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創作大賞2025の中間選考結果の発表があったので、さらに分析してみた

創作大賞2025の中間選考結果の発表を受けて試みた分析の続きです。
前回同様Talesからの投稿作品のみを対象としました。

前の記事はこちらです。

前回は、ジャンル「創作論・評論」を失念していました。申し訳ありません。
今回はこちらも取り込んでいます。



まえがき


分析に用いたデータは、結果発表の公式記事

および、Tales WEBサイトのコンテストページにタイル状に表示される作品リンクカード(2025/9/18AM取得)のみになります。

基本的に各作品へのアクセスは行っていません。(作品ページを開くのは読むときだけ)
作品トップページにアクセスするだけでPVが増えちゃいますから、うかつに開けません。

とはいえ、データの取りこぼしがあるかもしれません。
実際、リンクカードがうまく取得できなかった作品が2つほどあり、この2作品のみ作品トップページにアクセスさせてもらいました。

皆さまのデータを使わせてもらい感謝です。


応募作品の投稿ジャンルと応募部門


応募作品数は以下のようになっています。

応募部門、投稿ジャンル別の応募作品数

応募締切時点での作品完結率を知りたかったのですが、各作品にアクセスせずに調べるのは難しそうです。

作品設定に完結項目はあるけれど、いつ完結したかは分かりません。

一方、リンクカードには「X時間前」、「X日前」といった表示があります。
これを使えば、最後にエピソードを公開した日が分かり、いつから更新していないかが分かると思っていました。

でも実際は、必ずしも最終エピソードの投稿日を示しているのではないことに気づきました。
想像ですが、作品設定(あらすじ、キャッチコピー、タグ等)を変更したときもこのデータが変わるのではないでしょうか。
しかも、週、月、年とどんどん大雑把になっていくので、データとしてはいまいち使用に耐えません。

なので、完結フラグで代用しました。

作者によって完結設定されている応募作品数

完結しているかどうかは、フラグを見て判断しているため、作者が完結設定しているもののみをカウントしています。
事実上完結していても、この設定していない作品も見受けられ、実際はこれより多いと思われます。

完結率で表すと以下のようになります。
平均して半分ちょっとでしょうか。

作者によって完結設定されている応募作品の割合(%)


中間選考通過作品の投稿ジャンルと応募部門


前回も掲載した中間選考通過作品のデータがこちらです。

応募部門、投稿ジャンル別の中間選考通過作品数

見やすくするため、0は空欄にしてあります。

中間選考通過率を求めてみると

応募部門、投稿ジャンル別の中間選考通過作品数の割合(%)

エンタメ原作部門は少し特殊なので、小説部門のみにすると多少クリアになります。

応募部門、投稿ジャンル別の中間選考通過作品数の割合(エンタメ原作部門を除く、%)

すごいバラツキが見えます。

すぐ気づくのは、「(現代)ファンタジー」と「SF」の低さです。
これに対して、「ミステリー」、「お仕事」、「人間ドラマ」、「歴史・時代」は、通過率が高いです。

この意味するところはなんでしょうか。
審査側が求めているのは上記の分野でありファンタジーやSFではない、とも受け取れるし、あるいは、上記分野の書き手のレベルが高いのかもしれません。
まあ、参加メディアのレーベルを見ればスタンスも明らかですけれど。

そういえば、これまでファンタジー小説部門の受賞者はゼロでしたっけ。
うーん、複雑な気持ちになります。今回は受賞作がでると信じています。


作品完結率


次は、中間選考突破作品の作品完結率です。
完結設定されていない作品については、最終更新時期を調べて完結っぽいと判断したものは完結作品にカウントしています。

完結している中間選考通過作品数
中間選考通過作品の完結割合(%)

一目瞭然。
完結作が要求されています。やはり創作大賞は公募寄りのセンスが求められるようです。


PVとスキ


PVとスキの数は、いろいろ問題点を内包していると感じるため、分析することに意味があるのか疑問に思いましたが、つつけば何か発見があるかもしれません。

まずは前回同様のチャートがこちら。
数千のデータをプロットしているため見にくく申し訳ありません。

応募作品を1話あたりのPV数の多い順に並べたもの、縦棒は各作品のエピソード数
色つきは中間選考通過作品のデータ
応募作品を1話あたりのスキ数の多い順に並べたもの、縦棒は各作品のエピソード数
色つきは中間選考通過作品のデータ

実線は、全応募作品を、1話あたりのPVまたはスキの数の多い順に並べたものです。
赤っぽい表示は、中間選考突破作品のデータを示しています。

PVとスキが極端に多いまたは少ない作品を除けば、ほぼ一様にバラついているように見えます。


1スキあたりのPV数


以下の表は、作品を投稿して、読み手から1スキをいただくために、どれだけのPVが必要かを示したものです。

PVとスキのエピソードあたりの数、および、その比の最大・中央・最小値
応募部門別全応募作品
PVとスキのエピソードあたりの数、および、その比の最大・中央・最小値
投稿ジャンル別全応募作品


こちらは、有意な差が見えます。

「ラブコメ」、「ロマンス」、「青春」、「仕事・人間ドラマ」、「SF」を読む方の財布の紐は固いです。「創作論・評論」もですが。
逆に、「ミステリー」、「異世界ファンタジー」を読む方は気楽にスキをくださるかもしれません。


中間選考突破作品のデータも一応示しますが、データ数が少ないため、さほど意味はありません。

PVとスキのエピソードあたりの数、および、その比の最大・中央・最小値
応募部門別中間選考通過作品
PVとスキのエピソードあたりの数、および、その比の最大・中央・最小値
投稿ジャンル別中間選考通過作品


おまけ


最後に、タイトルとキャッチコピーの文字数についてです。
こちらです。

応募作品のタイトル文字数を長い順に並べたもの、色つきは中間選考通過作品のデータ
応募作品のキャッチコピー文字数を長い順に並べたもの、色つきは中間選考通過作品のデータ


中央値は以下の通りです。

応募作品のタイトル文字数、キャッチコピー文字数、応募部門別
応募作品のタイトル文字数、キャッチコピー文字数、投稿ジャンル別


「ホラー」は文字数が短め、「歴史・時代」は長め。
何となく分かります。

キャッチコピーをつけていない作品がそれなりにあります。
最初に目がいく部分なので、空白にするのはもったいないなと思いました。



小説部門に「創作論・評論」を応募するという発想はありませんでした。
どのように書いていらっしゃるのか一度拝読しなければと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。
ちょっとでも参考になればうれしい限りです。 (よすが)

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