舌をゆるめると、声が変わる
──身体という「楽器」に目を向けてみよう
🌷声は心の音、そして――
前回の記事
声は「心の音」ーうまさより大切なもの では、
心の在り方と声とのつながりについてお話ししました。
今回はそこから少し視点を変えて、
声という「楽器」をつくっている
身体の話をしてみたいと思います。
👅 あなたの舌は、硬い?柔らかい?
声に悩みを感じている方に、
体験レッスンや相談で最初にお願いしているのが
「タングトリル(巻き舌)ができるかどうか」
のチェックです🔍
一見関係なさそうに思えるかもしれませんが、
舌が硬い(緊張している)と、
滑舌・発音・声の響きなど
声全般に大きな影響があります。
たとえば──
🟡母音や子音がはっきりしない
🟡息がスムーズに流れず声が詰まる
🟡無意識に喉や首にも力が入りやすい
…という状態は、
舌の緊張が原因 になっていることが
少なくありません。
タングトリルは、舌の力みを確かめる
「声のバロメーター」のような存在。
できないときは、
まず舌や喉をゆるめるところから整えていきます。
🌱 舌は「身体の中で一番重い筋肉」
舌って、実は小さく見えて
60〜70gほどもある重たい筋肉。
しかも いつも重力に逆らって持ち上がっています🌍
だから舌に力みがあると、
舌骨(舌の根元にある小さな骨)を介して
首や肩・背中まで
連鎖的に緊張してしまうんです💦
私が ニューヨーク留学時代に
体に染みついた無意識の緊張を手放して、
本来の呼吸や動きを取り戻す
「アレクサンダー・テクニーク 」という
身体メソッドのレッスンで体験したのは、
その力みをほどく「舌の重さを感じる」ワークでした。
たとえば――
🟣母音の a をウィスパーボイス(ささやき声)で、
できるだけ弱く(ppピアニッシモ)
息を吐ききるように出す。
それだけなのに、
舌がだんだん重力に任せて沈み、
頭や背中までスーッと緩むのを感じたのを覚えています。
🎵 舌がゆるむと、響きが増す
舌は、口の中の空間
(=声が響く場所)をつくる
“ 可動式の壁 ” のような存在です。
舌が柔らかくしなやかに動けると、
口腔内の響きを
自在にデザインできるようになり、
その人本来のポテンシャルの範囲で、
声がふくよかに太くなります。
逆に舌が固まっていると、
いくら息を入れても響きが広がらず、
力で押し出すような出し方になってしまいます。
⚡「太い声」を力で作ろうとすると…
特に R&B や ゴスペルなど、
海外シンガーのような
パワフルで太い声に強く憧れている方に、
よく見られる傾向があるのですが・・・
本来の響きを育てる前に、
舌をぐっと押し下げて
咽頭を無理に広げるような力技で、
“ 太そうな ” 音 を作ろうとしてしまうのです。
でもそれは、
楽器のボディを
押し潰しながら弾いているような状態。
響きはむしろ失われ、
喉を痛めてしまうリスクもあります💊
🌸 自分の身体という楽器を、大切に
声は「作る」ものではなく、
今ある身体から響きを引き出すものです。
骨格や声帯のサイズは
人それぞれ違うので、
自分に合った響きを見つけるほうが
ずっと健康的で、長く歌い続けられます🥰
そのための第一歩が、
「舌をゆるめる」こと。
実はとてもシンプルだけれど、
声を変える大きな鍵なんです✨
☘️ おわりに
もし今、声に悩みがあったり、
「自分らしい声って何だろう・・・」
と迷っているなら、
一度 “ 舌の力み ” に
目を向けてみるのもおすすめです👍
わたしの ココナラ での
「 歌の習い方相談サービス 」では、
タングトリルやリップロールを使った
やさしいチェックとアドバイスも
行っていますので、
「本格的なレッスンはまだ…」
という方も気軽にお声がけくださいね🌸
🔗[声・歌の相談室|Yui_CareWorks](サービスページはこちら)
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