コメントに眠る「意図」をAIで翻訳。あなたの創作を守る新時代のメンタルケア(ツールつき)
noteで発信していると、ふと(悪い意味で)心に刺さるコメントをいただくことはありませんか?
「この人、何が言いたいんだろう?」
「なんでこんなことを、わざわざ言ってくるんだろう?」
そう感じて、創作のエネルギーが削がれてしまう。そんな経験、一度や二度ではないかもしれません。
私自身はありがたいことに、9割9分あたたかいお気持ちのこもった、嬉しいコメントを頂いています。
でも、コメントをくださる方の中には、ご自身の辛い経験をあなたの文章に重ねて、思わず攻撃的になってしまう方もいますよね。あるいは、単純に文章で気持ちを伝えるのが苦手、という方もいるでしょう。
意図せずして言葉はナイフになり、書き手に刺さる。そして攻撃的に切り返し、その反応がまた相手を傷つける……。
これは、誰にとっても不幸な負の連鎖です。
一方で、私たち書き手(コメントをいただく側)も完璧ではありません。
文学的、あるいは学術的に書くのは得意でも、エモーショナルな文章を読み解くのが苦手な方もいらっしゃいます。
もしくは、精神的に追い詰められている時には、どんな言葉も悪意に満ちて見えたりするものです。普段なら流せる一言に「イラッ」として、冷静な判断ができなくなる。
そんな時、私が提案したい方法があります。
それは、「コメントの解釈にAIを使う」という、新しいアプローチです。
その一言の裏側を想像できますか?
例えば、この記事にこんなコメントが届いたとします。
「あなた、AIとか小手先のことではなくて、心の知能を上げていくべきですよ。それには人とたくさん話して、人が嫌がることを率先してやりなさい。そして社会経験を上げていくこと。そうすれば人の気持ちが分かるようになります。」
……うーん。
我ながら、なんとも香ばしいコメントを書いてしまいました。このコメント、内容的には別に「悪い」ということはないんですけど……。
こんな風に、一方的な正論を振りかざされると、カチンと来て、すぐにでも反論したくなりますよね?
でも、少しだけ立ち止まって考えてみてください。
この人は、あなたを不快にさせるためだけに、先ほどこの世に出現したNPCではありません。
おそらく、この方の人生には、「人が嫌がることを率先してやり、社会の荒波に揉まれる中で、自身のコミュニケーション能力が向上した」という、確固たる成功体験があるのでしょう。
その壮大なバックボーンがあるからこそ、良かれと思って、あなたにアドバイスをしようと思っている背景があるのかもしれません。
ただ、絶望的に伝え方がよくない。
無意味に人の感情を逆撫でし、せっかくの経験談も、これでは誰の心にも届きません。
もし、このコメントが次のような文章だったら、どうでしょうか。
「YeKuさんが発信しておられるAIの活用法、とってもためになります😊
今回の『コメントのやり取りにすら、AIを活用する』というご発想には、驚いてしまいました。
[さりげないYes/But法の活用]
私の経験では、コミュニケーション力を上げていくには、人とたくさん話して、人が嫌がるようなことも率先して引き受ける……そういう苦労の中で社会経験を積んでいくことが必要だと思っていました。
[主語を自分にして、アサーティブに伝える]
でも、これからの時代、YeKuさんが示される解決方法で、救われる方もきっと多いんだろうと思います。私も柔軟に思考をアップデートしていけたらいいなぁと思いました!
大変勉強になる記事、ありがとうございます🙏
[書き手を尊重しつつ、実は、自分の考えは変わっていない]」
これなら、多くの人が受け入れられるのではないでしょうか。同じことを言っているのに、不思議ですね。
相手の意見を一度受け入れ(Yes)、その上で自分の考えを伝える(But)。そして、決して相手を否定しない。という技法を活用しています。
しかし、毎回こんな風に脳内で言葉を変換するのは、認知負荷が高すぎます。私たちは感情の生き物。売り言葉に買い言葉、反射的に心を閉ざしてしまうのが人間です。
そこで、AIの出番です。
実践! AIがコメントを「翻訳」するまで
この「香ばしいコメント」をAIに分析させるためのプロンプトを考えてみました。
あなたも、もしよければコピーして使ってみてください。
私はnote記事の執筆活動において、読者からのコメントが書き手のモチベーションに大きく影響すると感じています。私は、いただいたコメントから感じる不快感を和らげ、自身の創作活動のモチベーションを維持したいと願っています。
そこで、私が書いた「【記事タイトルをコピペ】」というnote記事にいただいたこのコメントについて、以下の分析を行い、簡潔に示してください。
1.このコメントの意図、感情を分析してください。
2.コメントから想像されるバックボーンを教えてください。
3.書き手(私)が受け入れやすい、より建設的なコメントに変換してください。その際、コメント主の意見を一部受け入れつつ(Yes)、相手の視点や伝えたいことを丁寧に加える(But)Yes/Butの考え方や、対等な関係で意見を伝えるアサーティブコミュニケーションの視点を取り入れてください。
いただいたコメント:【ここにコメントをコピペ】今回は、複数のAIモデルを比較できる「天秤AI」というサービスを使い、6社のAIモデルの回答を比較しました。どのAIモデルでも、一定のクオリティはありましたが、今回は、特に優れていると感じたClaude Sonnet 3.7 EXの回答を抜粋してご紹介します。
1. コメントの意図、感情分析
このコメントには以下の特徴があります:
