完璧主義で内向的な私でも、隠れた強みを磨いていけば何とかやっていけるのだ:#社会人1年目のわたしへ
年末に大掃除をした
棚の中身も全部確認して、要らないものをどんどん捨てた
そんな中で見つけたものが一つ
危険物取扱者などの資格証
前職が化学メーカーの研究職だったので全員取得させられたやつ
これは今でも有効なので捨てられない
ただ、顔写真があまりにひどい
眼が死んでいる
やる気がない
おかしい、新卒で入社した直後に撮影した写真のはずなのに
これから社会に期待している若者の顔ではない
勤続5年目くらいで仕事はぼちぼち、って人の木曜朝の顔のほうがまだやる気がある
まぁそれもそのはず
私は社会人になりたくなかったのだ
何故ならば多くの人と話す必要があったし、そもそも新しい環境自体が苦手だったから
今回はお題企画「社会人1年目のわたしへ」ということでそんな時期の自分の振り返りをやってみる
完璧な人はいないし、ミスっても周りは意外と見ていない
改めて当時の私の性格を書き出すならばこんな感じ
・人と話すのが苦手、特に初対面の人と話すのは地獄。アドリブがきかない
・会話デッキなし、アニメとか自分の好きなことしか話せない
・研究の指摘含めて人格否定と勝手に捉えてひどく落ち込む
・完璧主義者、一つのミスを気にする。そして周りにも完璧さを求める
・個人プレイ、相談せずに一人で勝手に実験したり論文調査してた
・早起き苦手(いまも)
なんか社会人に向いてなさそう
少なくとも営業とか企画は無理だ
化学系の大学院からそのまま化学の研究職として働けたのがせめてもの救い
こんな私の足かせになったのが「完璧主義」
「会社から給料をもらっているのだから、しかるべき仕事をして当然だ」と思い込んでいた
その結果、自分のちょっとしたミスを許せずに勝手に凹む
そして周りの人が仕事をゆるくやっていたら「何サボってんねん」と思う
でもコミュ障だから直接言えるわけもなく、心の中で悪態をつくだけ
そうやって自分のこころのリソースを勝手に消費する
しかも悪態とか自分はダメだ、というテンションが下がる系の言葉で
だけど、実際の世の中は完璧ではない
上司だって間違えるし、取引先も完璧じゃない
コミュ力が高い人もたまに「あれ?」って発言するし、やさしい人も時にはイラっとすることがある
そうやって「ミスをする人たち」で社会は回っている
そして1個のミス、しかも取るに足らないミスを覚えているほどみんなはヒマじゃない
だからこそ社会人になって色々試してみてよかった
若手のころの一番の学びは「ミスっても周りはあまり覚えてないし、自分の一挙手一投足を見ているほどヒマじゃない」ってこと
そして「あれ、意外とオレのミス気にしてないじゃん」と体感できたこと
その体感があれば、新たなことにチャレンジできたりする
私は一度スイッチが入れば勝手に調べたり勉強したりする
人と関わらない領域は得意分野だ
そうやって前職のころからプログラミングを勉強した結果、今の仕事にありついた
だから色々試して、怒られたらちょっとだけ凹んだ後にまた勝手にやってみたらいいのだ
対面でアドリブ苦手な私でも、文章使えば何とかできる
もう一つ、社会人なりたてのころにしんどかったのはコミュニケーション
完璧主義と絡まって、「全てのやり取りを無難に終わらせねば」という強迫観念があった
その結果、何を話したら「正解」かを考えすぎて無言になる
とりわけ初対面のような背景情報がない人だとなおさらひどい
でも仕事では何だかんだで人と話さねばならない
報連相のほかにもちょっとした相談とか給湯室の雑談とか
そのたびに「ア、ア、ア・・・・・」とかカオナシのように話す日々
そしていつも気が休まらず、家に帰ったら気疲れですぐに寝る
当時は「コミュニケーション能力を上げねばならぬ」の考えが強かった
あと「内向型」とか「繊細さん」という言葉もまだない時代
そのため「人と話せない自分はダメだ」という一つの指標でしか自分を評価できなかった
でも当時から一人で文章を書くのは得意だった
月次報告書とかメールとかはサラサラと書けたし、修正もあまりされなかった
だからこそ、今の自分から伝えたいこと
対面のコミュニケーションだけがすべてではない
メールでも報告書でもメモ書きでもいい、書き言葉を武器にして仕事を進めるのだ
将来は会社でチャットが当たり前になり、プライベートでもSNSで文章による自己表現ができるようになるぞ
当時は「円滑なコミュニケーション」「会議中のアドリブが効いた発言」「同期や職場の人はもちろん、社外にも人脈を広げる」みたいな人が「正しい」と思い込んでいた
でもこれは要するに外向的な人が得意な領域であって
・複雑な課題をじっくり考えて適切な結論を導く
・文章での表現や発信が得意
・コツコツ地道に努力して新たな知識を身につける
・人脈は広くないけど、じっくり話を聴ける
こういった内向型が得意な領域もあるのだ
新入社員のころはそれにまだ気づいていなかった
でも少なくとも今の私は内向型の強みを活かして何とか日々を過ごしている
もちろんしんどいことも多いけど、新人のころよりは圧倒的に生きやすい
だからこそ、当時の私にも「今の無自覚な強みを磨き続けろ」と言いたい
そんなことを言っても「はぁ?」と言われそうだけど
お金の勉強は早めにやっとけ!
あと最後に番外編
興味がないとしてもお金の勉強は早めにやったほうがいい
マジで、本当に、ウソつかない
新入社員のころは社会をあまり知らなかった
そのうえ私はお金に対してちゃんと考えたこともなかった
「お金はまぁ必要やんなぁ~」くらい
だけど投資は時間とともに効いてくる
どうせ考えるヒマや興味がないのなら黙ってインデックスに突っ込むのだ
昨日そんな記事を書いた
新入社員のころの確定拠出年金で世界経済のインデックスに突っ込んでおけば、と今でも思う
社会人になるとどうしても仕事が生活の中心になる
年金とか将来の資産形成といった緊急ではないことは後回しになりがちだ
だけど、いやだからこそ
放置しておけばいいインデックスに突っ込むべきだったのだ
10年弱経った後に後悔するぞ
これからも一応世界経済は伸びていくはず
というか伸びなかったらみんなが困る
だからこそ投資は大事だ
早ければ早いほど複利の効果が大きくなる
30代半ばとなると親やきょうだい、自分自身のことを色々考えなければならぬ
そしてそういった話題には必ずお金がセットで付いてくる
未来の自分と周りの人が幸せに過ごすため、若いうちからやっておくのだ
社会の主流にならずとも、何とか生きていけるのだ
そんなわけで振り返りおわり
改めて考えると、当時の私は「社会人はこうあるべき」という姿に囚われていた
ただ、その社会人の姿は外向的な人の理想形であって
その姿は「正解」なんだけど私自身に向いている姿ではなかった
それでも正しい姿だから自分を変えなければならない、と思い込んでいた
だけど実際の社会はそんな完璧ではないし、意外と度量が大きい
当時は目に留まりやすいものを見ていただけなのだ
目立ちやすい人が全てではない
組織として何かを達成するためには色んな役割が必要だ
私が新入社員のころに比べると仕事、プライベートともに発信の機会は増えた
それ故に文章など自分の強みを活かしやすくなっている
社会には多様性があったほうがいいと私は思う
そして私自身がその多様な人の一員として、自分の強みを活かしてこれからも何とか生きていこう
