AERA DIGITALの記事から見えてきたこと――創価学会問題に関して
AERAから配信された記事がなかなかエグイ。
一方で、公明党の参院議員A氏はこう言ってほくそ笑む。
「正直、うちはうまくやった。小選挙区は擁立しないが、組織票がある比例で優遇してくれという交渉をうまくやった。それでなきゃ4議席も増えない。小が大を飲み込んで、利を得た」
新党設立があまりに急ごしらえだったため、参院では立憲民主と公明がそのまま存続している。この公明のA氏は早くも解党を示唆する。
「衆院で自民党に大敗したので、中道でやってもかなわない、一緒にやっていく意義もないことが証明されてしまった。参院ではまだ分かれたままなので、お互いが元に戻ればいいんじゃないか。2年半後には参院選もあり、このままだとまたもめそうだ。自公政権で与党だったうまみも忘れられないしね」
この言い草を見て、立憲民主党の関係者や同党の支持者で、キレない人間はいないだろう。
下野した公明党単独では300万程度しか得票が得られないわけで、28議席など取れるわけがない。
15議席取れたかすら怪しいのが実情だ。
にもかかわらず、新党効果で、立憲民主党が合流して新党を作ってくれることに合意したから得られた議席で、しかも、立憲民主党は殆ど議席を得られず、公明党に議席を譲ってあげた形になっているのに、この言い草だ。
盗人猛々しいにも程がある。
だが、これが創価学会という団体の本性であり実態だ。
今に始まったことではない。
創価学会は元からこういう連中だ。
人間の心なんて全くないし、今まで敵認定して、それこそ被害に遭った側を精神的に追い詰めて、自殺に追い込んだり、精神障害を発症するレベルで攻撃してきたと思えば、掌返しで笑みを浮かべて、にじり寄ってくる。
この常軌を逸した異常性が、創価学会の本質だ。
所詮、カルトなんだ。
しかし、傑作なのは、記事の続きだ。
■「こんな選挙が2度続くわけはない」
衆院選で圧勝した自民党だが、参院では、維新をあわせても過半数に達していない。自民党幹部のB氏はこう話す。
「今回は高市旋風で圧勝できたが、こんな選挙が2度続くわけはない。公明党が連立離脱して中道になったが、長い自公政権でうちを応援してくれた公明党支援者がどの小選挙区にもけっこういます。連立を組む維新は『エンジン役』と言っているが、高市首相という強力なエンジンがあるのでどっちでもいい。それより、連立で安定政権をつくった歴史がある公明が戻ってくれないかと内心では思っている自民の議員はかなりいる」
自民党で長く政務調査会の調査役を務めた政治評論家の田村重信氏はこう話す。
「中道がうまくいかなかったので、立憲民主と公明が分裂する可能性は十分にあります。高市首相の政治信条や手法を嫌って連立から離れた公明ですが、与党に復帰するといえば高市首相は大歓迎でしょう。高市首相は過去のことはそう気にしないはず。その可能性もあると思います」
(AERA編集部・今西憲之)
高市自民は馬鹿勝ちして、衆院で圧倒的な議席を手に入れた。
次の参院選は2028年だが、改選されるのは2022年当選組だ。

確かに自民党が快勝した選挙なので、2028年の参院選で自民党が議席を維持できるかはわからない。
だが、創価学会は年々会員数が減って衰退し、しかも公明党が下野して利権も失っているのだから、その状態で参院選を戦えば大幅な議席減になることは明白だ。

選挙区は1つか2つしか取れないだろう。
比例に関しても、2026年の衆院選、2025年の参院選を参考に各政党の得票を推定してみる。
2026年の衆院選の数字をベースに、自民党から若干票が国民民主党と参政党に戻り、自民党の比例得票が1800万程度となった状況だ。
自民党 1800万
公明党 300万
立憲民主党 500万
国民民主党 700万
参政党 570万
維新の会 500万
チームみらい 400万
日本共産党 250万
れいわ新選組 150万
日本保守党 150万
社民党 70万
獲得議席を計算してみたところ、公明党は3議席しか取れない。

