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太陽が汚いですね

「月が綺麗ですね。」が
「愛しています。」に翻訳されるのならば、
「太陽が汚いですね。」は
「そこに愛はないんや」である。

そして吾輩は猫である。

ジト目漱石「死人に口無しをいいことにでっちあげないでいただきたい。」

どうも、薄暗いところでニャーニャー泣いていたら、
書生とかいう我々を捕らえて煮て食うらしいものに持ち上げられた猫です。

嘘です、私は人間です。

まああれだ。
かの漱石氏といえば
「月が綺麗ですね」=「愛しています」のおじさんとして名高いわけだが、実際のところ、

1977年11月号の雑誌『奇想天外』に掲載された豊田有恒のエッセイが初出とされており、漱石の生前の記録には見当たらないため、創作された可能性が高いとされています。

実際、漱石自身は「I love you」を日本語に訳すことに困惑していたという記録が残っているそうです。

ビジネス用語ナビ

ということらしい。

だから彼は
「そんな謎翻訳はしてねえぞ!」とブチギレていることうけあい。
とはいえ死人に口無しの暴力がすさまじいので俺が代弁しておく。

それでもおれは言っていない『坊っちゃん』の一人称を採用。」

よし、漱石に恩を売ったぞ!

最近、寝る前に窓の外に目をやると月がピカチュウくらい黄色い。
加えて娘が窓に向かってピカチュウぬいぐるみをかかげて
「ほら、ピカチュウ!月が綺麗だよ!」
とかやっているもんだから、
窓にぼんやり映ったピカチュウと、見事なまでの黄色い輝きを放つ月とが並んで浮かび、
「これぞまさにライジングボルテッカーズ!」
と叫ばずにはいられない。
俺の中の小学生魂を照らすのである。

なんといっても安村氏以上に明るいからな。
ここのところの月は。

9月8日の皆既月食の日、月の閲覧数がえらいことになった。

そして、
巷のお月見”商戦により月の閲覧数はさらに爆上がりである。
うなぎのぼりどころではない。
リュウグウノツカイが天に昇るほどの勢いといっても過言ではない。

今月は月がひたすらに大バズりをかましている。

とはいえ私ときたら199X年の誕生以来、
月面着陸したこともなければ
一度たりとも“月見”商戦に乗ったこともない。

「太陽と月、どっちが好き?」
とかいうこの世で6番目くらいにくだらない質問に対し、
「月」と答え続け、ポケットモンスターSサンMムーンに関しては予約までしてムーンを手に入れたわりに、
「ほら、月が綺麗だよ」
なんて言われても、
「おう、太陽の反射板な。」
などとロマンのない返ししかしないし、
「お月様にうさぎさんがいるゥ」
に対しては
「宇宙服のシルエットが見当たらないな。あれはうさぎのご遺体でしょうか?」
などとしょうもないことを言った挙句、
「丸腰で宇宙空間に出てみろ、血液がティファールだぞ。」
なんて言ってのけるクズである。

“月見バーガー”なんてものも食べたことがないから
「秋の風物詩だよね」なんて言われても秋の輪郭は薄月が如し。

「もう食べた?」
だの
「食べたい!」
だのと騒ぎに騒ぐ面々や
「ダイエット中だけど…どうしよう。」
と葛藤する老若男女を見る方がよっぽど秋を感じる。

おぬしたちだってそうだろう?
「月が綺麗ですね」=「愛しています」だァ?
ふざけるな、「吾輩は腹が減っている」でいいだろって思っているのだろう?
「月見バーガー食いてェ」だろう?

火を見るより、ではなく月を見るより明らかなのだ。

それでも俺は月が好きだ。
でも一番好きなのは木星だ。
理由はただ一つ、木野まことセーラージュピター推しだから。
それだけだ。
木星というより、まこちゃんが好きなだけだ。

だからな、化粧する時は
「ジュピター・パワー・メイクアップ!」って叫ぶし、
しょっちゅう娘に雷落としている。

だって洗面所の床に打ち水するんだもの。
そんなところ打ち水したってなんの風情もないんだからやめてちょうだい?

もう少し、慎ましやかに生きたい。
雷落とすにもエネルギーいるからね。

落としたところで全身避雷針の娘にはなんの効果もないわけだから
自分で落とした雷が自分に戻ってきて無限に再利用されている。

と言えばエコだな。

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“月”をバズらせて
太陽を萎縮させたい

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Everyday I listen to my heartした結果、
1人ではない可能性が浮上したものの一体何人なのかはわからない。

ここまで来たら、月をもっとバズせる方法を考えねばなるまい。
(Why?)

まず、ド定番のASMR。
最近月が包丁で輪切りにされてたり、パンに塗られてたりするもんな。

あとは…ああ。
月の裏側Vlogとかどうよ。
丁寧な暮らしと見せかけて、うさぎの糞被害に悩まされてたり。

迷惑系YouTuberアームストロングの
「月に土足で踏み入ってみた」を逆手に取ってコラボ申し込んで、
「迷惑系YouTuberアームストロングに荒らされてみた」
でアクセス流入を狙うとか。

そんなことしなくても夜間のアクセス数半端じゃないからいっか。

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山梨の険しすぎる山を
登らされた日の月を眺めて

───────────

ンゴ「ああ…月が綺麗やな。」
モリタ氏初登場「え!ンゴさんってそういうロマンチックなこと言うんですね、シンプルにキモ!」
ンゴ「なんや!ロマンチックなこと言うてもええやろ!」
私「いや、月は汚いだろ。」
ンゴ「え!なんて!」
私「アームストロングが土足で踏み入ったではないか、その点太陽は誰も土足で踏み入ってないどころか誰もいないから無菌エリア。」
モリタ氏「ロマンの欠片もないのもそれはそれでアレやな…」
ンゴ「モリタ君、俺の口調うつっとるんよ!」
モリタ氏「うわぁ…シンプルに俺キモ!」

モリタ氏はシンプルにしかキモくなれないらしい。

そして、
未来の医療者を遭難させようとする学校に不信感を抱く我々であった。

なお本来の目的は、
“看護の道は険しいがこの山を登りきったのだからイケるっしょ”
というパリピ精神の育成だったようだが
陰キャを極め過ぎた私は
この山の踏破をもってやりきった感に満たされてしまいうんぬんかんぬん、ゲフンゲフン!

