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【読書感想文】「なぜ」と聞かない質問術~著者の中田豊一さんへ届け~


今日からは、「なぜ?」と聞きたくなったら

「いつ?」と聞いてください


書店の平積みコーナーに置いてあった本を手に取り、ぱらっと開いてみたら
先ほどの一言が書いてありました。

、、、どういうことだろう?


私たちは日常的に「なぜ?」を使っています。

「なぜ?」という質問は、良くないということだろうか。

それにしても、かわりに「いつ?」と聞くとはどういうことだろう。。

気づいたら内省が止まらず、その本を持ってレジに並んでいました。

今回はこの本を読んでの感想を、体験談を用いてお話してみたいと思います。

なぜ?質問は、会話のねじれを引き起こす


結論を言ってしまうと、

「なぜ?」質問は、会話のねじれを引き起こすタチの悪い質問。理由は、思い込みや言い訳を引き出しやすく、対話があらぬ方向に進んでいってしまうからです。なので、ただ『事実』を聞くために「いつ?」と聞くようにしましょう。

というのがこの本のハイライトなんです。

(ちなみに、これは誰かと対話している時の話であって、自分の頭の中で「なぜ?」と問いを立てる分にはいいみたい。)

「なぜ?」をよく使うシーンを思い出してみました。

「なんで今やらないの?」
「なんでそうなる?」
「なんでいつも同じこと言わせるの?」


私がよく子供に言っていることだ。。。

この「なぜ?」質問。
双方の立場に差があるときに起こりやすいとのこと。
例えば上司と部下、親と子、先生と教え子など。

、、、これは私、完全にやらかしているなぁと。

思い返してみると、私が子供に「なんで?」って聞いた時の返答って
だいたい

「いや、〇〇だから・・・」
「・・・・・(黙っているだけ)」

なんですよね。
んで私が余計怒るという負のループ。。。

(いやでもさ、あまりにも何回も同じこと言わなきゃいけないこっちの身にもなってくれ!!)という気持ちだって当然ある。

ただこれでいいのかと言われたら、良くはない。

こうならないためにも、是非「いつ?」と聞いてみて欲しい。
と、この本には書いてある。

そこで、「いつ?」質問にはどのような効果があるのかをまとめてみました。

・「なぜ?」と聞かれると、人は理由を探し、正当化しようとしてしまう。
一方で「いつそう思ったの?」「いつからそうなったの?」と聞かれると、
思考が“出来事”に戻り、感情よりも事実の経緯を思い出す方向に切り替わる。

・「なぜ?」は、どうしても“尋問調”になりがちで、相手を責めているように聞こえることがある。
「いつ?」に置き換えると、

→評価が含まれない
→過去を一緒に振り返るニュアンスになる
ため、安心感と信頼関係を保ったまま対話を進めることができる。

二文字の単語が変わるだけで、こうも違うか!!と衝撃を受けました。

これはやるっきゃない!ということで、、、

「いつ?」質問、やってみた


ある日、仕事中に友人から電話がかかってきたんです。

「長男くんが、鍵が無くて家に入れないって~。」

学校から帰ってきた長男が鍵も携帯も持っていなかった為、友人の家にピンポンして
「母(私)に連絡して欲しい」と頼んだようでした。

家にはスマートロックが付いているので、友人にはお礼を言ってその時は私が遠隔操作して鍵を開けました。

家に帰って長男に話を聞いてみると、
「鍵がどこにあるかわからない。。。」とのこと。

このやりとり、3か月の間で3回目くらいだったんですね。

またか、、、

と思ったので、もうすでに怒っている私。笑

これまでの私なら

「何回目なの?なんでわからないの??」

と怒り狂いながら言ったと思うけど、ここはぐっとこらえて

「いつから無いの?」

と聞いてみた。

そうすると

「覚えてない、、、、」とのこと。

、、、こやつは、、、、

「なんで覚えてないんだ!!」と叫びそうになるところを再度ぐっとこらえてこう聞きなおしてみました。

「最後にいつ使ったか、覚えてる?」

そうすると、

「この前公文に行った時かも、、、」

という言葉が出てきた。


、、、なるほど。
じゃぁ、公文のリュックに入ってるかもしれないよ?と
一緒に探してみたら、内ポケットの中に入っていました。

それからは鍵の置き場所やルールを再度話し合って、
その場は終わりました。

とりあえず見つかってよかった。
次からは気をつけようね。

という具合に。

やってみての感想

「なんで?」という質問は自分の怒りの塊。(もはや質問ではないかも。)「いつ?」という質問は、自分が感情的になるのを抑えてくれ、ものごとが前に進む手助けをしてくれるものなんだなと感じました。

「なんで?」って言ってる時点で、自分の怒りをぶつけてるだけ。
別に相手の考えてることを聞きたくて言ってるわけじゃないんだなと気づいてしまいました。。

でも、怒り自体は否定しなくていいとは思います。(だって普通に3か月で3回も鍵無くされたらイライラするし笑)

ただ、それを相手にぶつけるかどうかは選べるわけで。

その代わりに、「いつ?」は、自分の感情を抑えてくれる。しかも相手に事実を思い出してもらうだけの質問だから、相手にも自分にも負担にならない。

めっちゃラク。

鍵を無くした話を最初に聞いた時も、

(なんでっ!、、、ハッ、、違う違う、「いつ?」って聞かないと。。)


って。この時点で怒り感情が落ち着いてるわけですね。


もし仮に、この本を読む前に長男がまた鍵を無くしていたら。。。
私は

なんでまた無くすの?

と言っていたに違いない。

そんなの、小学2年生の子にぶつけたところで

”鍵を置く場所が日によって異なり、「いつもここにある」という習慣化がされていませんでした。出発前チェックリストに「鍵の確認」を追加し、家を出る時・帰った時のルーチンとして固定化します。”

なんて答えが出てくるわけは、絶対ないってわかっておきながら。


「なぜ?」と聞きたくなったら、「いつ?」と聞く。

シンプルだけど、すごく難しい!!!

何が難しいかって、
意識しないと「いつ?」という言葉、本当に出てこないんですよ。
「なんで?」が沁みついちゃってるから。
自分にしみついたクセというものは意識しないとなかなか抜けない。

しかも、「いつ?」なんて聞いて不自然に思われないかな?みたいな不安もあるし。

これは習慣になるように練習すべきだなと思いました。

あとは、今まで子供を追い詰めるようなことを何度も言ってしまっていたのかもしれない。。。と思うと申し訳ない気持ちになりました。

著者である中田豊一様へ


中田さんは、これに気づくまでに20年、そして伝えるまでにさらに20年かかったと書かれていましたね。
その長い年月をかけて培われた知恵を、私たちにも分かりやすく届けてくださり、本当にありがとうございます。

読み進めながら、「これは単なる質問技法ではなく、信頼関係を育てる“生き方”そのものなんだ」と感じました。

最初は、このやり方、シンプルだなー。としか考えていなかったのですが、実際にやってみて一筋縄ではいかないなと思いました。。

中田さんのように辛抱強く40年も取り組めるかわかりませんが、私も今日から「なぜ?」を一度飲み込み、「いつ?」と聞くことで、少しずつ関係の質を変えていけたらと思います。

ありがとうございました。


▼普段、「学んだことを活かせない自分におさらばする」というテーマで書いています。

▼なぜ受賞できたのか仮説を立てました。よろしければ。


ここまで読んで下さり、ありがとうございました。

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