東京・三峯神社・高尾山を巡る旅【2024-3】❹:高尾山で仙人のような老人に出会った話し
お大師様の御縁日に高尾山を登る
さて日付は変わり3月21日。
お大師様の御縁日(空海の命日が21日)に、八王子市の高尾山に登りました。
高尾山登山は人生3度目です。


たくさんあることでも有名
実はこの日、登山している途中で大きめの地震があったらしいのですが、全く気づかず登っていました。
毎回高尾山に登る度に何かしらミラクルな出来事が起きるのですが。
今回は「あなたは高尾山の仙人ですか?」と思えるご老人に出会い、道案内をしていただいただけではなくレアで貴重な情報をたくさんいただきました。
これだけの情報量があれば、私でも春の高尾山をガイドできるかも?レベルで習いました(笑)
今回登山に選んだのは6号路(琵琶滝コース)です。
1回目、2回目ともに登山口からロープウェイで高尾山駅まで登り、そこから一号路の残りを山頂まで歩き、帰りは5号路から高尾山駅までのコース。
今回は今までと違うルートを歩きたくなりました。
6号路を選んだ理由は修験者さんたちが滝修行する場が見られるから。とはいえ、三密の門や仏舎利などがある1号路も見たいのです。

それで色々検索して、6号路から1号路の霞台に抜けるコースを歩くことにしました。
それがどんな場所なのか、実際のところよく知りもしないで(;^_^A)
一緒に歩くことになる昨日の講座で受講して下さったAさんもこの道は歩いたことがないので楽しみ、とのこと(なんかすみません)
6号路から1号路に抜ける道があるらしい
後に知る(仙人に教わった)のですが、6号路自体は高尾山登山コースの中で最もなだらかで人気があるそうでして。土日に混む時などは、片側通行になることもあるとか(のちに出会う仙人のお弟子さんに聞いた)
朝早くに出発したのでそこまでは混んでおらず、サクサク進んでいくと、いかにも修行していそうな洞窟がありました。



修行の場かと思って帰ってから調べまたら、
清滝川に沿ってさらに進むと、山の斜面に岩屋大師と呼ばれる2つの洞窟が現れます。弘法大師が高尾山を登拝した際に、嵐の中を歩く病の母親と娘の親子に出会いました。そこでお祈りを捧げたところ現れたのがこの洞窟、親子はここで嵐をやり過ごすことができたという伝説が残っています。
洞窟にお参りしたのち、この橋の下に降りてみました。
川のほとりにこんな可憐な花を発見。
(頂上で買った高尾山の花のガイドブックによると、ハナネコノメというらしい)

猫の目!

そこからさらに進むと、いよいよお待ちかねの滝行の場所に到着。


奥に滝があるのが見えますか?
調べたら18000円で一般の人も滝行ができるようです。
夏ならやってみたいかな。
さてさて本番はここからです。
本来なら6号路に戻り頂上へ向かう緩やかな道を進むところですが、私は1号路にある薬王院や仏舎利が見たい。
よって、高尾山公認の登山道でははく、江戸時代など昔の人たちが登っていて残っている古道を通ります。
わざわざ登山コースを番号を入れて作る理由がわかった
後から知るのですが(仙人に聞いた)
この古道は、かつて修験者さんたちが修行するために急いで登り降りする道であり。
要するに、かなり「傾斜がきつい!」
そのことは後に出会う仙人に聞くまで知らないわけですから。
6号路で頂上まで行くと見ることができない1号路の見どころを、ここから抜けて行けば見ることができるの、うふふ~と、気軽に登りはじめました。
しかし、実際にかなり傾斜がきつくて、途中でばてて、山道の階段に座り込んでいました。
ついでにスマホを開くと、やたらにLINEメッセージがあるのでメッセージを見たら、
「地震!!」
「大丈夫でした??」
などとたくさんの方から心配のメッセージがありまして。
いつ起きたん??となりました(苦笑)
そしてここで運命の出会いをします。
あまりに傾斜が辛くて途中で休むために山道の階段に座り込んでいると、高尾山の仙人(?)のようなご老人がさっそうと登場し、
「素人がこんな道上がってくるから」
と突然話しかけられまして。
はぁ(面目ないっす、のはあ)
(とても初対面と思えない会話笑)
「違うんです、ばてているじゃなくて、ここに咲いているスミレが綺麗なんで座ってじっくり見ていたんです(それは本当)」
と指差すと、
「今年は雨が降らないから、スミレも全然育っとらん」と。
「え?そうなんですか?(この時期に登ったのははじめてなんで)」
それをきっかけに、この植物博士ですか?と思しき謎の老人と登山をご一緒することに。
ちなみに都内で最も事故の多い山が高尾山で,それは番号のついてない登山道で起きているらしい(ばい仙人)
「道の脇のロープあるだろう。
で見てみい。その下,すごい崖だろう。
人が落ちた事故があった場所にロープつけとるんだ」
と言われて崖下を見てゾッとする。
次からは番号のついた登山道で登るっすう。