つまり獲得議席はたったの4か5だ。
仮にこのような結果になった場合、自民党は維新の会との関係を維持しつつ、国民民主党や参政党に連立参加を呼びかけることはするだろうが、参院に大して議席を持たなくなっている公明党に声をかける可能性は低い。
衆院選では学会票がなくても勝てることが証明された。
参院選でも公明党は野党の状態で真正面から戦ったら精々4議席から5議席しか取れないミニ政党でしかない。
こんな状態でどこの誰が「連立で安定政権をつくった歴史がある公明が戻ってくれないかと内心では思っている」のだろうか?
AERAの記事は与党に復帰したいという公明党、創価学会側の願望を語っただけの記事であり、同時に、公明党や創価学会に都合のいい展開を引き出す為に、参議院と地方組織の立憲民主党、中道改革連合の立憲民主党系の議員に対する恫喝や圧力をかけることを目的とした記事、そういったところなのではないかと考えるのがいいのだろう。
この記事に対するアクションとして、立憲民主党が創価学会に完全に恭順に、旗下に馳せ参じ、ただの駒となるならそれもよし、キレて中道改革連合が解党となるならば、公明党は衆議院で頭数を増やし、逆に影響力を強化した状態になるので、次の手はそうなった時に考えればよし、その程度の考えでいるのかも知れない。
実際、立憲民主党は、政治勢力としては、最早、完全に終わったと言わざるを得ない。
参議院側の立憲民主党議員が、今さら、脱原発を唱えたり、沖縄の反基地を唱えたり、統一教会問題やその他のカルト宗教の問題で激しく批判的な論調を取ったところで、誰もまともに相手にしない。
「学会票が欲しくて、脱原発、反基地、反カルトをあっさり捨てた人達でしょ?」
そう言われておしまいだ。
支持者は戻ってこないし、信用もしない。
政権獲得能力を持った大政党の地方組織だけが、全国各地に張り巡らされて、解体されずに残されている――それが現状だ。
会員数の激減と、若い学会員の不足で地方組織の方々で役職者が置けず(※ご存知ない方の為に補足しておくと、創価学会ではもう10年以上前から、地方単位のかなり下の方である、地区や支部、本部の男子部長、女子部長を置けなくなっている)、空白地帯がある創価学会からすれば、立憲民主党の地方組織は垂涎の的であり、可能なら手に入れたいはずです。
立憲民主党は完全に行き詰まっているので、党名を架け替えたとしても相手にされないでしょうし、それこそ、本当に解党的出直しを図って、中道改革連合から出馬した候補を全員切り捨てて再起を図るくらいの道しか残されていませんが、学会票があれば選挙に勝てるなどと思い込んで、安易に飛びつくような人たちにはそこまでの覚悟はできないでしょう。
完全に、創価学会に足元を見られているわけです。
仮に立憲民主党が中道改革連合を継続させて党を再建させる方針で動けば、せっかく築き上げた地方組織を根こそぎ創価学会に乗っ取られて、奪われて、創価学会と公明党の延命にはなるのでしょうが、立憲民主党という政党は、完全に消滅することになります。
冗談抜きに、創価学会が立憲民主党の党員をはじめとする関係者や職員に折伏をかけて入信させて、党の地方組織を入信勧誘の場に変えてしまい、多くの人が仕方なく創価学会に入信する、などという事態になっても驚きはありません。
創価学会の体質を考えたら、それくらいのことはやりかねませんから。
もっともそうして立憲民主党の地方組織を吸収できたとしても、創価学会が反社会的なカルトであり、組織犯罪や問題行動、グレーゾーンの行為を働いている危険な団体であることに変わりはありませんし、国民から警戒され、距離を置かれている存在なのですから、どこまでこの延命策が功を奏するのかは未知数ですが。
しかし、一つだけ言えることは、立憲民主党内に存在していた反創価学会の人達、反カルトの人達は、完全に潰された格好になるため、創価学会の敵を完全に叩き潰し、国会で議論させる土壌を破壊することに成功した、ということはできるのではないかと思います。
本当に上手くやったものです。
こうした状況をつぶさに見る限り、立憲民主党は、創価学会の惨状を、まるで理解していなかったのではないかと考えられます。
今の時点でも衆議院の立憲民主党は物笑いの種になっていますが、仮に地方組織と参議院まで食われて養分になったとしたら、カルトを延命させた滑稽な存在として、歴史に名を残すことになるでしょう。
正直なところ、創価学会の延命に手を貸すなど言語道断なので、中道改革連合には早急に解体して欲しいところですが、立憲民主党の議員達に果たしてそれができるかと言えば、多分、無理でしょうね……。