そもそも看護師になるのに400段くらいある石段登る必要あんのかゴルァと思っていたのだが、
必要多いにあった。
先見の明があるじゃねェか、学校さんよォ。

就職した病院における俺の配属先が9階にあって
たびたびエレベーターが「汚染中、使用禁止」になっていることがあった。
よって、1階から9階までの階段ダッシュが恒例となっていた。

山で鍛えた俺は新規入職者の誰よりも早く9階までたどり着くことができた。

駆け上るのが誰よりも早かった分、適応障害になるのも早かった。
いや、あれは多分高山病だ。
精神科のドクターが誤診しただけだ。

看護師体験したいモノズキは山梨県の石割山へレッツゴーだ。

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太陽を愛した明治のエモエッセイストの
初デートはわずかな月明かりのもとで。

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天野があまりにも
「自分の誕生日は織姫と彦星が毎年デートする日」などと一年中ウキウキしていて鬱陶しいので、
吾輩の近年あまりハッピーでもなくなってきたバースデーに誰かデートしてねェだろうか…
と思って調べてみたら





1908明治42年2月1日(土)
平塚らいてう(22)と森田草平漱石の弟子の初デート

新月の前日、最も月が細い日、2人は初デートをしていた。

2人が
「月が細いですね」「そうですね」みたいな会話をしたか否かは知らぬ存ぜぬだがそんな逢瀬と時を同じくして
ポルトガル国王カルロス1世と皇太子ルイス・フィリペが暗殺されていた。

なんも言えねェ。

しかもこのデートきっかけに約1ヶ月後の3月21日に
この2人ときたら塩原事件なんていう心中騒動を起こしておった!

この日は満月の三日後。

なぜ満月の日にやらないのだ。
森田草平漱石の弟子の本名は万戸満平。
満月みたいな名前だろ?
あと惜しいんだよ、この年の森田の誕生日3月19日の前日18日が満月だったんだよ。

ああ、悔しい!
なぜ俺が悔しがらねばならぬのかはしらないが悔やまれるぜ。

それはさておき、
しかもこれきっかけでサンダーバードらいてふは名を馳せ始めたらしい。

完全にお騒がせ系じゃん。
今も昔も変わらないのな。

とはいえあれだ。
自宅に石投げつけられても
「ビールを一番沢山呑むだのはやはりらいてうだった」
とかなんとかぶっ飛んだこと言えるくらいじゃないと生き残っていけないわけだな。
世の中甘くない。

そんなサンダーバードの有名な一節と言えばやはりこれ。

元始、女性は実に太陽であった
真正の人であった。
今、女性は月である。
他に寄って生き、他の光によって輝く病人のような蒼白い顔の月である。
私共は隠されて仕舞った我が太陽を今や取戻さねばならぬ。」

(1911明治44年9月)文芸雑誌「青鞜」の創刊の言葉


今で言うところのエモを極めた元祖エモ。

私から言わせれば
「原始、女性は実にエモであった。」といったところだろうか?

要するに、エモいこと言わないから俺は女じゃねェのだな?

そうなのだな?

そこじゃない。

「月が綺麗ですね」=「愛しています」おじさんに仕立て上げられた漱石、
そしてその漱石の弟子・森田草平が愛した女・平塚らいてうが放ったのが
「原始、女性は実に太陽であった」という文言。

男も女も月と太陽に翻弄され過ぎ。
現代人も、“月見バーガー”に翻弄され過ぎ。

あとがアームストロング、勝手に足跡残し過ぎ。
人んちに遊びに行って足跡残さないだろ普通。

─────────────

…やりたい放題だな、今日。
俺こそ真のアームストロングじゃん。

月は太陽の光を反射して輝くと言うが、それだけではない。
我々人間が好き勝手に投げかけた言葉によっても輝くのだ。

春の霞の奥に見える月を“朧月”、
月が見えない空でさえ見上げては“新月”と呼び、
1日毎に名を変えてゆく。
それを30日分だ。
よくもまあそんなに月に名前をつけたものだ。

満月はあるが満太陽はないしな。

誰かが輝けば影ができる。
しかし、その影は“無”ではない。
照らされていないだけで、見えていないだけで“無”ではない。

きっとどこかにいるんだよな、自分めがけてやってくるアームストロングが。


おぬし用アームストロング「呼んだ読んだ?」


なお、別れ話が切り出せず
出しきれないうんこみたいになって困っている人は
「太陽が汚いですね」を使ってみてくれ。

で、その結果の報告書待ってるからな。
頼むぞ。

【関連記事】


月がベッタベタになる盆踊りの話。


推し活って、いいよね。


【参考資料】

◽︎日本マクドナルド株式会社
月見シリーズ

◽︎ビジネス用語ナビ
「月が綺麗ですね」の意味・由来は?返答方法や言い換え表現を詳しく紹介


◽︎満月カレンダー
1908年2月

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