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群馬の駅弁で土鍋ご飯をつくってみた。

群馬県に本店がある「荻野屋(おぎのや)」の駅弁「峠の釜めし」を大阪駅前で食べてきた。この弁当容器、もとい釜は捨てずに再利用ができる。再利用できる駅弁容器は数あれど、この駅弁だけは火にかけることで土鍋のように使うことができるそう。

荻野屋公式レシピ

荻野屋の公式サイトにはオシャレでインスタ映えしそうなのから素朴なものレシピがずらりある。

  • きりたんぽ鍋

  • バターチキンカレー

  • アヒージョ

  • 中華おこわ

  • 焼き芋

煮込み、蒸し、炊き込みご飯などレパートリーもたくさん。その中で個人的に面白そうだと思ったのが
土鍋ご飯!

土鍋ご飯!?

1合サイズながら、コメ本来の香りや甘みを楽しむことができる究極においしいの炊き方が、駅弁でできてしまう。これを知った僕は早速やってみることにした。

金のお米で炊く

職場でもらった金のお米。
わずか100gでも、タダもらえるだけありがたいわ。
こんな米騒動だし。

今回使うコメは金塊風の箱に入った愛知県産「あいちのかおり」。半年前に職場でもらったもので「労災無発生365日」を達成したのを記念している。大盤振る舞いに見えて、わずか100g、ご飯1杯分しかない極小サイズ。ブレンドにする以外になくあまり使い所がなく放置。
そんなときに
この小ささならこれできるし、
ちょうどええやん!

と思い使ってみた。

吸水

コメを研いで、冷蔵庫で30分吸水させる。水の量はレシピよりも30cc少なく調整している。実際の炊飯器釜も冷やして吸水させるのがいいらしいが、僕ん家は小さ過ぎて無理。

吸水完了
粒が大きくなったのが、お分かりいただけただろうか。

はじめちょろちょろ

蓋を閉めて、はじめちょろちょろ。

火にかけていく。蓋を完全に閉じて、弱火にして吹きこぼれるまで待っていく。「はじめちょろちょろ」と言われるおいしい炊き方その1だ。

なかぱっぱ(?)

突沸して吹きこぼれ。
コメなら本気モード、パスタは大惨事。
強火にはせずとろ火で。
なかぱっぱ…?

8分待つと急激に泡が吹いてくる。これと同時に閉じていた蓋を1㎝ぐらいずらす。泡が落ち着いてきたら少し閉める。通常サイズの土鍋やかまど製法の炊飯器釜なら強火にして
「なかぱっぱ」するが、ここでは強めるのはリスクだ。

火加減注意!

通常の土鍋同様、強火などで割れるリスクがある。完全にNGとまではいかないが、直火調理の際は要注意するように警告されている。レシピでも強火を使わないのはこういうことだと思われる。

「リュウジのバスレシピ」ではニンニク油を精製する工程で土鍋で揚げるように炒めている。リュウジさんは「炒めたら割れちゃう、弱火であれば割れない」と注意していた。おぎのや公式レシピも弱火でじっくり煮込む料理を推奨している。

赤子泣いても蓋取るなよ!

そうして泡が全てなくなったところで蓋を再び閉め、15分蒸らす。「赤子泣いても蓋取るな」と呼ばれる仕上げの作業。この間は気になっても絶対に取らないでおきたい。ダチョウ倶楽部風に言えば
絶対取るなよ…!絶対取るなよ!!

銀シャリご開帳!!

銀シャリのご開帳〜!!

待つこと15分。輝きのある銀シャリがお出ました。初めてながらちょうどいいふっくら加減だ。

実っ食!

おこげはちょっと少なめ。

お茶碗1杯分ぴったりの量だけいただく。噂通り、炊飯器で炊くよりも香りと甘味が引き立つ。「土鍋ご飯が感動的にうまい」とはこういうことを言うのかと目から鱗が落ちる。

これ、おかずいらんな。
味噌汁と漬物あったらもうそれでええわ。

と思うぐらい。普段はおかずのバーターみたいにご飯を食べているが、これは単独でも1杯丸々食べてしまった。炊飯器がない時代はこれが唯一の方法。「一汁一菜」でもよかったわけだ。

土鍋ご飯食べてみて

土鍋ご飯は我が家ですら食べたことがなかった。ちょっと根気がいるし、料理好きの自分ですらもなかなかやろうとは思えなかった。しかし、自分の好きに通づる駅弁を買って、活用術を調べたからこそ、この挑戦に行き着いた。

アメリカ米とか国産米とか。

イオンのブレンド米「二穂(にすい)の匠」

ここ2ヶ月ぐらいは国産米は避けて、割安な雑穀か海外産のミックスを食べることがほとんど。純粋な国産米は2ヶ月ぶりぐらいで、コメの本当の美味しさと甘み香りを知ることができた。

二穂の匠 炊き上がり

個人的にはアメリカ米でも不満はないことはない。おかずと一緒とか丼ものならば。それでも、コメの香りと甘みを楽しみたいとなると国産米とは差が出てしまう。改めて日本の米が本当にうまいことがわかった。


おいしい駅弁の器が至高の土鍋ご飯になるアイデア。誕生エピソードを聞くに、ここまで試行錯誤し、常識をぶち破っただけあるいい釜。駅弁を味わうだけでないアイデアは多いが、火にかけられるとなると10倍、いや100倍も幅が広がる。火加減と土鍋割れには要注意だけども。

これができたなら、次はガチの土鍋やな。

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