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体重はリアルな現実を見せてくれる大切な数字

体重計に乗るたびに、一喜一憂している人がいます。
増えていたら落ち込んで、減っていたら喜んで、また増えたら自己嫌悪に陥る。

その気持ちはわかります。
でも、そのたびに感情が揺さぶられているうちは、体重はコントロールできません。

体重の数字は、昨日の結果です。

朝、体重計に乗って出てくる数字は、今日の自分の状態じゃありません。
昨日の食事、昨日の活動量、昨日の睡眠。
その積み重ねが、今朝の数字として現れています。

体重が増えていたなら、昨日食べすぎたか、活動量が少なかったか。
体重が減っていたなら、昨日の食事量が少なかったか、よく動いたか。

それだけのことです。

だから、増えていたからといって自分を責める必要はない。
減っていたからといって浮かれる必要もない。
ただ、昨日の自分を冷静に振り返って、今日どう過ごすかを決めればいい。

数字と冷静に向き合える人が、体重を制する。

体重管理が上手い人は、感情で数字を見ていません。
データとして見ています。

増えた。なぜか。
昨日は外食で塩分が多かった。
水分が残っているだけかもしれない。
なら今日は少し食事を整えよう。
そういう思考ができる人は、体重が大きくブレません。

逆に、数字に感情が引きずられる人は、増えたことへの自己嫌悪でやけ食いをしたり、減ったことへの安心感で気が緩んだりします。これを繰り返すうちに、体重はどんどん管理しにくくなっていきます。

体重計が教えてくれるのは、現実です。
その現実を、責めるためでも喜ぶためでもなく、「今日をどう生きるか」のヒントとして受け取れるかどうか。
そこが、体重をコントロールできる人とできない人の、本質的な違いだと思っています。

ボートレーサー志願者にとっては、これが特に重要だ。

ボートレーサーには厳しい体重管理があります。
だからこそ、体重という数字と毎日向き合い続ける必要があります。

一喜一憂している場合じゃない。
増えた日も減った日も、冷静に原因を見て、今日の行動を修正する。
その繰り返しが、試験当日に適切な体重で臨める身体を作ります。

体重管理は、自己管理の縮図です。
数字と向き合う習慣が身についている人は、トレーニングも、食事も、生活全体を自分でコントロールできるようになっていきます。

毎朝体重計に乗ることは、自分と向き合うことです。
その数字を、今日をより良く生きるための目安にしてください。

辻洋介 | プロを創った「身体の本質」


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