よりそい便り 2026年7月25日
今日も暑い一日になりそうです。介護をしていると、自分のことより相手のことが気になって、つい水分をとるのを忘れてしまいがち。今日は、暑さを乗り切る工夫や、読むと心がほっとするお話、そして介護に役立つ情報をお届けします。
ケア・接し方
【熱中症対策】暑さ対策先進都市・熊谷市の認知症高齢者グループホームが実践! 5月からの「暑熱順化」で、サポートする2026年の取り組み
2026-07-24 16:00 JST / PR TIMES
どんなニュース? 埼玉県熊谷市の認知症の方向けグループホーム2施設が、今年の夏の熱中症対策として5月から「暑熱順化(体を暑さに慣らすこと)」に取り組んでいます。毎朝の散歩や日光浴で体を暑さに徐々に慣らしたり、冷たい飲み物やうどんを提供したりしています。認知症の高齢者は、のどの渇きを感じにくく体温調節も苦手なため、特に丁寧な対策が必要です。
よりそいポイント: 「のどの渇きを自分から言わない」ことを知っておくだけで、声かけのタイミングが変わります。今日から真似できる工夫がたくさんあります。
できること: こまめな水分補給の声かけを心がけましょう。麦茶や好みの飲み物を用意しておくと、進んで飲んでくれることもあります。エアコンを適度に使い、無理のない範囲で朝晩に軽く体を動かすのも効果的です。
もう一度話したい~認知症の母の記録~(38)乳酸菌飲料1本に「採血」、老健の慎重な判断に驚いた日
2026-07-25 10:00 JST / 北海道新聞デジタル
どんなニュース? 認知症の母と見守る家族の日常を描く連載の第38回です。お父さんが、施設に入っているお母さんに乳酸菌飲料を1本飲ませたいとお願いしました。すると施設のケアマネジャーさんは、その「1本」のために採血を含む詳しい健康チェックを行いました。その慎重さに、記者の長男は驚きます。
よりそいポイント: 「ちょっとしたお願い」にも、安全を第一に考えて丁寧に対応してくれる施設の姿勢が伝わってきます。面倒に思える確認にも、一人ひとりを大切にしたいという気持ちが込められているのですね。
大嫌いだった父親の知らなかった一面。認知症をきっかけに見えてくる父親の素顔と、変わっていく親子関係を描いた実録コミックエッセイ【書評】
2026-07-24 20:00 JST / ダ・ヴィンチWeb
どんなニュース? 『大嫌いだった父が認知症になった日』という実録コミックエッセイの紹介です。厳しくて嫌いだった父親が認知症になり、これまで知らなかった一面が見えてきます。弟にお菓子を譲っていた子どもの頃の父親の優しさを知り、親子の絆が変わっていくお話です。
よりそいポイント: 認知症をきっかけに、家族の新しい一面に出会うことがあります。「大嫌い」だった関係が、介護を通じて変わることもあると知ると、少し肩の力が抜けるかもしれません。
医療・研究
「転倒・骨折」が要介護度悪化の大きな要因、医師・リハ専門職による転倒リスク評価・転倒予防介入進めよ—日慢協・橋本会長
2026-07-24 16:25 JST / GemMed
どんなニュース? 調査の結果、転倒や骨折が介護の必要度を悪化させる最大の原因であることがわかりました。専門家は、運動や住まいの環境を整えることによって、転倒の多くは防げると話しています。家の中の段差をなくす、骨を強くする治療を受けるなどの対策があります。
よりそいポイント: 転倒を防ぐことは、介護の負担を減らすことにつながります。「まだ大丈夫」と思っていても、早めに対策すると効果が大きいです。
できること: 家中の段差を確認してみましょう。滑りにくい靴を履く、夜は足元を照らす灯りをつけるなど、小さな工夫から始められます。心配な方は、地域包括支援センターやケアマネジャーさんに相談してみてください。
認知症抑制の効果を調べる富山大学などの漢方薬研究に2000万円寄付 名古屋市の94歳女性
2026-07-24 19:59 JST / 中日新聞Web
どんなニュース? 富山大学などの研究チームが、漢方薬「八味地黄丸」に認知症の進行を遅らせる効果があるかを調べる研究を始めます。この研究に、名古屋市の94歳の女性が2000万円ものご寄付をされました。8月から全国25の病院で、軽度の認知症の方200人を対象に研究が始まります。
よりそいポイント: 認知症治療の新しい選択肢が増えるかもしれないという、希望を感じるニュースです。まだ研究の段階ですが、多くの方が治療の進歩を待ち望んでいることが伝わってきます。
きょうのことば
暑熱順化(しょねつじゅんか) — 体を暑さに慣らすことです。毎日の散歩や軽い運動を無理のない範囲で続けると、汗が出やすくなるなど、体が暑さに強くなります。急に暑くなる日は特に注意しましょう。
老健(ろうけん) — 「老人保健施設」の正式名称で、病院での治療が一段落したあと、リハビリをしながら自宅での生活に戻ることを目指す施設です。「リハビリに力を入れている施設」と覚えておくとよいでしょう。
グループホーム — 認知症の方が少人数で、家庭的な雰囲気の中で生活する施設です。スタッフのサポートを受けながら、一緒に食事の準備や掃除をしたり、それぞれのペースで過ごせます。
どうか一人で抱え込まず、休める時は休んで、周りを頼っていいのですよ。
