思います。
5.製造業なら「交替勤務・深夜手当」は特にチェック
製造業の求人を見る人には、
ここもかなり重要です。
同じ基本給でも、
「日勤のみ」と「2交替・3交替」
では、年収が変わることがあります。
例えば、
深夜勤務手当
交替勤務手当
夜勤手当
などが付く場合があります。
そのため、
「年収が高いから応募しよう」
と思った求人が、
実は、
「交替勤務+残業+深夜手当込みでその年収」
だったというケースもあります。
もちろん交替勤務そのものが悪いわけではありません。
大切なのは、
「その年収を得るために、どんな働き方が必要なのか?」
を理解することです。
6.僕が求人を見るときに確認する3つ
ここまでいろいろ書きましたが、最初から全部チェックするのは大変。
なので、まずはこの3つだけでも確認してみてください。
月給はいくら?基本給はいくら?
賞与は何ヶ月?どんな手当がある?
残業・深夜勤務・交替勤務はどれくらい?
この3つを見るだけでも、
「年収○万円」
という数字の見え方がかなり変わってきます。
7.「年収が高い会社=良い会社」ではない
ここも転職活動では重要です。
例えば、
A社:年収630万円・交替勤務
B社:年収570万円・日勤
だったとします。
年収だけならA社の方が魅力的です。
でも、
「交替勤務は絶対に避けたい」
という人なら、B社の方が合っているかもしれません。
逆に、
「多少勤務が大変でも、とにかく年収を上げたい」
という人ならA社が合っているかもしれません。
つまり、
「どちらが良い会社か」ではなく、「自分にとってどちらが良いか」
で考える必要があります。
8.「年収だけでは決められない」と実感した
僕自身、転職活動では複数の企業から条件を提示してもらい、比較する機会がありました。
その中で感じたのが、
「年収の数字だけでは比較できない」
ということ。
例えば、
基本給はいくらか
賞与はいくらか
残業はどれくらいか
交替勤務はあるのか
深夜手当はどれくらいか
年間休日は何日か
将来的にどんなキャリアがあるのか
などを見ていくと、
「年収が高いからこっち!」
という単純な話ではなくなります。
だから、内定をもらったときほど、
「年収○万円」という数字ではなく、
その中身を見ることをおすすめします。
9.内定が出たら「条件通知書」をしっかり確認
求人票はあくまで「募集時の情報」。
実際に入社する条件は、
内定通知書や労働条件通知書など
で確認することが大切です。
特に、
基本給
手当
賞与
勤務時間
休日
残業
勤務形態
など、自分が気になっている条件はしっかり確認しましょう。
もし求人票と面接時の説明、内定時の条件で違いがあれば、
「どちらが正しいのか?」
を企業に確認する。
曖昧なまま入社を決めないことが大切です。
10.求人を見るときの「簡単チェックリスト」
最後に、求人を見つけたときに使えるチェックリストを置いておきます。
スクショして使ってもらってOKです。
💰 給料
□ 基本給はいくら?
□ 月給はいくら?
□ 賞与は何ヶ月?
□ 賞与は固定?業績連動?
⏰ 働き方
□ 残業は月何時間?
□ 残業代は別途支給?
□ 日勤?交替勤務?
□ 深夜勤務はどれくらい?
🏖 休日
□ 年間休日は何日?
□ 土日休み?
□ 長期休暇はある?
📈 キャリア
□ 昇給制度はある?
□ 昇進の可能性は?
□ 将来的にどんな仕事ができる?
まとめ
求人票を見るとき、
「年収○万円」だけを見るのはもったいない。
大切なのは、
「その年収は、どういう条件で作られているのか?」
を見ることです。
特に最初は、
① 基本給・月給
② 賞与・手当
③ 勤務条件
この3つを確認してみてください。
そして、最終的に転職先を選ぶときは
「一番年収が高い会社」ではなく、
「自分が納得して働ける会社」
を選ぶ。
これが、転職後の「思っていたのと違った」を減らすために大切なことだと思います。
次回は「面接」について
次は、
「転職の面接で、実際に何を聞かれる?どう答える?」
についてまとめる予定です。
特に、
転職理由
志望動機
自己PR
退職理由
希望年収
など、
転職活動で悩みやすいポイントを、実際の経験をもとにまとめます。
転職を考えている方は、ぜひ次の記事も読んでみてください。
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