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「うれしいです」で、人間関係が少し変わった。

「いやいや、そんなことないですよ笑」

昔のわたしは、
褒められると、
反射みたいにそう返していた。

でもある日、
同じ返しをされた時、
少しだけ胸がざわついた。

打ち返された側になって気づいた

以前、
わたしがある人に、

「いつも笑顔で爽やかですね」

と声をかけたことがあった。

「いやいや、そんなことないですよ笑」

そう返された瞬間、
少しだけ胸がざわついた。

本心で言ったのに。

なんだか、
言葉を否定されたような気がした。

わたしは慌てて、
もう一度言葉を足した。

「わたしは、いつも元気で素敵だと思いますよ笑」

笑って返したけれど、
心の中には、
少しだけ悲しさが残った。

その人もきっと、
謙虚でいようとしただけだったのだと思う。

でも、その時

これ、わたしもやっていたんじゃないか。
と気がついた。

昔のわたしも、

「いやいや」
「そんなことないですよ」

と、
すぐ打ち返していた。

褒め言葉を、
打ち返している感覚もなかった。

ただ、
謙虚でいようとしていただけだった。

「謙虚でいるべき」が、当たり前になっていた

後から振り返ると、
あの「いやいや」は、
ただの照れ隠しだけではなかった。

褒められたら、
そのまま受け取ってはいけない。

少し否定するくらいが、
ちょうどいい。

そんな感覚が、
わたしの中にあった。

褒められたら、謙虚でいるべき。

それは、
わたしの中で、
当たり前みたいになっていた。

返し方を変えたら、空気が変わった

だから最近、
返し方を少し変えた。

「ありがとうございます。うれしいです」

そう返すようにした。

すると、
前より声をかけてもらえることが増えた。

ここ数年、
褒められたり、
承認されるような言葉は、
ほとんどなくなっていた。

でも、
返し方を変えてから、
少しずつ増えてきた。

特別、
何か新しいことを始めたわけじゃない。

ただ、
受け取り方を変えただけだった。

もちろん、
口角を上げることを意識したり、
自分から声をかけたり。

そういう小さな変化も、
あったのかもしれない。

でも、
それだけじゃない気がした。

「今日なんか爽やかですね」
「いつも元気ですよね」

そんな言葉を、
前より受け取るようになった。

小さなラリーが、生まれるようになった


「ありがとうございます。うれしいです」

そう返すと、

「最近どうですか?」
「まだ朝活やってますか?」

と、
もう一言返ってくることがある。

前なら、
「いやいや」で終わっていた。

でも、
少し返し方を変えるだけで、
会話がもう1段続く。

通りすがりの、
ほんの数秒のやり取り。

でも、
そういう小さなラリーが増えると、
前より話しかけやすい空気が残る。

朝の挨拶もそうだった。

名前を呼ぶ。
一言足す。

その小さな積み重ねで、
少しずつ空気が変わっていった。

今回の「うれしいです」も、
同じだった。

小さなラリーが、
人間関係の空気を作っていく。

最近は、
そんなことを感じている。

だから、受け取って返すようにした

その日から、
褒めてもらった時の返し方を、
少し変えた。

「いやいや」

をすぐに出さない。

一度、飲み込む。

そして、
受け取ってから返す。

「ありがとうございます。うれしいです」
「そんなこと言っていただいて、ありがとうございます」

まだ少し、
照れくささはある。

でも、
うれしいと思ったなら、
そのまま言葉にすればいい。

無理に褒め返さなくてもいい。気の利いたことを言おうとしなくてもいい。

『うれしいです』

その一言だけで、
相手の言葉を、
ちゃんと受け取れる。

最後の締めは、前の「小さなラリー」の節で締めた方が強い。


そういえば前に、

「おはようございます」

だけじゃなく、
一言足すようにしたら、
会話の空気が少し変わった。

そんな話も書いていました。

▶︎ 『え、何を話せばいいの?』年の差がある人との会話が変わった

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