魂の旅
はっきり言って私は幸せだ。
毎日ご飯が美味しくて、男前で頭が良くて人気者の息子と、何事にも動じない年齢不詳な精神を持った頼もしい娘、
頑固だけど唯一無二で計り知れないセンスを持った楽しい旦那がいる。
可愛いマルチーズたちはいつも私を癒してくれる。
仕事は毎日忙しく、ほとんど自分の時間はないけれど、息子のテスト勉強に付き合ったり、休日に息子とゲームセンターのメダルゲームをしにいく。合間にスタバで仕事をして、息子はその傍らでテスト勉強をする。
なんて充実した素敵な日々だ。
私はただの母親で、ただの英語の先生で、ただのドラゴンボール好きの変な中年女性だったはずなのに。。。
2025年、初夏
雨の中、猛スピードで走行する車に下校途中の息子は跳ね飛ばされた。
19:40頃、チャイムが鳴った。同じ住宅街に住む先輩ママさん。久しぶりの訪問に戸惑う。
「あゆが事故にあったから、今すぐ来てほしい。とにかく落ち着いて」
何の話をしているか全く理解できない。帰りがいつもより遅い、大雨が降ってきた、携帯の電池が切れて繋がらない、、、
でもまさかそんなこと。。。
現場の状況はひどく、あゆの持ち物がそこらじゅうに散乱していた。持っていたiPadは真二つに折れていた。とてもひどい事故だということは想像できた。
足が震える。うまく呼吸ができない。
病院につくと、医師からは手の施しようがないといわれた。蘇生措置で心拍と呼吸は機械的に維持されていたが、事故当時、心臓は止まり、呼吸もしていなかったという。
私はそれでも何度も食い下がってどんなことでもいいから少しでも出来ることがあるならやってほしいと伝えた。たとえ機械によって動いているだけでも、心臓は動き、呼吸している。あゆはまだ生きていると。
すると医師は脾臓が損傷しててそこから出血がひどいので脾臓を摘出する手術をしますと言って、施術してくれた。
その後面会をしたあゆは、驚くほどきれいな顔で、顔に外傷もなく、いつものかわいいあゆだった。いくつものチューブや点滴が通されていた。
「いってらっしゃい」と声をかけたいつもの朝から、
こんな再会を果たすなんて漫画かドラマ中の話だろう?
「そんなわけない」
頭の整理が追いつかない。現実が理解できない。
ただただ、あゆの心拍と呼吸の数値の動きを見つめ、祈る。。「こんなところで終わるはずがない」「あなたはまだ終わらない」「あなたは神様に守られているのだから」呪文のように呟き続ける。
集中治療室へ案内された。医師からは見たこともない量の薬を投与して心臓を無理矢理動かしている状態。呼吸も機械でさせている。この状態で朝まで生命を維持した人はこれまで一人もいないといわれる。蘇生措置で心拍は機械的に維持されていた。
医師から生命維持として必要な心拍や脈拍、呼吸の値をきいた。それからすると数値は低く、心拍や脈拍、呼吸の数値はどれもか弱く、今にも止まりそう。
いつお別れが来るかわからないからそばにいてあげてと言われ、手を握り横に座る。私の頭はずっと混乱し、まだ目の前の事実が受けとめられない。絶対にあゆを失わない。失うわけがない。その強い意思でただただ祈り続けた。
心拍や脈拍、呼吸の数値と睨めっこが続く。時々数値が上がり、下りを繰り返して、だんだん上がっていった。
怖くて眠れないけど時々あゆの手を握って目を瞑る、数値をみるの繰り返しで夜が明けた。
あゆはまだ暖かく生きている。朝を迎えた。数値は医師から言われた命を維持できる数値になっていた。
事故の翌朝、
心臓を動かす薬は相変わらず常識を超えるレベルの量を投与している。
この状態で身体が耐えうるのは24時間、それ以上身体がもった人は見たことがないと医師に告げられた。
心臓に全ての血液を、圧をかけるため、指先や足に血液が行かず壊死し、他の臓器も死んでいくため生命が続かないという。