仙人がすごい勢いで解説し倒していく
仙人に同行していたのはお弟子さんのような女性で、その方の話ぶりから、どうやら先生(大学の教授とか?)だと推測。
仙人は次々にその辺の植物をさし、
「これは高尾山にしか咲かない花。特殊な花で、この花を求めてアサギマダラという東南アジアの蝶が大群で海を渡り、わざわざここにくる」
などとどんどん一方的に説明していきます。
はい?
突然の山盛りの情報量で、
「えっと、アサギ…何すか?」となる。
お弟子さん的女性が「アサギ、マダラ」とゆっくり言い直して下さり。その後、彼女からちまちま解説をもらいながらどんどんメモる。
高尾山の特殊な植物があるのを見つけては次々指して、解説しながら登っていく。
私がパワスポツアーでしようとしていたことを、師匠(仙人)が登場して、あっという間に上書きしていく。

ここにしか咲かず、海外からも学者がわざわざみにくるという。
まじかーーーー!!!
知らなかったーー!の繰り返し。
解説しながらノンストップで、「高尾山一きつい山道」を登る仙人。
残りの二人は無言(後に声を出す気力もなかったと知る)
私はなんとかくいついて、これはなんすか!師匠!と質問攻め。
やっと1号路に辿り着いたときは、さすがにへとへとで。
師匠、名残惜しいのですが、ここでお別れいたします!
(私たちを休ませて!)
とご挨拶。
またいつか会える日までとお別れし、天狗焼きを食べて再び歩き出す。

これを食べるために高尾山に登っていると言っても過言ではない(ガチ)
その後も色々ありましたが割愛。
その後、再び休憩タイムで、ベンチに座って金団子を食べていると、目の前をさっき頂上に向かったはずの仙人が通っていくではないですか!

まんまと仙人に見つかり、「まだこんなところに居たんか!」と驚かれ。
その時山を降りようとしていたのに、
「頂上までいく近道を教えちゃる」と先導していただくことに。
し、師匠、我々は体力のライフがもう残りわずかでやんす。
ゆ、ゆっくり歩いて欲しいでやんす。
と思いつつ食いついていく。
そこからも怒涛の高尾山特別講座を受ける私たち。
(いつか本にでもしたいレベル)
その後、なぜか仙人とは一緒にいなかったお弟子さんと偶然再会し、頂上手前で仙人と別れる。
師匠ありがとうございます😊
多分また高尾山で会います。
そして、別れた直後の出来事だった。
仙人と別れた直後に女神が降臨す
お花の先生をしているのかしら?と思うような、めっちゃ素敵なおしゃれな70代くらいのマダムが、
「これがジユウニヒトエ。ここにいつも咲いているのよ、覚えておいて」
と指を刺す先に見たことのない植物が。

段々に織り重なって咲く様が、
十二単のようだからとのこと。
突然女神降臨ですか?
「じゅ、ジユウニヒトエって、平安時代の着物のあの?」
「そう、形が十二単みたいだから」
高尾山って、こんな風に師匠レベルの方々が、よってたかってなんでも教えてくれるところなんすか?
女神に
「シュンランは見た?」
と言われて、
あ!
それ、仙人が何度も植物を触ってチェックして、咲いてねーなーと言っていたやつだ!
となり、見ていません!と答えると、
「ここに咲いているわよ」指差した場所に、シュンランが!

仙人が探して見つけた時は草だけで蕾すらなかったのに。
頂上の方が日当たりが良かったのかな?
「じゃあね、楽しんでねー」と女神はにこやかに降りていく。
すると女神と私たちのやり取りを見ていたらしい、S字になっている坂のため、ちょうど我々の真上に立っていた柵の向こうにいたお姉様たちが、
「それがジユウニヒトエなんですかー?」
と声をかけてきまして。
「まだ咲いていないけど、いつもここに咲くんだそうですよー」
と、たった今女神に習ったことをそのまま伝える。
「そうなんですねー」と何やらパンフレットを見ながら話しているお姉さんに、
「それ(花のパンフレット)、どこで手に入れたんですか?」
と聞くと、入手方法を教えてくれて。
しかも、そのうちの一人が坂を駆け下り私たちのところまで来て、
「私たち四人できて全員もらったので一枚あげます」
と渡してくれました。
て、天使ですか?
四人と名乗ったのは、地上に降りた四大天使だからでしょう(そんなわけ!)
せっかくパンフレットをもらったのに、結局頂上にあった高尾山センターで、高尾山の花の図鑑買ってしまいました(笑)
つづき
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