【ドラマ感想】豊臣兄弟!第17回「小谷落城」|市の一太刀がすべてを終わらせた

歴史警察というわけではないのだけど、まず少しだけ、山田浅右衛門という人物の話をしたい。

山田浅右衛門は江戸時代、死刑執行人として代々、罪人の首を斬っていた家系だ。
「穢れ」を背負う忌まわしい職業である一方、斬首には高度な技術が求められる。そのため、専門の家が担っていた。

首を一太刀で落とす――言葉にすると簡単だが、実際には極めて難しい。
骨を断ち、肉を断ち、一瞬で絶命させるには、技術と経験が必要になる。

だからこそ、それは“専門職”だった。

……この話、今回のラストを見ていて、ふと脳裏に浮かんだ。


第17回タイムライン

・信玄餅!?まさかの最期☠️
・三方ヶ原、本多忠勝見参!🦌
・グッバイ義昭👋
・義景の最後…首が☠️
・小谷落城🏔️
・市、決着をつける😨


三方ヶ原の戦い

ここにきて本多忠勝が登場!
家康はこの戦いをすぐに忘れると言い、代わりに数正に覚えておき、自分への戒めとしてほしいと託した。
有名な「しかみ像」(徳川美術館所蔵)については、いろいろな説があるらしい。

徳川美術館で行われている大河ドラマ展のレポートはこちら。

緑の甲冑の武将は山県昌景か。
ノブが仕掛けたっぽい毒おにぎりを回避した信玄。

「この戦、我らの勝ちじゃ!」

しかしその後、餅を喉に詰まらせて帰らぬ人に。
餅死?マジで!?
信玄餅は好きだけど、食べるたびにこのシーンを思い出しそう😅
高齢の方、餅を食べるときは本当に注意してください。


〜今週の室町幕府[終]〜

ノブのときと同じ方法で信玄のもとへ向かう義昭。

「織田を打ち滅ぼすのじゃ!」 

しかし武田軍は上洛することなく、甲斐へ帰還。
槇島城の戦いで幕府軍は敗北する。

二条御所の破却を命じられた光秀。
その唸り声は、どこへ向けられたものだったのか。
藤戸石に斬りかかった光秀。
その想いは、誰に向けられていたのか。

「光秀と仲良うしてやってくれ」
急に保護者ヅラすなよ😅
そして兄弟を家臣にするとまで言う。
言うは易しだけど、もう義昭には誰もついてこないよ……😵‍💫

母を同じくする兄・義輝とは1歳違い。
一緒に遊んだこともあったのだろうか。
時代に翻弄された「足利将軍兄弟」。
室町幕府はここに消滅した。


龍興と義景と久政

カムバック龍興!
思わず「おおっ!」と声が出て拍手してしまった😂
「生きとったんかい、ワレ」

一乗谷大好きオヤジ・義景のクズっぷりがすごい。
景鏡、兜をつけたままの義景の首を飛ばすとかヤバくないか😅

久政は腹を切って自害。勝家が介錯した。
榎戸さんの久政、よかったなあ。


小谷が落城した日

木下ブラザーズが長政と市のもとへ説得に向かう。

天下を夢見た長政。
金ヶ崎で信長を討てていれば勝ち筋もあったかもしれないが、それも叶わなかった。
ここで長政に野心を持たせた展開は熱い。武人としての最期だった。

「なんでわざわざ自ら死なねばならんのじゃ!」

話し合いは平行線。
そして長政vs木下ブラザーズ、突然の相撲対決。
相撲で全てにケリをつける。

兄・信長の影は、ここで拭い去られた。

「そんな其方が大好きであった」
当時この言い回しがあったかはさておき……。

長政は腹を切る。

そして――市が……。


誰がこんな幕引きを予想しただろうか。

第10話、市が浅井家に嫁ぐことを決めた場面で、刀を抜いて真剣の稽古をしていた。
あれが伏線だったのか。

市が長政の介錯をするという、あまりにも壮絶な終わり。
返り血が市の顔へと飛ぶ。

ここで冒頭の話に戻る。

首を一太刀で落とすという行為は、本来、専門の技術が必要な所作だ。
誰にでも出来るものではない。

それを――市がやってのけた。

首を斬れば、大量の血が出る。
腹を斬れば、あたりは血溜まりになる。
介錯をすれば、血飛沫が飛ぶ。
――それを、あの一太刀でやってのけた。

戦国のドラマなのだから、血は流れて当然――。
それでも、出血量が多すぎる。そう思わされた。

『豊臣兄弟!』のロゴの赤は、この赤なのか。
そう思わされた。

市は浅井家という戦場で、信長の妹として、そして長政の妻として、その一太刀を振り下ろした。
返り血を浴びたその姿は――侍そのものだった。


次回、主人公のドラマが動く!
「羽柴兄弟!」

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