また、身体に血が巡るよう水分を点滴しているが、この処置は脳には負担で、すでに脳挫傷、ほぼ脳死の状態に近いと医学的に判断する状態にある脳にとってさらに水分による浮腫を促す恐れがあり、脳幹を圧迫する可能性を高めてしまう。
これらのことから24時間あゆの身体が生命を維持できる可能性は0と医師からは判断された。
それでも私は食い下がる。まだあゆは生きている。体温がある、たとえ機械の力を借りていたとしても呼吸をしている、この子は絶対に大丈夫なんです。私はあきらめません、だから考えられるやれることを全て続けてやってくださいと。
病室で私はずっとあゆの手を握り続ける、数値との睨めっこは続く。時々あゆむに声をかける、額にキスし、頭を撫で、愛してる、頑張れと何度も何度も声をかけて祈る
看護師さんや、ICUの先生たちはその横で色々な種類の点滴や心臓を動かす薬を何度も何度も頻繁に微調整をしに来てくださる。
あゆの数値はときどき上がり下がりを繰り返しながら徐々に安定していた。
24時間が過ぎた。
あゆはまだ生きている。
手足の壊死はない、血液検査によると懸念していた肝臓や内臓の壊死もないよう。
奇跡が起きた。
あゆの内臓は脾臓を除いて全て無事だった。
ただただ毎日がハッピーで、毎日が一生懸命で、
毎日取り止めも無い会話を家族で交わし、育ち盛りの腹ペコの息子にたくさんおかずを作って腹を満たしてやる。
これほどの幸せがあるだろうか。私はすでに全てを持っていた。
世界が変わることを、風の時代に入って、多くの人が目覚め、飼い慣らされたカゴの中の自由から出て、誰もが豊かに暮らせる時代が間も無く訪れることを祈っていた。でも、どこかで誰かが世界を変えてくれる、見えないところで闘ってくれている誰かが新しい世界を切り拓いてくれると思っていた。
私はすでに全ての豊かさを持っていた。「生きている」ということ、「息をする」「心臓が動いている」「うんちが出る」ということ。全てが奇跡。
あゆはまだ生きている。
意識はない。
私は今、毎日生命の尊さと向き合っている。毎日が超ド級の修行。
必ずあゆは還ってくる。絶対に還ってくる。
誰も乗り越えたことのない壁を乗り越えてくれたから。
すでに奇跡を見せてくれたから。
だから
私は今日もハッピーに暮らしている。
毎日あゆに会いに行ける。声をかけることができる。愛していると伝えられる。触れることができる。私は幸せ。
それでも時々蓋をした感情が溢れてきて涙が止まらなくなる。そんな時は子どもみたいにひたすら泣きじゃくって、またにっこり笑う。
この感情や体験は筆舌に尽くし難いものがある、、、
けれども文字にすることで頭が整理されていく。
倫理的に息子のことをこんなふうに記事にするのはどうかと思う、という意見や批判もあるだろう。
だけど私はこの日々に目を背けることなく向き合っていきたい。たくさんの人に知ってほしい。毎日一生懸命生きている私たちのことを。
私のあゆを取り戻す旅が始まった。
あゆの魂の旅が始まった。
noteはドラゴンボールでいっぱいの私の記事だけど。
これからは二人の修行の日々と、奇跡、そして
すでに起こっているいくつものとても神秘的で霊的な出来事を綴っていこうと思う。
この事故は偶然じゃない。必ず意味がある。
私たちは決してかわいそうな家族じゃない。
世界を変えるのは誰かじゃなくて、私だった。
私はこれから世界を変える。たくさんのことを乗り越えて、学んで、
あゆと最強になる。
奇跡はまだ続く。
私の認めた記事が、
彼の治療に、私たち二人の魂の成長に何かヒントを得るきっかけになることを願って。
✨🌈✨ゆむ✨🌈✨
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いつも記事を読んでくれてありがとうございます✨
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いただいたご厚意はあゆのために大切に使わせていただきます(ㅅ•᎑•)♡ ✨