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「身近な関係」を「マトリクス」で整理する

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「タテ」と「ヨコ」の人間関係

 「身近な関係」は共同性と相補性の2つに分けられますが、この2つはざっくりとした分け方で、これだけで全て説明できるわけではありません。
 例えば同じ「相補性」でも、夫婦や恋人のようなタイプもあれば、親子のようなタイプも存在します。
 こうした下位分類を確実にするためには、それぞれの違いをはっきりさせる必要があります。

【出所】【参考】平尾昌宏(2024).『人間関係ってどういう関係?』.筑摩書房を元に筆者作成

夫婦や恋人は「ヨコ」の相補性、上下関係のある親子や師弟は「タテ」の相補性

 ここで使えるのが「タテとヨコ」です。
 例えば、お互いに対等なのが基本の夫婦や恋人は「ヨコ」の相補性、上下関係のある親子や師弟は「タテ」の相補性に該当します。

 同じように、共同性も「タテとヨコ」に分けられます。
 「ヨコ」の共同性は、たとえば趣味のサークルやクラスメイトが該当するでしょう。
 一方で「タテ」の共同性は、部活の先輩と後輩の関係が一例として考えられる。

まとめ「ヨコ」には自由、対等という性質があり、「タテ」には目的、非対等という性質

 ヨコには自由、対等という性質があり、タテには目的、非対等という性質があります。
 そして共同性には多数、拡散、開くという性質から社会的に、相補性には1対1、集中、閉じるという性質から個人的になる傾向があります。
 これらを掛け合わせると、2×2のマトリクスが描けます。

【参考】平尾昌宏(2024).『人間関係ってどういう関係?』.筑摩書房