保護者、童心に返る
雨ニモマケズ
風ニモマケズ
授業参観に馳せ参じました。
正確には、
授業参観に馳せ参じた人を参観してきました。
算数と避難訓練の2本立てです。
ちなみに、暴風雨+雷により
水たまりが形成されており
我慢できずカルデラ湖に入ってふざけていたら
算数の授業に遅刻しました(私が)。
保護者特権で遅刻を咎められることなく校舎に入りましたが、
念の為受付担当の先生に
「おはようございますッ!すみません、水たまりでふざけていて遅刻しました!」
と爆音で謝罪してみたところ、
「大丈夫ですよ〜、お子さんの名前のところに◯つけてくださいね。」
と“水たまり”完全スルーで許されました。
なお、誤って◯ではなく☑︎を書いてしまいました。
自分の出身小学校なので、
勝手知ったるなんとやらで他の保護者とは一線を画すトリッキーな道順で教室にたどり着くと、
人身事故時の中央線のホームの如く、
教室に入りきれない保護者たちが廊下で途方に暮れている姿を発見。
こんなことで途方に暮れる私ではないので
涼しい顔で前方ドアを横目にスタイリッシュ歩きを披露…と同時に目に飛び込んできたのは
定規を手に黒板を背にルルベしている娘の姿。
通り過ぎて一瞬立ち止まり、そのままバック。
やはり定規を手に黒板を背にルルベしている。
しかも、先生が見当たらない。
「はいィ?」
と心の中の杉下右京さんが言ったと同時に先生が
どこからともなく登場。
↑娘の担任の先生についてはこちら。
この日の算数は
“cmを体感せよ”
というミッションのもと、
先生が児童全員に1つの特殊アイテムを託しフィールド内のありとあらゆる物体の長さを測るという、
私の大好きな「動的学習」だったのです。
なので娘が黒板前にいたのは先生を討伐してクラスメイトを自分の支配下に置こうとしていた訳ではなく、
黒板消しクリーナーの横幅を計測していただけでした。
疑ってごめんな。
でもルルベはしなくていい。
これ以上上履き壊さないでくれ。
30cm定規を床に這わせて教室の距離を測る伊能忠敬系や、
ヘルメットの曲線をまっすぐな定規で測ろうとする強行突破イーロン・マスク系、
無限に他の児童を追いかけまわして歩幅を測定する埼玉県警本部交通機動隊系など
キャラの大渋滞が発生しておりました。
それを
「イイネェ!」
と煽りつつフロアのテンションぶち上げて
1人残さず巻き込む先生の求心力ときたらもうね、
ネオジム磁石かと思いました。
【ネオジム磁石】
永久磁石のうちで最も強力。
空気と触れる表面積が増える為、
自然発火することがある。
自然発火ネタならリンもお忘れなく。
ここまでは、
“授業参観なので親として子どもの様子を見るという義務は果たしましたよ”感を出しておく作戦のもとお送りしました。
だって、この日の朝娘に
「お母さん、また“教室の本棚の木目”の話、しないでよ。ちゃんと授業見てね。」
と釘を刺されましたから。
まあそれ、“ぬかに釘”なんですけれども。
絶対授業の感想を200文字以内で述べるという課題を出されるのである程度は見ておきました。
メインディッシュはこれからです。
“授業参観に馳せ参じている人の観察”です。
まず、
授業参観馳せ参じていた中から
独断と偏見で抽出した人の一覧をご参照ください。
1.舞踏会マザー
2.部屋着ペアレント
3.孫の熱狂的ファン
4.突然のぎっくり腰
5.立ったまま夢の世界に旅立つ奴
1.舞踏会マザー
午前0時に魔法が切れるあのプリンセスの舞踏会シーンのような出立ちで教室に佇むマザー。
止まっているのに軽やかなステップでガラスの靴を
タンッタタンっと心地よく鳴らしているように見えるのです。
でも、彼女の魔法はきっと午後0時に切れてしまう。
AM11:17…
彼女にかけられた魔法が切れるまで残り43分。
私はひたすらにハラハラしてしまうのでした。
2.部屋着ペアレント
授業参観という非日常により子どもが緊張しないようにという優しさから
日常をそのまま学校に持ち込む両親。
存在を忘れいて芽が出てしまった玉ねぎのような寝癖付き父
feat.
すっぴん隠しクソデカ眼鏡母が何とも言い容れぬ安心感を醸し出します。
3.孫の熱狂的ファン
私には見える。
「こっち向いて!」
「孫ちゃんLOVE」
と書かれた推し活うちわが。
4.突然のぎっくり腰
推定2歳、児童の妹の面倒を見る係を任命された父が歩き回るその子を捕まえようとしゃがんだ瞬間
「ウオッ!!」
と叫び動けなくなりました。
救急隊の真似をして
「大丈夫ですかァ!!」
と声を掛けると
「こ…腰が…逝きました。」
と自身の腰の訃報を伝達されました。
その場にいた全員で彼の腰の冥福を祈りました。
5.立ったまま夢の世界に旅立つ奴
前日が激務だったのでしょう。
前後左右に爆揺れしていました。
が、不思議と倒れない。
絶対に倒れない。
多分この人がこの日の最終演目“避難訓練”の伏線として送り込まれた刺客です。
続きまして、
ピンポンパンポーンというさながらデパートの
迷子のお知らせの如き音から始まる避難訓練の様子をお送りします。
【避難訓練概要】
〈設定〉
特大地震発生→余震発生
〈実施内容〉
保護者による児童引き取り
校舎内爆揺れ(設定)中に
私語が止まらない保護者が学年主任に激怒されるという大変面白由々しき事態が発生。
立っていられないくらいの揺れの中、
新しくできたカフェのスコーンが食べたい話で無限に盛り上がっているんですね。
なお、この時教室内の児童は静まり返っていました。
保護者、童心に返る
避難訓練中の私語で注意されるというのは
学生時代あるあるだとは思うのですが
いくらなんでも童心に返り過ぎ。
せめて“スコーン”ではなく“カンパン”の話にしましょうよ。
メロスより若干ソフトめに激怒していた学年主任の先生も、最終的にはメロス超え激怒を披露しましたが黙ることはありませんでした。
続きまして、
地震発生中(設定)に現れたハグレパパです。
ふらァっと現れ、
「あのォ、僕校庭で待ってろって言われたのですがどこの階段から降りればいいのやら…」
と頭に鞄を乗せて学年主任の先生に質問。
「今、揺れてるんですよね、なので頭をガードしていますッ」
と聞かれてもいないのに律儀に報告。
スコーンママとハグレパパは例えるならば
前者が寒冷前線、後者が温暖前線。
先生の中で両者の力が拮抗し、停滞前線と化したのでしょう。
そりゃあ外も大雨になるわけですね。
極め付けは
余震発生中(設定)、
優雅にお辞儀しながら早歩きしてくるマザー。
多分このマザーはリニアモーターカーの仲間で
地表から10cm浮いて移動している為
揺れをものともしないのでしょう。
以上が
授業参観に馳せ参じた人を参観した結果です。
次回は夏。
作物持ち帰りイベントと同時開催です。
【参考資料】
◽︎ネオジム磁石
◽︎気象予報士アカデミー
停滞前線について
◽︎リニア新幹線
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