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ぼくのいえは、とってもふるい。
どれくらい ふるいかというと、おおばあさんより、もっともっと ふるい。

おとうさんは、
“建てたのは明治元年って書いてるけど、多分それより前やな。
誰も分からんから、明治元年ってことにしてあるんやわ。”
っていってる。

ーおとうさんは “しちょうさん” からの おてがみをみながら、おしえてくれた。“しちょうさん” って とってもエライひとだって きいたけど、おとうさんは てがみをもらっても、ぜんぜんうれしそうじゃない。“こていしさんぜい” って きっと、おとうさんのきらいな トマトあじなんだね。ー

ぼく、しらべたよ。
『めいじがんねん』は、せんはっぴゃくろくじゅうはちねん(1868年)
ことし『れいわはちねん』は、にせんにじゅうろくねん(2026年)
ひきざんするとね、なんと ひゃくごじゅうはち!!
ひゃくごじゅうはっさい なんだって!!(158歳)
すごいね!!

でもせいかくには、ぼくのおうち ぜんぶが ひゃくごじゅうはっさいじゃ ないんだ。
ひゃくごじゅうはっさいのところも、ひゃくさいのところも、ごじゅっさいや、じゅっさいくらいのところも あるんだって。

まっくろで すごくかたいき、ちゃいろの ザラザラしたき、ぶろっくみたいに なってるところや、ぼくが らくがきしたところ。いろんなとしの きが あちこちにあるんだよって、おかあさんが おしえてくれた。

そのなかにね、ぼくが とっても たいせつにしている きがあるんだ。そこには、くねくねの じが  ならんでる。
ぼくはまだ かんじがよめないから、おかあさんに よんでもらった。

『一よ四参万ノ介』
“いちよよんさんまんのかい??”

さっぱり いみが わからない。
おかあさんも、さっぱりだって。

だからこれは きっと、ぼくのおおじいちゃんか、 そのまた おじいちゃんか、そのまた ひいひいおじいちゃんか…とにかく だれかが、みらいの ぼくたちにのこした ひみつのおてがみ なんだとおもう。

じつは ほかにも2つ、あるんだ。でも いまは、どこにあるかは いわないよ。だって こんなに、わかりにくく かいてあるんだ。きっと、とびきり たいせつで、ちょっぴり はずかしい、ひみつの おてがみに ちがいない!ぼくたちに みつけてほしくて、だいじにしてほしくて、のこしてくれた おてがみだと おもうんだよね。
いつか かいどくできたら、そのときは こっそり おしえてあげるね♡

それから ぼくも、おてがみを かこうとおもう。のこしてくれた おじいちゃんたちに、ありがとうって。みらいで みつけてくれるはずの、ぼくの こどもや まごや そのまごたちに、よろしくねって。

ぼくのいえは、とってもふるい。
だけど、たくさんのひとの おてがみが かくされた、とっても すてきな おうちなんだよ。




応募には間に合いませんでしたが、一緒に「なんのはなしです家」を愉しませてもらった記録として、ここに置いておきます♡

なんのはなしですか「の」号は、秋頃発売予定とのこと。


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