【第8回】コレステロールの役割や種類
前回の投稿では「オメガ9系脂肪酸の役割や摂取バランス」についてお話しました。
今回は「コレステロールの役割や種類」について解説します。
コレステロールの役割
コレステロールは人間の体に存在する脂の一種です。細胞を守るバリアである「細胞膜」の材料や男性ホルモン・女性ホルモンの材料になるなど、さまざまな役割があります。

コレステロールは食事で摂取しているイメージがありますが、70~80%(一般的な数字で個人差がある)は肝臓でつくられており、残りの20~30%が食事からの摂取によるものです。

血液中のコレステロールは水に溶けないので、そのままでは血液中を移動することができません。そこで、タンパク質と結びついて「リポタンパク」と呼ばれる複合体の粒子となり、血液中を移動しているのです。
タンパク質の割合が多く、コレステロールの割合は少ないものを「HDLコレステロール」、タンパク質の割合が少なく、コレステロールの割合が多いものを「LDLコレステロール」と呼びます。
HDLコレステロールとLDLコレステロール
コレステロールは、おもにHDL(High-density lipoprotein)とLDL(Low-density lipoprotein)の2種類に分けられます。
HDLが善玉コレステロール、LDLが悪玉コレステロールという言い方をされることもあるので誤解されやすいですが、コレステロールの質が良いとか悪いということはありません。

HDLは各臓器や組織から余分なコレステロールを回収して肝臓に運ぶ働きがあります。一方、LDLは肝臓で作られたコレステロールを各臓器や組織の細胞に運ぶ働きがあり、どちらも体にとって重要な役割を果たしているのです。
ただし、LDLが増えすぎると余った分が酸化し、それが血管壁に溜まり、動脈硬化を引き起こす原因になります。
ちなみに善玉コレステロールを摂ると腸内の善玉菌が増えるとか、悪玉コレステロールを摂ると腸内の悪玉菌が増えるということもありません。
参考文献
※今回の内容は複数の書籍や動画などを参考にして自分なりにまとめています。そのため、著者の考えと違う点があることはご了承ください。
