ビジネス書評家が1500冊読んで選んだ「至高の50冊」(2025/4/23更新)
こんにちは、X(Twitter)でオススメ本を呟きまくっている者です。
簡単に自己紹介しておくと、
『投資としての読書』という本を出すくらいビジネス書が大好きで、漫画感覚で毎年300冊ほど読んでおります。
コンサル会社にいたり、事業会社でDXをゴリゴリ進めたり、管理職をやったり、研修講師をやったり、最近は法人化してコンサルをやったり、MBAを持っていたり、それなりに実務経験はあるほうかなと。当然、実務で役だった本しか紹介しておりません。
実践してどうだったかは、↓みたいな記事にまとめていますので、よろしければぜひ。
それで、こんなバックグランドも相まってか、Xでオススメ本をツイートすると、有難いことに反応をたくさんいただくことができています。
とはいえ、毎日のように本を紹介していると、当然ながら受ける質問があって。
「結局、オススメ本の中のオススメはどれなんですか?」
これまで1500冊以上は読んでいるので、オススメ本をさらに厳選するのをサボっていました。
・・・が、ようやく覚悟を決めまして、オススメ本のなかでも「至高の50冊」を厳選してみました。
もちろん、今後も毎年300冊ずつ読んでいくわけなので、「至高の50冊」は随時アップデートして参ります。
なので、ぜひこのnoteをブックマークしていただいて、定期的に覗きにきてもらえると。
※ビジネス戦闘力を上げるためのメンバーシップ「シゴデキ部屋」をはじめましたので、↓もよろしければ。
「至高の50冊」をどうやって選んでいるか?
とはいえ、いきなり「これがオススメ50冊です(ドン)」と言われても、納得感皆無なので、それっぽく選定基準を示しておきます。
それでも独断と偏見に変わりないんですが、選定にあたって次の2点くらいは整理しておこうかなと。
どのジャンルの本を選定するか?(ぜんぶ自己啓発本です!だと胃もたれするんで)
どの基準で評価するか?
私の記事をいくつか読んだことある方からすると「またか」って感じだと思うので、どうぞ飛ばして先に進んでください。
「基準なんてどうでもいいから、早く50冊教えてくれ」という方も、どうぞスキップしちゃってください。
ビジネス戦闘力を上げる「5つのジャンル」で選定しました
ビジネス書を何のために読むか?
それは、ビジネス戦闘力を高めるためです。
では、ビジネス戦闘力とは何か?
まず大別すると
スキルセット
マインドセット
この2つに分けられる。ここは、あまり異論ないでしょう。
スキルセットを分類している文献なり本はたくさんあります。
個人的に一番シンプルでわかりやすいと思うのは「カッツモデル」ですかね。アメリカの経済学者ロバート・L・カッツ氏が1950年代に提唱したといわれる、あれですね。
カッツ氏によると、マネジメントには「コンセプチュアルスキル」「ヒューマンスキル」「テクニカルスキル」の3つが必要だそうで。
ただ、横文字は苦手なのもあり、私は次のように理解するようにしています。
コンセプチュアルスキル→問題発見&解決力
ヒューマンスキル→人を動かす力
テクニカルスキル→知識運用力
次にマインドセットについて。
ここは「プロフェッショナル意識」とか「キャリア構築」とか「心身を健康に」など様々な概念を含みます。
これらをまとめて「自分をリードする力」とラベリングしておきます。
また、スキルとマインドに跨る話として「学ぶ力」も見逃せません。
マイケル・オズボーン教授が2030年に必要なスキル1位に掲げた「戦略的学習力」しかり、
OECDが「Future of Education and Skills2030プロジェクト」なるもので超大事!と言っていた「ラーニングコンパス」しかり。
「学ぶ力」を入れておかないと、世界中からバッシングをくらいそうです。入れておきましょう。
以上の話を整理してですね、「ビジネス戦闘力」を次の5つにまとめてみました。

自分をリードする力
問題発見&解決力
人を動かす力
知識運用力
学ぶ力
うん、キレイな逆三角形(自分で言ってしまった)。
この5ジャンルでイチオシの本を選定していきます。
「わかりやすさ×深さ」のモノサシで評価しました
当たり前ですが、ビジネス書は「わかりやすくて、深くてなんぼ」ですよね。
わかりにくくて浅い本は論外
わかりにくくて深い本は学術書
わかりやすくて浅い本は綿菓子
有象無象の中から「わかりやすくて深い本=栄養価の高い本」を引き当てるために、いつも血眼になって本屋を徘徊しております。
まず、わかりやすさを測るときは、以下の2点をチェックしています。
本の内容が「体系的」に分解・整理されているか?・・・目次を読んでチェック
中学生や高校生でもわかる表現で書かれているか?・・・3ページくらい読んでみて、言い回しをチェック
次に、深さをチェックするときは、コンサルティングファームでの学びを応用して、本に対して「So what?」「Why so?」「How?」と突っ込みを入れるようにしています。
他の本にない「あっと驚く洞察」がなされているか?(So what?)
主張の論拠は十分か?ツッコミどころが多すぎないか?理論やデータに支えられているか?(Why so?)
明日からすぐ実践できるレベルで具体的に記されているか?(How?)

