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【管理職編⑯】良いチームに見えるほどすれ違うのはなぜ?

良いチームほどすれ違う理由とは

=信頼される管理職20の流儀(第16回)


~空気ではなく「見えている景色」を揃えろ~




「ちゃんと伝えたはずなのに・・・」

そう思ったことはありませんか。

何度も話した。
会議でも説明した。
1on1でも伝えた。
資料にも書いた。

それなのに動かない。

いや、正確には違います。

みんな、それぞれ動いているのです。

でも、なぜか噛み合わない。

同じチームなのに、向いている方向が少しずつ違う。

以前の私は、その原因を「やる気」や「当事者意識」だと思っていました。

でも後になって気づきました。

問題は、「気持ち」ではありませんでした。

問題は、「見えている景色」だったのです。

シリーズ前号はこちら👇

私の自己紹介はこちら👇



第1章 良い空気=良いチームではない


以前、あるチームを見ていて不思議に思ったことがあります。

人間関係は悪くない。

会議でも笑顔がある。

相談もしている。

一般的に見れば、「良いチーム」に見えました。

でも成果が伸びない。

会議で決めたことも前に進まない。

最初は、

「主体性が足りない」

と思っていました。

しかし、よく見ていくと違いました。

誰もサボっているわけではない。

みんな真面目に頑張っていたのです。

ただ一つだけ問題がありました。

全員が違う景色を見ていたのです。



第2章 言葉は同じでも、頭の中は違う


以前の私は、

「お客様目線で考えよう」

「もっと主体的に動こう」

そんな言葉をよく使っていました。

でも今思えば、とても曖昧でした。

例えば「お客様目線」。

ある人は、

「すぐ対応すること」

だと思っている。

ある人は、

「丁寧に説明すること」

だと思っている。

また別の人は、

「未来を見据えて提案すること」

だと思っている。

どれも間違っていません。

でも、頭の中の映像は全部違う。

同じ言葉を使っていても、同じ景色を見ていないのです。

振り返ると、成果が出ていたチームほど、言葉の定義が揃っていました。

「今月最優先は何か」

「誰に何を届けるか」

「勝ちパターンは何か」

「良い状態とは何か」

これが驚くほど一致していました。



第3章 同じ景色を見るための「仕掛け」をつくる


以前の私は、

「一度伝えれば伝わる」

と思っていました。

でも、違いました。

人は一度聞いたくらいでは、同じ景色を見られません。

だから必要なのは、気合いや根性ではなく「仕掛け」でした。

私自身、管理職になってから意識していたことがあります。

一つは、毎週のメッセージです。

単なる連絡事項ではありません。

「今、何を大切にするか」

「何を優先するか」

「なぜそれをやるのか」

を繰り返し伝える場でした。

そしてもう一つは、毎月の1on1です。

1on1というと進捗確認をイメージするかもしれません。

でも私が大事にしていたのは、

「何が見えているか」

を確認することでした。

同じ案件を見ても、人によって見えているものは違います。

「何が課題だと思う?」

「何を優先する?」

「何をお客様は求めていると思う?」

そんな対話を繰り返すことで、少しずつ景色が近づいていく。

言葉の定義を揃え、判断基準を揃え、見えている景色を揃える。

組織は一回の会議では変わりません。

でも、小さな積み重ねは少しずつチームの景色を同じ方向へ変えていきます。



第4章 管理職の仕事は、答えを出すことではない


以前の私は、

「どうすればメンバーが動くか」

ばかり考えていました。

でも、変わりました。

管理職の仕事は、

「どうすれば同じ景色が見えるか」

だと思っています。

例えば会議でもそうです。

最近特に意識しているのは最初の30秒です。

「今日は何を決める会議なのか」

「それが決まると何が良くなるのか」

を最初に言葉にする。

そして最後には、

「明日から何をやりますか」

を一人ずつ言ってもらう。

たったそれだけです。

でも、不思議なくらい変わります。

人は、自分の役割が見えた時に初めて動けるからです。



まとめ


関心を持つ。

観察する。

関与する。

これらはとても大切です。

でも、その前に必要なことがありました。

それは、

「同じ景色を見られているか」

でした。

管理職は、人を動かす仕事ではありません。

同じ方向を見られる状態をつくる仕事なのかもしれません。

あなたのチームは今、

同じ景色を見ていますか。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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➉管理職に必要な3Kって? ①関心編
⑪管理職に必要な3Kって? ②観察編
⑫管理職に必要な3Kって? ③関与編
⑬管理職の3Kの先にある強いチームの作り方
⑭3Kを実践してもチームが変わらないとき
⑮3Kがうまくいかない人が陥る失敗パターン
⑯良いチームに見えるほどすれ違うのはなぜ?


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