noteの風に乗って~殿ヶ谷戸庭園 散策~
「週に1度は初めての場所に出掛けてみよう」をテーマに、都内の素敵なスポットを訪問しているクリエイター・花奈さん。先日、その花奈さんが国分寺にある「殿ヶ谷戸庭園」を紹介されていた。
ちょうど私も11月末に国分寺へ行く予定があり、「時間があったら行ってきます!」とコメント。そしてついに、その日がやってきた。
この日はあいにくの曇り空で、今にも小雨が降りそう。「紅葉狩りには不向きだな……」と思いながらも、せっかくなので足を延ばすことに。
「殿ヶ谷戸庭園」は国の名勝にも指定されている都立庭園。入園料が150円とお手頃なのも嬉しい。

もともとは大正時代、政治家であり実業家でもあった江口定條(えぐちさだえ)が、国分寺崖線の湧き水や自然植生を活かして造らせた「随宜園(ずいきえん)」が始まり……
と、難しい話はここまで。興味がある方はぜひ調べてみてね。
入口の手前には、「今が旬の草花」と題された小さな箱庭が。左手前から、黄色が鮮やかな「ツワブキ」、紅葉真っ盛りの「イロハモミジ」、そして「キチジョウソウ」が並んでいた。

紫色の小さな花が可憐なキチジョウソウ(吉祥草)は、古くから「花が咲くと吉事が舞い込む」といわれる縁起物。草陰にひっそり咲く姿がなんとも可愛い。

ただ、実を結ぶのはまれだそうで、殿ヶ谷戸庭園でも年に数個しか見つけられないとか。説明書には「見つけたら間違いなく運が向いていると言えるでしょう。ぜひ探してください」と。これは探すしかない〜!

園内を進むと、まず目に飛び込んできたのは今が盛りの大イチョウ。曇天で光量が足りず、全体的にふんわりした雰囲気に。それがかえって落ち着いた趣にも感じられた。


次に向かったのは、二郎弁天池を見下ろす「紅葉亭」。この秋も数々のモミジを楽しんできたけれど、モミジの“林”は初めて。松には雪吊りが施されていて、このあたりも雪が積もるのだろうか。深々と降る雪と二郎弁天池……想像しただけで美しい。

青々とした竹林とモミジの共演。落ち着いた色合いも好きだなぁ。

地図を片手にキチジョウソウの群生地へ。実を探したけれど、まだ時期が早いのか、花しか見つけられない。うーん、ということは今日は中吉かな。

殿ヶ谷戸庭園は、段丘崖を活かして造られた庭園だけあって、思った以上にアップダウンがある。階段のピッチもまちまち。オットにとっては歩きにくいかも……なんて思いながら散策する。
でも、ひとりでのんびり歩く時間も捨てがたい。オットには申し訳ないけれど、こういう自由なひとときもたまには必要だ。
ひと回りして再び大イチョウの下へ戻ったとき、ふと空を見上げると──
橙色のモミジ、黄金色のイチョウ、そして青い松の枝の三重奏!なんて美しいんだろう。

国分寺には何度も来ているのに、「殿ヶ谷戸庭園」は今回が初めて。次は雪景色か、早春の蝋梅の頃にまた訪れたい。
素敵な機会をくださった花奈さん、本当にありがとう。読み物としても、ガイドとしても秀逸なnoteにも感謝を込めて。
いいなと思ったら応援しよう!
いただいたチップは、義母イノコにブチ切れた心を癒す、至福の一杯に使わせて頂きますね~♡