この「わかりやすさ×深さ」の基準でダントツで高評価の本を7冊選定いたしました。
もう一度おさらいしておくと、次の5部門で選定しました。
自分をリードする力
問題発見&解決力
人を動かす力
知識運用力
学ぶ力
①「自分をリードする力」部門
キャリアを描く系
『苦しかったときの話をしようか』
「強みを伸ばすこと」にフォーカスしたほうが、弱点を補強するより何倍も効率がいい…という、キャリア形成の方針を形作ってくれた本。
この本を読んで以降は「もっと弱点を克服したほうがいいよ」というオジサンの声を無視できるように。マジで弱点克服に時間を割くのはもったいない。弱点を克服して、周りよりも上手くなって成功している例なんてまずないしね。
『ストレングス・ファインダー』
20分以上のテストによって、自分の強みを客観的に知ることができる本。強みを言語化するときのヒントとして使える。
自分の強みって「自分にとっては当たり前すぎて無意識に発動」してたりするので、こういうツール使うのは大事。
『転職の思考法』
キャリア形成において避けては通れない方程式「自分の市場価値=技術資産+人的資産+業界の生産性」を授けてくれた本。
いろんなキャリア形成の本を読んだけど、この方程式以上に本質をついた議論を展開している本は、今のところ登場していない。
プロフェッショナル意識を持つ系
『「仕事ができる」とはどういうことか?』
「やることは同じでも、やる順番で差がつく。順番を左右するのがセンスである」と、仕事のセンスとは何たるかを教えてくれる一冊。
この本がいかにすごいかは、↓のツイートで超長文で語っているので、よろしければ。
「仕事ができるとは何たるか?」を教えてくれた本をガチ紹介させてください(長文です)… pic.twitter.com/MvYgbc7ves
— もとやま📚著書『投資としての読書』 (@ysk_motoyama) February 26, 2024
『変える技術、考える技術』
どの仕事をやるにしても必須な「愛と想像力」を教えてくれる本。メールを読みやすくする、相手のタイミングがよきときに会議を入れる…など、仕事の基本は「愛と想像力」である。
本書は好きすぎて、books&Appsに寄稿したほど。
心身を整える系
『自分とかないから』
食わず嫌いで触れてこなかった「東洋哲学」についてビビるくらいわかりやすくコミカルに解説してくれる本。
おもしろすぎて一気読みした「東洋哲学」の本はこれが初めて。
— もとやま📚著書『投資としての読書』 (@ysk_motoyama) May 1, 2024
難解だと思っていたブッダや老子・荘子の教えを、こうも面白くシンプルに、読者は引き寄せやすいよう描写できるとは。
「自分探しなんてするから人生苦しくなる。自分なんてねーよ」と教えてくれる一冊。 pic.twitter.com/GkAhvwLXUZ
・本当の自分を探す
・人に期待する
…これらを一切しなくなった結果、他人にイライラしなくなりました。
『脳を鍛えるには運動しかない!』
本書を読むと「運動をしないやつはバカなんじゃないか」と思えるので、そんな自分が恥ずかしくなって運動するようになれる。
「運動は身体にも脳にもいい」は「1+1=2」くらい、正しすぎる真理。
『デジタル・ミニマリスト』
「スマホは極力開くな」をどうしても実践できない人が、最後に頼るべき本。この本を読んでもなおデジタルデトックスできなければ、たぶん諦めたほうがいい。
でも80%くらいの人は、この本を読めば、スマホ依存が治るはず。
日常を生産的に過ごす・習慣づくり系
『複利で伸びる1つの習慣』
「1日1%ずつ成長すれば、365日後には1の365乗=37倍成長している」とかいう、どの自己啓発本にも書いてある話について「じゃあ、どうすんのよ?」を語ってくれている稀有な本。
『エッセンシャル思考』
「何をやるか」よりも「何をやらないか」に目を向けてくれた本。「いっぱいやるに越したことはない」「多ければ多いほどいい」と思ってたもんで、個人的には目から鱗が落ちた体験したやつ。
②「問題発見&解決力」部門
問題解決の全体像を知る系
「自分の頭で考えて、問題を解決していく」…ってどういうこと?この疑問について中高生でも理解できるように書かれている神入門本。
『問題解決の全体観 上下巻』
書店では見かけない、コンサル界隈にて口コミで出回っている超良書。抽象度が高いので、何度も読んで実践してを繰り返さないと理解できない大御所本。
本書への思いの丈は、↓のツイートでも長文で語っているのでよろしければ。
「問題解決」で最も信頼を置いているレジェンド本があるのでガチ紹介を(長文です)… pic.twitter.com/sWvw2n2hCo
— もとやま📚著書『投資としての読書』 (@ysk_motoyama) February 15, 2024
『戦略コンサルのトップ5%だけに見えている世界』
論理思考を超越した、戦略コンサルの中でも限られた人しか持っていない思考のてっぺんを見せてくれる本。
ああ、いつか著者と同じレベルで物事を捉えられるようになりたいという憧れを抱いた一冊。
とにかく読んでほしい。僕のオススメ本リストを8ヶ月ぶりに更新してくれた神本です。
問いを立てる系
『知的複眼思考法』
個人的に、大学時代に最も影響を受けた本。自分の頭で考えるってどういう意味かわからずにさまよった結果、この本にたどり着いた。なぜ?それで?どうやって?の問いを立てながら、自分の考えを展開していく方法がよくわかる本。
この本のすばらしさを語りまくったら、1万いいね超でバズったので、マジでいい本なんだと思う。
大学時代に大げさではなく「人生が変わった本」があるので、ガチ紹介を(長文です)… pic.twitter.com/XuByi8IQwK
— もとやま📚著書『投資としての読書』 (@ysk_motoyama) April 6, 2024
『イシューからはじめよ』
「この本を読んでないやつはコンサルに入ってくるな」とまで言われる本。いくらエレガントな解き方をしても、解く問題そのものが間違っていたら無意味だと真正面から教えてくれる本。
『論点思考』
「イシューからはじめよ」に並んで、問いを立てる重要性とその方法論について教えてくれる本。表現が平易なので、「イシューからはじめよ」よりも先に読むのがオススメ。
わける(分解・構造化・分析)系
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いまメンバーシップに一番力を入れてますので、よろしかったら覗いていってみてくださいね!
