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自分用Webアプリ開発で、最初から欲張ると止まりやすいと思った話

作りたい機能を書き出したら、リストがどんどん長くなる。
そして、いざ作り始めると、途中で力尽きて止まってしまう。
「自分には向いてないのかも」と落ち込んだこと、ありませんか。
僕も、危うくそうなりかけました。
でも、原因は能力ではなく、最初の範囲が大きすぎただけだったんです。
この記事では、欲張ると止まりやすい理由と、その抜け道を書きます。
途中で手が止まりがちな人に、「自分のせいじゃないかも」と思ってもらえたら嬉しいです。

前の記事はこちら:


この記事でわかること

  • 最初の機能リストを欲張ったときに、何が起きやすいか

  • なぜ止まりやすくなるのか、その理由

  • 最初の1個に絞ると、なぜうまくいくのか


「全部入れよう」と意気込んでいた

自分用Webアプリを作り始めようとしたとき、僕はやりたいことを全部、ノートに書き出しました。

書いていくと、止まりません。

  • 日記を書けるようにしたい

  • キーワードで検索もしたい

  • 気分をタグで記録したい

  • カレンダーで書いた日を一覧したい

  • 写真も貼れたらいい

  • スマホでもPCでも使いたい

  • できればグラフで振り返りも…

あっという間に、リストは膨らみました。
書いている最中は、夢が広がってワクワクしていたんです。
「これ全部できたら、市販アプリにも負けないぞ」と。

でも、いざ作り始めようとした瞬間、その夢が、重しに変わりました。

欲張ると、なぜ止まるのか

機能をたくさん抱えると、まず「どれから手をつければいいか」で迷います。

検索から作るべきか、タグからか、それともカレンダーか。
順番を決めるだけで、けっこうな時間が溶けていきます。

しかも、ひとつ作り始めても、別の機能のことが気になります。
「この作り方で、後からカレンダーと噛み合うかな」と、まだ作ってもいない機能との整合性を心配し始める。

考えることが多すぎて、頭の中がいっぱいになる。
その結果、手を動かす前に疲れてしまう。

僕の場合、まさにこのパターンで、危うく手が止まりかけました。
ノートに立派なリストだけがあって、頭の中はそれを眺めて疲れている。作り始める前に、エネルギーが切れかけたんです。

止まる原因は、能力だけじゃない

途中で止まると、つい「自分には才能がなかったんだ」と思ってしまいます。
僕も、最初は少しそう感じました。

でも、後から振り返ると、原因はそこではありませんでした。
単純に、最初に決めた範囲が、大きすぎただけだったんです。

これは、能力とは別の話です。
どんなに優秀な人でも、いきなり大きすぎるものに手をつければ、途中で力尽きやすい。
逆に言えば、範囲さえ小さくすれば、初心者でも最後までたどり着けるということでもあります。

「自分はダメだ」ではなく、「範囲が大きすぎた」。
そう捉え直したことで、肩の力が抜けました。

削ったリストで、作り直してみた

そこで、あの欲張りリストを、もう一度眺め直しました。

「この中で、これさえあれば今日から使える、というものはどれだろう?」

そう問いかけて、ほとんどの項目に、思い切って線を引きました。
検索も、カレンダーも、写真も、グラフも、いったん全部消す。

最後に残したのは、ごく最小限です。
日付や気分など、あとで手がかりになる項目を選んで、本文を書いて、保存する。そして、保存したものを一覧で見られる。
それくらいに絞りました。

「こんなに少なくて意味あるのかな」と不安でしたが、作ってみたら、今度は驚くほどスムーズに進みました。
迷う要素がないので、手が止まらない。
あっという間に、動くものができあがったんです。

足したくなったら、使いながら足す

そして、実際に使い始めてみると、面白いことが起きました。

最初に削った機能の多くが、「やっぱり今は要らなかった」と分かったんです。

あれだけ作りたかった検索も、日記が少ないうちはスクロールで十分。
気分タグも、付けるのが面倒で、たぶん続かなかったと思います。

逆に、リストになかった「保存後に入力欄を空にする」みたいな小さな機能が、使ってみて本当に欲しくなりました。
そういうものだけを、後から少しずつ足していけばいい。

机の上で完璧なリストを作るより、使いながら必要なものを見つけるほうが、ずっと確実でした。

欲張りリストは、捨てずにとっておく

ひとつ、やってよかったと思っているのが、削った欲張りリストを「捨てずにとっておいた」ことです。

線を引いて消した機能たちは、その場では要らないと判断したものです。
でも、永遠に要らないわけではありません。

最初に動くものができて、しばらく使ったあと。
「そろそろ検索があってもいいかな」と思ったとき、あのリストを引っぱり出してくる。
すると、過去の自分が「いつか欲しい」と思った機能が、ちゃんとメモしてあるんです。

つまり、あのリストは「やることリスト」ではなく、「いつか検討するアイデア帳」として、後から役に立ちます。

最初に全部作ろうとすると重しになるリストも、「保留リスト」として持っておくぶんには、まったく邪魔になりません。
むしろ、ネタ切れしたときの心強い味方になってくれます。

だから、欲張ること自体が悪いわけではないんですよね。
欲張ったものを「全部いま作ろうとする」のが、止まる原因なだけ。
リストはリストとして残し、作るのは小さく。この分け方が、僕にはちょうど良かったです。

「小さく始める」は、ずるくない

「小さく始める」と聞くと、なんだか手抜きのように感じる人もいるかもしれません。
僕も最初は、少しそう思っていました。

でも、これは手抜きではなく、最後までたどり着くための、いちばん賢い戦略です。

大きく始めて途中で止まったら、何も残りません。
小さく始めて完成させれば、毎日使える道具が手に入る。
そして、そこから自分のペースで育てていける。

どちらが前に進めるかは、明らかですよね。
最初の1個ほど、欲張らずに小さく。これが、僕がいちばん伝えたいことです。


おわりに

最初から欲張ると止まりやすい。
これは、僕自身が手を止めかけて、痛感したことです。

止まる理由は、能力ではなく、最初の範囲が大きすぎること。
だったら、範囲を小さくすればいい。それだけのことでした。

最初の1個に絞る、という考え方については、他の記事でも触れています。
よかったら、あわせて読んでみてください。

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