ないないづくしを嘆かず一点突破!売り切れやバズをつくる一気通貫戦略

ないないづくしを嘆かず一点突破!
売り切れやバズをつくる一気通貫戦略
こんにちは、ぜっとです。
中小店舗の現場にいると、ときどき本当に「ないないづくし」だなと思うことがあります。
お金がない。
人がいない。
優秀な人材を簡単には採用できない。
広告へ投入できる資金も限られている。
店舗も、売場も、それほど広くない。
大企業のように、商品開発だけを担当する部署があるわけでもありません。
SNS専任担当者がいるわけでもない。
マーケティング部門もない。
デザイナーもいない。
動画制作チームもいない。
では、暇なのかと言えば、まったく逆です。
毎日の営業があります。
発注する。
商品を出す。
売場を直す。
接客する。
スタッフの勤務を調整する。
売上を見る。
在庫を見る。
問題が起きれば対応する。
欠員が出れば、その穴にも入る。
私自身、流通小売業の現場にいるので、この感覚はかなり身近です。
「もっと新しい商品を開発した方がいい」
「SNSをもっと更新した方がいい」
「動画もやった方がいい」
「LINEも活用した方がいい」
「Googleマップも整えた方がいい」
言われていることは分かります。
でも、現場にいると、
「それを誰が、いつやるんだ!」
という話になります。
努力が足りないわけではありません。
むしろ、毎日の仕事を回すだけで、すでにかなり努力している。
だから、新商品をじっくり開発する時間もなかなか取れない。
新しい販促を一から考える余白もない。
全部を完璧にするだけの資金も、人員もない。
ここが、中小店舗の経営の難しいところだと思っています。
ないものを増やす前に、今あるものを一点へ集める

では、どうするのか。
私はこれまで仕事や経営について学んでいく中で、
「全部で勝とうとしなくてもいい」
という考え方に何度も出会ってきました。
資金でも負ける。
人員でも負ける。
売場面積でも負ける。
広告量でも負ける。
品揃えの数でも、大手にはかなわない・・・・。
だったら、すべての分野で真正面から勝負する必要はありません。
全部を薄く広げるのではなく、
「ここだけは負けない!」
という一点を作る。
私は、この考え方を現場では「一点突破」と捉えています。
例えば、
この店に来たら、これだけは絶対に見てほしい。
これだけは食べてほしい。
これだけは一度使ってほしい。
これを買うためだけでも、わざわざ店まで来てもらいたい。
そんな商品を一つ作る。
100種類の商品を少しずつ目立たせる前に、
まず一商品、
「あの店といえば、あれだよね」
と言われるところまで育ててみる。
そこから店そのものの認知を広げていく。
人もお金も時間も限られている小さな店舗だからこそ、この考え方はかなり重要なのではないかと思っています。
「あの商品を買いに行く」が、店を知ってもらう入口になる

考えてみると、お客様は最初から店全体を好きになって来店するとは限りません。
「あの商品がおいしいらしい」
「あそこの○○が面白いらしい」
「あの商品を一度食べてみたい」
「あのお店の○○がSNSで話題になっていた」
最初の理由は、一商品かもしれません。
でも、その一商品を目的に店へ来てもらえば、
店を知ってもらう入口
ができます。
店へ入る。
売場を見る。
ほかの商品を見る。
スタッフと話す。
店の雰囲気を知る。
そして、
「こんな商品もあるんだ」
「この店、意外と面白いな」
「また来てみようかな」
へつながっていく。
つまり、一点突破の商品は、
その商品の売上を作るためだけのものではありません。
店そのものを知ってもらうための入口にもなります。
私はここが非常に重要だと思っています。
弱い側は「広さ」ではなく「濃さ」で戦う

この一点突破の考え方は、
私が学んで来た中では、ランチェスター戦略の発想ともつながっています。
人員も資金も規模も大きい相手と、弱い側が真正面から同じ戦い方をしても、消耗してしまいます。
だから戦う範囲を絞る。
商品を絞る。
顧客を絞る。
地域を絞る。
そして、
限られた力を一点へ集中する。
広さでは勝てない。
ならば、
濃さで勝つ。
これを中小店舗の販促へ置き換えて考えると、とても分かりやすいと思っています。
大手が100の商品へ力を分散しているなら、
こちらは一つの商品へ、
売場。
POP。
Instagram。
LINE。
Googleマップ。
スタッフの一言。
店頭チラシ。
まで集中させる。
同じ一商品を、いくつもの接点からお客様へ届ける。
一つひとつの発信量では大手にかなわなくても、
その一点だけなら、
「最近、この商品をよく見るな」
「あの店といえば、この商品だな」
という存在感を作れる可能性があります。
ただし「一点突破=安売り」ではありません

