なぜ地方移住は幸せになれないのか
「自然の中で暮らしたい。」
「都会のストレスから解放されたい。」
「地方移住で生活コストを下げて幸せに暮らしたい。」
私自身もそんな憧れから、島移住をしていた時期もありました。
しかし、地方都市では都市部にはない課題が数多くあり、生活コストも非常にかかります。
今回はなぜ地方移住では幸せになれないのか解説していきます。
人間関係の関わり方
都市部で生活していると、隣人の名前すら知らないことも珍しくありません。
マンションでも隣人同士で挨拶することはほぼありません。
電車で毎日何万人とすれ違っても、お互いに干渉することはほとんどありません。
私はこの無関心さ、冷たさにうんざりしていた時期もありました。
しかし、実は大きなメリットでもあります。
自分の服装や仕事、休日の過ごし方を誰かに気にされることは少なく、自分らしく生活しやすい環境です。
一方、地方では地域とのつながりが強いことが多くあります。
助け合いの文化は素晴らしい反面、人間関係が密接であるため、
「最近見かけないね」「結婚はまだ?」「仕事はどうしているの?」「何してたの?」
など、プライベートな話題に踏み込まれることもあります。
当然、近隣との関係性も重要ですし、話や噂は一気に広がります。
都市部と比べて娯楽が限られている地域では、人の近況や地域の出来事が日常の話題になりやすいこともあります。
そのため、噂話が広まりやすく、それにストレスを感じる人も数多くいます。
地方は生活費が高い!!
地方は家賃が安い一方で、それ以外の生活コストは意外と高くなることがあります。
都市部では当たり前の都市ガスではなく、プロパンガスが主流の地域も多く、基本料金や使用料金が都市ガスより高くなる傾向があります。
また、インターネット回線の選択肢も限られ、地域によっては通信速度やサービス内容に制約があることもあります。
一番大きな出費は車です。
都市部では徒歩や自転車、電車だけで生活できますが、地方では車が生活必需品になります。
特にガソリン代は欠かせません。また、電気自動車の充電設備も都市部ほど充実していない地域があり、車の維持コストが高くなる場合があります。
仮に1か月800〜1,200km走るとすると、燃費15km/L、ガソリン価格180円/Lの場合、月のガソリン代は約1万〜1万5千円、年間では12万〜18万円前後になることもあります。
さらに、食品は輸送コストがかかるうえ、競合する店舗が少ない地域では価格が高くなります。
家賃が安くなっても、こうした生活関連費が増えることで、その差額が相殺されてしまうケースも少なくありません。
選択肢が少ないことは、心の健康にも影響する
都市部には多くの選択肢があります。
仕事、人間関係、趣味、コミュニティなど、自分に合わなければ別の環境を選ぶことができます。
一方、地方では人口が少ないため、仕事や趣味、人とのつながりの選択肢が限られる地域もあります。
その結果、人間関係のストレスから距離を置きにくかったり、休日の過ごし方がワンパターンになったりすることがあります。
実際に、高齢者を対象とした研究では、人口密度の低い自治体ほど抑うつ症状が多くみられ、趣味やスポーツ、ボランティア活動への参加の少なさが関連していることが報告されています。
また、日本の中山間地域では、自殺率が高い背景として、精神科医療へのアクセスの少なさや社会的孤立が要因の一つとして指摘されています。
私が移住先として検討していた地方都市ではうつ病やアルコール依存症の方が非常に多く見かけたのが印象的でした。
仕事や人間関係、娯楽、コミュニティなどの「選択肢」が少ない環境は、ストレスを抱えたときに逃げ道を見つけにくくする可能性があります。
幸せを左右するのは、自然の豊かさだけではありません。
自分が安心して過ごせる居場所や、気軽に新しいことへ挑戦できる環境があるかどうかも、人生の満足度に大きく影響するのです。
教育格差
都市部には、多様な教育の選択肢があります。
地方でもオンライン教育の普及によって地域間の格差は以前より縮まりましたが、対面で受けられる教育や専門的な学習環境には、今なお地域差が残ります。
また、同じ目標を持つ仲間と出会える機会も、人口の多い都市部のほうが豊富な傾向があります。
教育は学校だけではありません。
「どんな人と出会うか」も、大きな学び、人生を変えるきっかけとなります。
価値観の異なる人々と交流し、多様な考え方に触れることは、自分の視野を広げ、将来の可能性を広げる大きなきっかけになります。
ノマドとしての生き方が人生を豊かにする理由
私は以前、「都会は冷たい」「地方は温かい」というイメージだけで物事を判断していました。
しかし実際には、自由を求める人にとっては都市部のほうが快適です。
それは、実際に地方へ移住したからこそ気づけたことでした。
今の私にとって理想なのは、東京を拠点にしながら、地方や海外でも仕事をするノマドという働き方です。
もちろん、その生活にはコストもかかります。
だからこそ、「東京でも生き残れるだけの収入を自分で生み出さなければならない」という適度なプレッシャーが、今の私を成長させてくれました。
人は快適すぎる環境では成長しにくく、適度なストレスがあるからこそ、新しい挑戦を続けることができます。
私自身、旅を通して価値観が変わり、働き方も、生き方も大きく変わりました。
このnoteでは、そんな私の成長の記録や、旅・仕事・お金・健康について発信していきます。
少しでも共感していただけたら、ぜひフォローしていただけるとうれしいです。
次回は•••海外では老後資金は2000万円じゃない?!!!
私自身、地方都市への移住も経験しましたが、当初は海外で暮らすことも視野に入れていました。
しかし、海外移住にも大きな壁がありました。
次回は、実際に私が検討していた海外移住先や、日本人に人気の移住先では老後資金がどれくらい必要なのかについて解説します。
次回もお楽しみに!!

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