否定から入る人は損をしている。Yes/But法のススメ。
「ねぇ、見てこの服可愛くない? 」
「いや、なんか地味じゃない? 」
……え、そこで会話終わるの!?
皆さんの周りにも、どんな話題も「いや」とか「でも」の一言で葬り去る人はいませんか? 「否定から入る人」ってちょっと話すのが疲れますよね。
あるいは「自分もそうかもしれない」とドキッとしたあなた。今回は、そんなあなたに、人間関係を円滑にするための「Yes/But法」をご紹介します。
有名な話法なのでご存じの方も多いかもしれませんが、改めて復習にもどうぞ!
なぜ否定から入る人は「しんどい」のか?
想像してみてください。あなたは満面の笑みで、大好きな柿について語り始めました。
「私、柿が大好きなんだよね!」
すると、間髪入れずにこんな言葉が飛んできます。
「いや、柿じゃなくてブドウとかリンゴの方がいいよ。ブドウにはポリフェノールが入ってて抗酸化作用があるし、リンゴはビタミンが豊富で肌がきれいになるよ」
……確かにブドウやリンゴも魅力的かもしれません。しかし、最初に「いや」と否定された瞬間に、あなたの心は「ポキッ」と音を立てて折れていませんか?
相手の意見を尊重する気持ちが削がれ、その後の話を聞く気力も失せてしまう……そんな経験、きっとあなたにもあるはずです。徒労感だけが残りますよね。
魔法の言葉「Yes/But法」とは?
では、どうすれば良いのでしょうか? そこで登場するのが、「Yes/But法」 です。これは、相手の意見を一旦肯定(Yes)した上で、自分の意見(But)を伝えるという、営業などで使える話法ですが、日常生活でもとても役に立つテクニックです。
先ほどの柿の例で見てみましょう。
「私、柿が大好きなんだよね!」
これに対し、こう答えるのです。
「柿も美味しいよね。あのねっとりとした甘さがたまらない! でも、ブドウやリンゴもいいよ。ブドウにはポリフェノールが入ってて抗酸化作用があるし、リンゴはビタミンが豊富で肌がきれいになるよ」
どうでしょう? ずっと柔らかくなりました。
相手の意見を否定せずに、一旦受け入れてから自分の意見を伝えることで、相手も「へー、そうなんだ!」と素直に聞き入れやすくなりますよね。
状況に応じた「Yes」のバリエーション
柿なら構いませんが、相手の意見に全く同意できない場合はどうすれば良いのでしょうか? そんな時は、「クッション言葉」 を活用しましょう。
「なるほど、あなたはそう思うんですね。私は……」
「なるほど、そう思われる方も今は多いみたいですね。私は……」
このように、相手の意見を尊重する姿勢を見せることで、対立を避けながら自分の意見を伝えることができます。話の内容は否定でも、相手はずっと気分良く聞くことができます。
なぜ「Yes/But法」が有効なのか?
「それで何が変わるの? 言ってることは同じじゃん」
そう思われた方もいるかもしれません。しかし、コミュニケーションとは、内容だけでなく「伝え方」が非常に重要です。どんなにいいことを言っていても、誰が言うか、どんな風に言うかによって、相手の受け取り方は大きく変わります。
自分の話を聞いてくれない人の話は、誰も聞きたくないのです。情けは人の為ならず。相手を尊重することは、回り回って自分自身を助けることにも繋がります。
最後に……
私自身も、ついつい否定から入ってしまうことがあります。特に親しい間柄だと、気が緩んでしまうんですよね……。しかし、「Yes/But法」 を意識することで、より円滑なコミュニケーションを築けるように心がけています。
皆さんもぜひ、日々のコミュニケーションで「Yes/But法」を試してみてください。きっと、人間関係がより豊かになるはずです。
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