見出し画像

もりのおくのおちゃかいへ【絵本】



■「推しぽん 絵ぽん」


 推しの絵本の紹介です!
 すなわち「推しぽん 絵ぽん」

「推しぽん 絵ぽん」については以下の記事で……!
「絵ぽん」の推し活始めます


 今回は「もりのおくのおちゃかいへ」です。

 みやこし あきこ:作 / 偕成社 / 2010年11月発行


 この絵本で……

「みやこし あきこ」さんを大好きになりました。

 寒い冬に、ほっこりできるはずです。 


 

■すべてが見所です!


 深い森の中は……何かが起こりそうな気がします。

 でも、この絵本の中の森は、
 緑あふれるうっそうとした森ではありません。

 寒い寒い冬……

 すべての葉を落とした樹木が立ち並び、
 降り積もった雪で真っ白になった森の奥。

 雪を踏む音だけが聞こえる静かな森……

 ケーキの箱を大切そうに抱えて歩いていくのは、
 女の子の「キッコちゃん」。

 何か良くないことが起こりそうな予感。

 でも……

 とてもとても気持ちが温かくなる内容です。

 この絵本……すべてが見所です!

 もう、素晴らしいの一言です。
 説明の必要はありません。

 とにかく、絵が素敵です。

 登場人物は、リアルです。

 動物たちは、
 擬人化されていますが……リアルです。

 虚構じゃない……ぜったいに居る……
 と、思ってしまいます。

「リアル」というのは、
 本物みたいということだけではなく、
 本物だと思わせることでもあるのですね。

 リアルさに加えて色使いです。

 全編を通して、モノクロの世界です。
 けれども、アクセントで赤と黄色が印象的に使われています。

 この色使いもあって……

 完全に、メルヘンという魔法にかかってしまうのです。

 もちろん、魔法使いは「みやこし あきこ」さんです。 


「すべてが見どころです!」
 なんてことを言いましたが……

 それでも、注目のシーンを2つだけ紹介しておきます。

 円く並べられたいくつものショートケーキを
 俯瞰で描いた見開き。

「よみっこ」の時……

 前の見開きを読んだ後、少し間をおいて、
 このページを、ゆっくりと開くのが楽しみです。

 もう一つは……

 絵本「もりのなか」へのオマージュだと思われる行進のシーン。

 もしかしたら……

 作者の「みやこし あきこ」さんは、
 絵本「もりのなか」を
 現代版として甦らそうとしたのかもしれません……

 このシーンは、言うまでもなく雪の中の行進です。

 けれども、
 物語の始めに感じていた寒さはなくなっています。

 きっと……

 気持ちがあったかくなると、
 身体もあったかくなるのでしょうね。



  もりのなか【絵本】/ 森の中に留まる



いいなと思ったら応援しよう!

「読み聞かせをしてみよう!よみっこ」chaury(チャウリー) ここまで読んでいただきありがとうございます。書き続けていくためには、読んでいただくこと、反応をしていただくことが大きな力になっています。これからもよろしくお願いいたします。

この記事が参加している募集