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2年間の休職を経て"フリーランス"へ転身を決めた話|はじめてのnote




「もう、限界だ。」





いま、燃え尽きそうな人間がひとり、自室のベッドへと倒れ込んだ。

これがわたしの"休職"のはじまりだった——。


◇ 限界会社員の日常

かつてのわたしは、大手のIT企業に勤めていた。

傍から見れば、安定性のある会社。

恵まれた環境で働けるバリキャリ街道まっしぐら。

そんな印象だったと思う。


だが、入社して間もない頃から、ずっと、悩んでいたことがあった。

——人間関係だ。

わたしが座ったままの椅子を蹴り怒鳴る先輩、会議中全員の前で嫌みや悪口を言う上司、何かと身体に触れてくる同僚、、、挙げだしたらキリがない。

だが、そういう人たちと過ごす日常が、無意識のうちに少しずつ、わたしの心をすり減らしていった。


言語化ができない"もやもや"とした気持ちが晴れないまま、何年か経過したある日、

「もう、限界だ。」

誰もいない部屋で呟き、ベッドから起き上がれなくなった。

こうしてぱったり、わたしは会社に行くことができなくなった。


◇ 苦しい休職時代


「適応障害」。


——そう診断され、休職開始。

休み始めてから数か月は、ほとんどベッドから離れられない日々を送った。


何をする気も起きない、外に出るどころか起き上がることすら億劫。

お風呂も入れない、歯磨きもできない、食事が喉元を通らない。


甘えているだけなんじゃないかと自分を責め、働けない自分が情けなかった。

苦しい、

重い、

眠れない。

沈殿した、からっぽのこころ。

心療内科から処方された薬を飲み、無理やり入眠する毎日だった。


——"健康な生活"を忘れてから、1年が経過した。

ちょっとずつこれからのことを考えられるようになった頃、岐路に立たされた。


会社に復帰するか、転職か。


「転職した先でまた同じようなことが起きたらどうしよう」

「でも復職しても人間関係がうまくいく保証なんてどこにもない」

「また働けなくなったら今度こそ社会復帰できなくなるかもしれない」


同じく休職した人の体験談をネットで検索しながら、いまの自分とこれからの自分にとって、最善な方法がないか模索した。


「人間関係の煩わしさを排除したい」

「自分のペースで働ける仕事はないだろうか」


そして、辿り着いたのが"フリーランス"という働き方だった。


◇ フリーランスへの転身

会社員に戻り腐るよりも、すべて一度リセットしたい。

会社員では見つけられなかった、やりたいことを見つけたい。

そう思い、フリーランスへの転身を決断。


心配なのは2年間のブランクだ。

ちゃんと社会に復帰できるだろうか。

不安だった。

実際、案件紹介のエージェントに探して頂いたもののブランクがあるためなかなか見つからなかった。


1か月が経ち、

2か月が経ち——。

ようやく希望の仕事に辿り着いたときには、探し始めてから数か月が経過していたのだった。


ここまでのブランクがありながら無事契約まで辿り着けたのは、運が良かった

この一言に尽きる。


◇ フリーランス転身後の"いま"

フリーランスに転身して、数年が経過した。

いまのところ大満足だ。

会社を辞めたことにまったく後悔はない。


時間と心に余裕ができ、昔からやりたかったブログを立ち上げて毎日が充実している。


正直言うと"休職"からいきなりフリーランスへの転身を決断したとき、自暴自棄になっていた。

——命を投げ出す覚悟までしていたからだ。


いま思えばこれは危険な行為だ。

結果的にうまくいったが、段階を踏むべきだったかもしれないと猛省している。


同じ道を辿ることは、正直おすすめできない。

だが、会社で働くことができる人もいる一方、わたしと同様に会社員という働き方が肌に合わない人もいる。


休養期間を充分に確保して完全回復して働ける状態であること、

そして、"やりたいこと"のビジョンが具体的に決まっていること、

やり抜く覚悟と勇気があること——。


これらが揃っているのなら、選択肢のひとつとして考えてみるのも良いかもしれない。