声は「心の音」ーうまさより大切なもの
声は「心の音」──うまさより大切なもの
最近、歌やボイトレの動画を見ていると、
声の出し方・高い音の出し方・響かせ方…
テクニックの話ばかりが目立つように感じます。
もちろん、それらは大切なこと。
でも、どれだけ上手でも心に響かない歌があるように、
声には「技術」だけではつくれないものがあります。
🌱 声は、心の状態そのもの
声は、スイッチを押せば鳴る楽器ではありません。
心や気持ちの動きとつながっている音です。
たとえば…
🟣緊張しているときは声が小さくなったり
🟣我慢しているときは声が硬くなったり
🟣安心しているときはやわらかい音色になったり
…そんなふうに、
気づかないうちに心の状態が声ににじむのです。
だから本当は、「声を良くする」には
心も一緒にほぐしてあげること がとても大切なんです。
💭 私が「心」に目を向けた理由
私が心理カウンセリングを学びはじめたのも、
声を扱うことは、心を扱うことだと
ずっと感じていたからかもしれません。
「自分の機嫌は自分でとる」
それができるようになれば
孤独を強めるのではなく、
大切な誰かとの心の距離を心地よく保てると思ったのです。
👶 みんな最高の声で生まれてくる
実は、赤ちゃんの泣き声がよく響くのは
人間本来の理想的な発声だから。
人はみんな、本当は最初から
最高の声を持って生まれてきているんです。
だから「できない」と責めるよりも、
声が響いていた頃の自分に戻るような感覚で
コンプレックスを抱く前の自分を取り戻してほしい。
そのためには、
🍀心をそっと解きほぐす時間
🍀自己開示や感情と向き合う時間
こうしたことを一度、声の練習より先に
通ってほしいステップだと感じています。
💫 NYで出会った「声を解き放つ」方法
昔、ニューヨークに留学していた頃、
初めて出会ったのが アレクサンダー・テクニーク
という考え方でした。
これは、体に染みついた無意識の緊張を手放して、
本来の呼吸や動きを取り戻すメソッドです。
人間本来の体のデザインを理解して
余分な力みを抜いて自然な自分に戻るというアプローチ。
※言葉にするとなんだか難しそうですね💦
そのレッスンで先生に言われた言葉が、
今でも忘れられません。
「何者にもならなくていい。
あなたには、あなたにふさわしい声がある。」
そのとき、
「私も私自身の声を大切にしていいんだ」と、
いい意味でのあきらめと
心の奥から解き放たれるような感覚がありました。
🌍 欧米では、声や表現を学ぶうえで
大切にされている考え方
アレクサンダー・テクニークは、
欧米の多くの音楽大学や音楽教育の現場で、
必修や選択科目として取り入れられていて、
とても大切にされているそうです。
海外で演劇や声楽を学ぶ学生の多くは、
この考え方を通して
「力みを手放し、本来の自分の声と出会う」
経験をしています。
一方で、日本ではまだ
特別講習に講師を招いて学ぶかたちが中心で、
体系的に学べる環境は限られているのが現状です。
だからこそ、これから日本の歌唱教育でも
声そのものの「純度」を大切にしていくために、
こうした考え方が少しずつ広がっていったら
素敵だなと感じています🌸
🌈『みんな 違って、みんな いい』声の世界
金子みすゞさんの詩にあるように、
声の世界もまさに
『 みんな 違って、みんな いい 』
声には
体が楽器だからこそ生まれる個性 があります。
それを知らないまま、誰かと同じ声を目指しても
本当に心からしっくりくる声には出会えません。
もし自分の声が心地よくないと感じるなら、
それは
✅あなたの体(とくに骨格)の使い方
✅見逃している心のサイン
…どちらかに少しだけ
気づくヒントがあるのかもしれません。
🕊 おわりに ─ 声は「心を届ける」もの
歌は、「うまさ」を競うものではなく、
心を通わせる時間にすることもできるはず。
声を ” 大切な心の一部 " として扱ってみたとき、
歌うことは
苦しい練習ではなく、やさしい旅に変わります。
もし今、
🟡技術ばかりで苦しくなってしまった
🟡自分の声に自信が持てない
そんなふうに感じているなら──
少し立ち止まって、
あなた本来の声と心に
そっと耳をすませる時間を持ってみませんか🍃
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“自分らしい声”を取り戻すことを大切にした
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