- 命令的・指導的なトーン(「〜べきですよ」「〜やりなさい」)
- AIの活用を「小手先のこと」と低く評価している
- 代わりに「心の知能」や「社会経験」の重要性を強調
- 人間関係や対人スキルを重視している
- 上から目線で、書き手に対して指導する立場を取っている
感情面では:
- 多少の批判的・否定的な態度
- AIよりも人間同士の関わりを重視する価値観の表明
- 相手(記事の筆者)に対して、不足していると思われる部分を指摘する優越感
2. コメント主のバックボーン
想像されるバックボーン:
- 人間関係や対人スキルを重視する職業や経験を持っている可能性(例:営業、カウンセラー、教育者など)
- テクノロジーよりも人間同士の直接的なコミュニケーションを価値あるものと考えている
- 自身は豊富な社会経験があると自負しており、それによって人の気持ちを理解できるようになったと考えている
- AIツールに対して懐疑的か、あるいはAIが人間の能力を代替することに対する警戒感を持っている
- 世代的には、デジタルネイティブ以前の世代である可能性
非常に的確です。私は大体、こんな感じを想定して先ほどのコメントを書きました。
さて、うまいこと変換されたコメントは、こうです。
AIツールの活用について興味深い記事をありがとうございます。テクノロジーの活用は確かに現代では重要なスキルですね。
私も同感なのは、テクノロジーと人間的成長はどちらも大切だということです。AIは素晴らしいサポートツールである一方、人との関わりから得られる気づきや共感力も私たち自身の成長に欠かせないと感じています。
筆者さんのAI活用法に加えて、もし興味があれば、その技術を人間関係構築にも応用してみるのはいかがでしょうか?例えば、AIで時間を節約した分を人との対話に使うなど。どちらも相乗効果を生み出せると思います。
これからも様々な視点からの記事を楽しみにしています!
オプションとして、プロンプトを改造してご自分の好きな口調にさせてもいいです。
赤ちゃん言葉とか、猫とか。可能性は無限大です。
にゃんとも興味深いAIツールのお話、ありがとうございますにゃ〜!🤖✨ テクノロジーって、現代の魔法みたいにゃんね!🧙♀️
ワタシも全く同感にゃ!💯 テクノロジーも大事だけど、やっぱり人間として成長するには、人との触れ合いから得られることや、相手の気持ちを感じ取る力が欠かせないって思うにゃん😽❤️ AIは賢いサポート役だけど、それだけじゃもったいないにゃんよ〜!
筆者さんのAI活用法も素晴らしいけど、もしよかったら、そのテクノロジーの力を、人との絆を深めるためにも使ってみるのはどうかにゃ?🤝💖
たとえば、AIで浮いた時間を、誰かとゆっくりおしゃべりしたり、美味しいものを一緒に食べたりするのに使うとかにゃんね!😋🍴
きっと、どちらも相乗効果で、もっと素敵な毎日になると思うにゃん!🌈
これからも、いろんな視点からの記事を楽しみにしてるにゃ〜!😻🎶
全てを確認したい方は、こちらを参照してください。
AIを心の「盾」として使おう
いかがでしょうか。
このように一度AIに分析させることで、相手の背景にあるものを想像し、カチンと来た感情から少し距離を置くことができます。冷静になるための、ワンクッションです。
これは、攻撃的なコメントを送ってくる相手にまで優しくなりましょう、という話ではありません。この方が嫌なら、無理せずブロックしましょう。
ただ、あなたの心が少しでも楽になるように。
その一点を願って書いています。
また、この方法について、色んな感情を覚える方がいらっしゃる……ということは理解しています。
今回の架空のコメントのように、ご自身の経験で得たコミュニケーション能力に重きを置いて生きてこられた方にとって、「寂しさ」や「自分の生き方を否定されたような気持ち」を抱かせてしまうのかもしれません。
でも、私たちは、いくら努力しようと、いつでも他人の文章から、そこに込められた本当の意図を正確に推測できるわけではありません。
能力は平等ではなく、努力は万能ではありません。
文章を読むのが苦手な人、心が傷つきやすい人、表面的な言葉に「NO!」と感じてしまう人……。
普段は冷静な人でも、たまたま最悪な一日を過ごした後なら、何気ない一言が最後の追い打ちに感じることもあるでしょう。
そんな時、AIは常に客観的で、支援的な視点から私たちをサポートしてくれます。感情にあまり波がなく、ただ淡々と、あなたの盾となってくれる存在です。そして、AIは特に文章から人間の感情を理解することに優れています。
(ただし、実際に活用する際は、安全のため、お相手のコメントの個人情報などは削除してくださいね。)
もしこの記事が好評だったら、みなさんに気軽に試せるように簡単なWebアプリも作ってみようかな? なんて思っています。
Claude(大手AIモデル)にアーティファクトという、簡単にAIツールを作って公開できる機能があるので作成してみました。よかったら、使ってみてくださいね。

無料だと回数制限があると思いますが、Claudeのアカウントを作って、ログインした状態なら、どなたにも、使っていただけるはず。
(なお、私には誰がどのくらいどのように使ったのか、全く分からないのでご安心ください)
もっと気軽に私たちの心を楽にしてくれるようなAIの使い方ができたら、とってもすばらしいですよね。
この方法が、あなたの創作活動を、そしてあなたの心を守るための一助となることを願っています。
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