ここは、かなり重要です。
一点突破というと、
「ものすごく安い目玉商品を一つ作ればいい」
と考えたくなります。
私は、そうではないと思っています。
もちろん、価格も強力な武器の一つです。
でも、安さだけで人を集めると、
その商品だけを買って帰る。
もっと安い店があれば、そちらへ移る。
という状態にもなりかねません。
一点突破で作りたいのは、
単なる安売りではなく、
「あの店なら、あの商品」
という認知です。
味でもいい。
品質でもいい。
珍しさでもいい。
価格でもいい。
使いやすさでもいい。
スタッフの専門知識でもいい。
その店でしか味わえない体験でもいい。
重要なのは、
なぜその商品を、この店で買うのか
という理由を強くすることです。
ヒット商品は「商品だけ」で作るものでもない

そして、ここからが今回考えてみたいところです。
良い商品を一つ置いただけで、自然にヒットするとは限りません。
商品を選ぶ。
誰に届けるか考える。
何として覚えてもらうか決める。
POPで伝える。
Instagramで見てもらう。
LINEで思い出してもらう。
売場で見つけてもらう。
スタッフから一言添える。
買ったあとに満足してもらう。
そして、その反応を次の販促へ戻す。
つまり、
一点突破の商品を決めること
と、
その一点へ店の販促力を集中させること
はセットです。
私は、この状態を
「一点突破 × 一気通貫」
として考えています。
お金がない。
人がいない。
時間もない。
店舗も大きくない。
だから何もできない、ではない。
だからこそ、
何に力を集めるのかを決める。
そして、小さな一点からヒットを作る。
そこでお客様に認知してもらう。
その認知を、少しずつ関連商品や店全体へ広げていく。
今日は、
「ないないづくし」の中で戦っている中小店舗が、限られた力をどう一点へ集中させるのか。
そして、その一点をAIやSNS、POP、LINE、売場までどう一気通貫でつなげていくのか。
私自身が現場で感じてきたことも交えながら、
中小店舗の「一点突破戦略」
について考察してみたいと思います。
全部を少しずつやると、全部が薄くなる

例えば、
Instagramも更新する。
LINEも配信する。
Googleマップも投稿する。
POPも作る。
ホームページも直す。
チラシも作る。
一見、とても頑張っています。
でも、それぞれ別の商品を紹介していたらどうでしょう。
Instagramでは商品A。
LINEでは商品B。
POPでは商品C。
Googleマップでは商品D。
スタッフは商品Eをすすめている。
全部正しい。
全部頑張っている。
でも、お客様の頭には何も残らない。
発信量は増えているのに、
「この店といえば、これ」
が生まれないのです。
人も時間も十分にある会社なら、それでも回せるかもしれません。
でも中小店舗が同じことをすると、限られた力が分散します。
だから、
10商品を10%ずつ押すより、
まず1商品を100%に近い濃さで押してみる。
そんな考え方も必要だと思っています。
一点突破とは「一商品だけ売る」という意味ではない

ここは大事です。
一点突破というと、
「特売商品を一つ決めればいいのか」
と思うかもしれません。
少し違います。
私が考えている一点突破は、
一つの商品について、伝える意味をそろえること
です。
なぜ、この商品なのか。
誰に届けたいのか。
どんな場面で使ってほしいのか。
お客様に何として覚えてもらいたいのか。
そこを一度決める。
そのうえで、
Instagram。
LINE。
POP。
Googleマップ。
店頭。
スタッフの一言。
それぞれへ展開していく。
媒体は違っても、
伝えている意味の核は同じ
という状態をつくります。
すると、一回の発信が単発で終わらなくなります。
Instagramで見た。
数日後、LINEでも見た。
店へ行ったらPOPにも同じ商品がある。
スタッフからもすすめられた。
ここまで重なると、お客様の記憶の中で商品が少しずつ大きくなります。
「一回見た商品」から「最近よく見る商品」へ

人は、一度見ただけでは意外と覚えていません。
SNSで投稿を見ても、
その瞬間は、
「おいしそう」
「ちょっと気になる」
と思う。
でも数分後には、別の情報へ流れていきます。
だから必要なのは、
一回の投稿を完璧にすること
だけではありません。
同じ意味を、違う接点で何度か思い出してもらうことです。
Instagram。
LINE。
POP。
売場。
スタッフ。
こうした場所で同じ商品の意味が重なってくると、
ただの一商品から、
「最近よく見る商品」
へ変わっていきます。
さらに、
「この時期なら、あの商品」
「こういう時なら、あの店の商品」
という第一想起につながっていく可能性があります。
ここまで来ると、販促は単なる広告ではなくなります。
売り切れは、偶然ではなく「集中」で起きることがある

もちろん、
この方法を使えば必ず売り切れる
とは言えません。
商品力。
価格。
タイミング。
在庫。
天候。
競合。
いろいろな条件があります。
ただ、一つ言えるのは、
店側が伝える力を分散している状態より、一商品へ集中した方が、お客様にも意味が届きやすい
ということです。
例えば100人のお客様に、
10種類の商品を10人ずつに伝える。
それよりも、
100人に一つの商品を何度も思い出してもらう。
後者の方が、その商品については強い波ができる可能性があります。
その波が、
売場。
SNS。
口コミ。
スタッフ。
の間で重なってくる。
そこから売り切れや、場合によっては想定以上の反応が生まれることがあります。
私は「バズ」を目的にしすぎる必要はないと思っています。
でも、
一つの商品に意味と発信を集中させた結果として、思った以上に反応が広がる
ということは十分あり得ます。
AIは、この一点突破と相性がいい

