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#569 大企業の「探究的」活かし方

昨日、2ヶ月の育児休暇を終えて、久しぶりに職場に行きました。私が不在の2ヶ月の間も、お客さんや協力会社さんを含めた皆さんがプロジェクトを前に進めてくれていて、本当に感謝しかありませんでした。

たった2ヶ月でも、プロジェクトの状況や体制が変わっており、私の業務内容も一度リセットされて、仕事の優先順位を決め直すことが必要でした。
それで昨日は、自分の上司や自チームのメンバー、協力会社さんと早速30分ずつ個別に話をさせてもらう時間を作り、ほとんど誰かと話していて終わった1日でした。そんな中で改めて感じたのは、大企業組織の活かし方です。

「大企業病」などに代表されるネガティブな言葉や、昨今の風潮により、何かといいイメージを持たれにくくなった「大企業」です。しかし、自分個人の視点で「大企業」という「箱」をどのように活かすか?という視点に立つことで、色々と面白いことが出来そうだなぁと。

先日、人生の多くの時間を費やしている「会社時間」が奪っている機会費用についてお話しましたが、「会社時間」の内側の時間を有効に使えば、会社に所属しているからこそアクセスできる情報やリソースを使って、探究的に学んでいくことが出来ます。

「私への最大の期待事項は何ですか?」と上司に問うたところ、「林さんには、とにかく新しいことをしてほしい」とのこと。さすがルーティン仕事が大の苦手な私の特性を上手く見抜いていると言いますか笑、私としては割と好奇心を持って取り組めそうな仕事だと思い、色々とやりたいことが浮かんできました。

2ヶ月職場から完全に離れていたからこそ、様々な雑念を一度リセットして物事を考えることができる。これも「積極的に止まる価値」の一つです。

やりたいことは色々と浮かんできたのですが、今日はそのうちの一つとして、「自組織のエンゲージメント向上」を目的とした取り組みについて、ご紹介します。

事業部エンゲージメント向上のミッション

現在進めているシステム開発のプロジェクトとは別に、会社から「組織全体のエンゲージメント向上を推進する役割を担ってくれないか?」という話を先日いただきました。

これまでは、自分が担当する開発プロジェクトの中で勝手に自身のことを「エンゲージメント推進室長」と名乗り、とにかくプロジェクトメンバーに様々な現地に行ってもらったり、生成AIに関する企業向けのワークショップを他社とともに企画してお客さん向けに実行したり、ということをやってきました。そして昨日育休から復帰すると、私が携わるプロジェクトだけではなく、事業部全体に対する取り組みのメンバーとして参画してくれないか?という話があったのです。

私が所属する事業部は、300名以上の社員がいます。
この組織全体のエンゲージメントを向上するための役割として、今年1年間一定の予算と裁量を委ねるので、私個人の業務目標として、単なる社内ボランティアではなく、業務の一環として取り組んでもらえないか?という話でした。

私はこの話を聞いて、これも私に期待されている「新しいこと」の一つとして、上手く私個人としての探究活動と関連付けた取り組みが出来そうだと感じました。
私が育児休暇の間に、組織長をヘッドとするその他メンバー3名で色々と取り組みについて先に考えてくれていたようで、現在の検討状況について話を聞かせてくれました。

話を聞きながら、私がチャレンジしてみようと思ったのは、私がよく聞いているVoicyパーソナリティを社内にお呼びして、講演会を開催しつつ、それをフックにした組織開発の半年程度のプロジェクトを事業部内に立ち上げるということでした。これがやれたら面白そうだし、社内の他の意識あるメンバーにとっても、貴重な機会になるのではないか?と考えたのです。

個人として、会社という「箱」を活用すること

そこで早速、その方の問い合わせフォームより、講演依頼に関する問い合わせをしました。
まだ社内決裁は取っていない状況ではありますが、決裁が取れた後に問い合わせ〜というスピード感では、機を逸してしまうかもしれません。

こういう話は、思いついたら即行動。
もちろん、まだ社内決裁は取れていない前提で「自分の組織でこういうことがしたいので、この部分をお願い出来ますか?」という形で照会しています。並行して、社内向けには簡単な企画書を書いて、決裁取得と集客に動こうと思っています。

なかなか個人の一人の力で、著名人に組織内に来てもらって、お話を直接伺う機会など作れません。
これまでも、社内イベントとして、山口周さんや澤円さんにそれぞれ講演に来ていただき、参加者としてお話を聞いたことはありますが、私自身が企画者となり著名人に来てもらって場をアレンジすることは、初のチャレンジです。

このように、私個人では実現が難しいことを、ショートカットして実現するための「箱」として組織を活用出来るんですね。組織の中にいると歯車になるとか、ボコスカ言われやすい組織人ですが、上手くレバレッジを効かせることが出来ると、個人としての「探究的な人生」を切り開く機会を作り出していくことができます。

さまざまな期待効果

もちろん、単純に著名人に来てもらって「いい話だったな」で終わり!では、意味がありません。本プロジェクトの効果として、私は次のようなことを考えています。

組織開発のノウハウを学ぶ機会に

私がお声がけしようとしている方は、組織開発のプロの方です。私は、自分ならではのエンゲージメント向上のアプローチは、個別の施策を乱発するよりも、「チャレンジがより賞賛される組織文化への変容」に一点集中することに尽きると考えています。

私自身は、そのアプローチをその方の本や話を聞いて学びましたが、同じような考えをまずは組織内の多くの人に知ってもらうことが大事だと思ってます。

まずは講演を通じて、私が共感するこれからの組織文化の在り方の思想を広めながら、組織内で同じように共感してくれたり、現状に危機感を持った仲間を見つけるところを出発点にしようと考えています。事業部全体で、組織文化について落ち着いて考える時間を普段の業務の中であまり持ててこれませんでしたから、そのためのインプットの機会に出来たらよいなと。そして、単発の講演だけでなく、約半年間継続的に取り組むためのヒントを得たいと思っています。

講演スキルを直に学ぶ

講演内容そのものから得られるものの他にも、私個人の講演・ファシリテーションスキルを磨く機会にもなると思っています。

何でも自己流ではなく、まずはその道のプロのやり方を学ぶのが鉄板です。私も会社での仕事や個人事業として講演の機会を多く持ってきましたが、それとは比にならないくらい多くの場数を潜り抜けてきた方から学ぶものは絶大なはずです。

会社という「箱」を使ってやりたいことをやり、もちろんその効果を会社に還元することは当たり前にやるのだけど、それとは別に自分自身への経験・スキルとしての無形資産を築き上げる

受け身のスタンスで会社に使われるのではなく、あくまで「これがやりたい」、「これを身に付けたい」、「こういう危機感がある」という主語は自分自身に置くことで、自分自身の人生における探究活動を会社を使って実現できるのです。

この話、昨日私の頭の中で発案したばかりですが、また進展については、皆さんにも共有しようと思います!

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林 裕也  |  探究 × 生成AI もし面白いと感じていただけましたら、ぜひサポートをお願いします!いただいたサポートで僕も違う記事をサポートして勉強して、より面白いコンテンツを作ってまいります!