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【管理職編⑮】3Kがうまくいかない人が陥る失敗パターン

管理職の3Kの失敗パターンとは

=信頼される管理職20の流儀(第15回)


これまでの経験から、私は管理職の要諦として「3つのK」に行き着きました。

多くの会社や組織の管理職研修・会議の場で、何度も伝えてきた、いわば「鉄板のキーワード」です。


シリーズ前号はこちら👇

私の自己紹介はこちら👇



関心を持っている。
観察もしている。
関与も意識している。

それなのに、なぜかうまくいかない。


3つのKは、やっているかどうかではなく、ズレているかどうかで結果が変わります。

今日は、よくある失敗パターンについて書きます。



失敗①|関心が「干渉」になっている


関心を持とうとすると、つい距離が近くなります。

・細かく聞く
・状況を確認する
・進捗を追う

一見、関心があるように見えます。

でも受け手からすると、それはこう映ることがあります。

「監視されている」
「信頼されていない」
「自由がない」

関心と干渉の違いは、相手の余白を残しているかどうかです。

関心は、相手のため。
干渉は、自分の安心のため。

この違いに気づかないと、距離は一気に縮まりすぎて、逆に信頼を失います。



失敗②|観察が「評価」になっている


観察とは、状態を見ること。

でも私たちは、つい評価を挟んでしまいます。

・できている/できていない
・良い/悪い
・主体的/消極的

ラベルを貼ると、理解した気になります。

でも実際には、見たいものだけを見ている状態です。

例えば、発言が少ない人を「消極的」と決めつける。

でも本当は、考えを深めている途中かもしれない。

観察に評価が混ざると、関与もズレます。

結果として、本人の強みを活かせない関わりになります。



失敗③|関与が「支配」になっている


関与は難しい。

踏み込みすぎれば支配。
引きすぎれば放置。

このバランスは、多くの管理職が悩むところです。

よくあるのが、「良かれと思って」の関与です。

・方向性を示す
・やり方を教える
・リスクを先に潰す

これ自体は間違いではありません。

ただ、それが続くと、メンバーが考えなくなる。

「どうせ決められる」
「言っても変わらない」

そう感じた瞬間、主体性は静かに消えていきます。



失敗④|3Kを一律でやろうとする


ここが、実は一番多いです。

・全員に同じ関心
・同じ観察
・同じ関与

これでは、うまくいきません。

人にはそれぞれ、

・キャリアの段階
・強みと弱み
・思考のクセ
・今の状態

があります。

同じ言葉でも、刺さる人もいれば、折れてしまう人もいる。

さらに言えば、同じ人でも、状況によって必要な関与は変わる。

一律のマネジメントは、一見公平ですが、実は不適切です。



失敗⑤|すぐに成果を求めてしまう


3つのKを始めると、どうしても期待してしまいます。

「変わってほしい」
「成果につながってほしい」

その気持ちは自然です。

でも、変化には時間がかかる。

焦ると、関与が強くなり、干渉や支配に近づきます。

そして結果的に、最初の状態に戻ってしまう。

3Kは、即効性のある技術ではありません。

関係性を変える習慣です。



では、どうすればいいのか


ここまで読むと、難しいと感じるかもしれません。

でも、本質はシンプルです。

「自分の関わり方を疑い続けること」

• これは関心か、干渉か
• これは観察か、評価か
• これは関与か、支配か

この問いを持ち続けるだけで、ズレは少しずつ修正されます。



おわりに


3つのKは、正しいことです。

でも、正しいことほど、ズレたときに気づきにくい。

だからこそ、うまくいかないときは、やめるのではなく、見直す。

関心を持ち続けること。
観察し続けること。
関与し続けること。

そして、その質を問い続けること。

それが、管理職に求められる姿勢なのだと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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➉管理職に必要な3Kって? ①関心編
⑪管理職に必要な3Kって? ②観察編
⑫管理職に必要な3Kって? ③関与編
⑬管理職の3Kの先にある強いチームの作り方
⑭3Kを実践してもチームが変わらないとき
⑮3Kがうまくいかない人が陥る失敗パターン


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