ここで生成AIが役に立ちます。
一商品について情報を整理する。
お客様が迷いそうなことを考える。
POPの切り口を考える。
Instagramへ変換する。
LINEへ変換する。
Googleマップへ変換する。
スタッフ向けの説明へ変換する。
以前なら、それぞれ別々に考えていました。
AIを使うと、一つの情報源から複数媒体へ展開しやすくなります。
だから、
人がいない。
時間がない。
文章が苦手。
という中小店舗でも、一点突破型の販促を以前より実行しやすくなりました。
ただし、
AIへ全部任せればいい
という話ではありません。
AIは、その店の売場を歩いていません。
お客様が何に迷っているかも知りません。
スタッフがどんな言葉ですすめているかも知りません。
だから最初の材料は、人間が集める必要があります。
現場を見る。
商品を見る。
お客様を見る。
そこからAIを使う。
この順番です。
本当に難しいのは「一商品を決めた後」

ここまで読むと、
「じゃあ、売りたい商品を一つ決めればいいのか」
と思うかもしれません。
でも、実際にはここからが難しい。
どの商品を一点突破商品にするのか。
売れ残っている商品を選ぶのか。
利益率が高い商品を選ぶのか。
看板商品を選ぶのか。
季節商品を選ぶのか。
何として覚えてもらうのか。
POPとSNSで、どこまで同じ言葉を使うのか。
LINEでは何を変えるのか。
スタッフには何を共有するのか。
売れ始めたら、在庫はどうするのか。
本当に売り切れたら、それは成功なのか。
ここまで考えると、
「一商品に集中しましょう」
という言葉だけでは足りません。
一点突破にも設計が必要です。
バズったのに利益が残らない、では意味がない

もう一つ重要なことがあります。
仮にSNSで話題になった。
お客様がたくさん来た。
商品も売り切れた。
これはうれしい。
でも、
大幅値引きで粗利がほとんど残っていない。
売り切れるのが早すぎて、お客様を断った。
スタッフが疲弊した。
レジが大混雑した。
通常のお客様が買い物しづらくなった。
翌日の在庫がなくなった。
これでは、手放しで成功とは言えません。
だから、
売り切れをつくること
と、
繁盛する店をつくること
も少し違います。
一点突破で波をつくる。
その波を、次の来店。
関連購買。
利益。
ファン。
へつなげる。
そこまで考えて、一気通貫です。
小さなお店だから、一点突破できる

大企業には大企業の強さがあります。
広告予算。
人員。
システム。
ブランド。
中小店舗が同じ土俵で戦う必要はありません。
小さな店には、
動きが速い。
売場をすぐ変えられる。
スタッフの声をすぐ拾える。
お客様の反応を直接見られる。
今日試して、明日直せる。
という強みがあります。
だから、
一商品を決める。
今日POPを変える。
Instagramへ出す。
LINEへつなぐ。
スタッフへ共有する。
反応を見る。
翌日修正する。
この速さは、大きな組織には真似しにくい部分です。
「ないもの」を数えるより、
小さいからこそ使える強み
を集中させる。
私は、それが中小店舗の一点突破戦略だと思っています。
『AI時代の中小店舗販促大全』では、この一点を「一周」させます

『AI時代の中小店舗販促大全』では、
ただSNS投稿を作る方法だけではなく、
どの商品を選ぶのか。
商品をどう観るのか。
お客様は何に迷っているのか。
何として覚えてもらうのか。
そこから、
Googleマップ。
Instagram。
LINE。
POP。
note。
ホームページ。
店頭チラシ。
売場。
スタッフ。
へどう展開するのか。
そして、
売れた後の数字や現場までどう見るのか。
そこまでを一つの流れとして考えています。
具体的な商品選定方法。
プロンプト。
各種シート。
媒体ごとの役割。
第一想起キーワードの設計。
一商品から複数媒体へ展開する手順。
こうした実践部分については、この記事ではあえて詳しく書いていません。
ここから先は、実際に自分の店の商品を使って動かしてみる部分だからです。
まず一つだけ選ぶなら、何を売りますか?

人がいない。
時間がない。
お金がない。
知識がない。
フォロワーが少ない。
そう嘆きたくなる日もあります。
でも、
全部そろう日を待っていたら、いつまでたっても始まりません。
だから、
まず一商品。
まず一つの意味。
まず一つの売場。
そこから始める。
小さな一点に力を集める。
そしてAIを使いながら、
POPへ。
SNSへ。
LINEへ。
店頭へ。
つなげていく。
小さな一点が、やがて一本の線になります。
その線が店全体へ広がっていけば、
「ないないづくし」の店でも、十分に戦える可能性があります。
あなたの店で、
今、一点突破するとしたら。
何の商品を選びますか。
そこから販促は始まります。
『AI時代の中小店舗販促大全』はこちら
ChatGPTを仕事で何に使える?
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