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「はぁ、またキャリアかよ…」と思ったときに読むnote

はじめに

「会社にキャリアを委ねるのではなく、自律的にキャリアを開発していこう!」

…最近よく聞くフレーズですね?

いや、もうお腹いっぱいですよ自分…となる方も多いのではないでしょうか。

わかります。拙者キャリアコンサルタントではありますが、実はあんまり、キャリア、キャリアと言いたくないんですよね…😂
(まぁ、過去にめっちゃ書いてきたんですけどね…。反省も込めて。)

今回は、キャリアを“個人の頑張りにフォーカスしない”考え方をご紹介します。
というのも、そもそもキャリアとは、個人の努力や資質だけを鍛え、形成していくものではありません。
「どのような環境(特に、コミュニティ)に身を置くか」が非常に重要であることが、研究によっても明らかになっています。

つまり今回の本旨は、少し環境を変えてみようということですね。

20年前の研究を紐解く

先日、内化と参加についてのnoteを書きました。

実は、この中で出てきた「実践共同体への参加」がキャリアの確立(*)に不可欠であることは、2007年に発表された研究(荒木, 2007)ですでに示されていました。

(*)
「キャリアの確立」とは、個人が仕事に関する自己概念(≒自分が何者であるか)を持ち、周囲の状況に柔軟に対応しながら意欲的に自分のキャリアを構築していこうとする考え方や姿勢を指します

論文より

…なのですが、そんな大層なことを考えずに、要するに、楽しく生きていこうという解釈でOKです。

この論文は今から約20年前のものですが、「キャリア!キャリア!」と叫ばれている現代においては、これらの知見はより一層、重要性を帯びていると思います。

さて、ここで示されたのは2つのポイントがあります。

実践共同体への参加:勉強会やプロジェクトチームなど、社内外のコミュニティに身を置くこと。

リフレクション(振り返り):参加した経験をもとに、自分の専門領域や「将来どうしていきたいか」を深く考えること。

この2つを繰り返すことで、今後のキャリアに対する意欲と展望が引き出されることが実証されています。

創発型コミュニティと境界越え

では、どのようなコミュニティに参加すれば良いのでしょうか?

同研究によると、実践共同体の中でも最もキャリアの確立を促すのが、所属組織や専門領域が異なる多様なメンバーで構成され、お互いの「違い」を意識しながら課題解決に取り組むもの

これを創発型コミュニティと名付けています。

また、一つのコミュニティにとどまらず、複数のコミュニティを行き来し、異なる世界の橋渡しをするような境界越えを経験することで、自分の強みはここにあるという専門性への自覚がより一層強固になります。

…なのですが、要するにこれも、日常生活で言うならば、“いつも自分がいる場所と違う人がいる場所にに出かけてみる”ということです!

たとえば、いつもはIT業界でバリバリAIを触っているなら→ここ電波届くの?レベルの地域に出かけてみる。とか、自分いつも家の中に閉じこもって本の虫ですなら→家から一番近い都会に行ってみる。とか、そういうことです!

大阪にしたって、梅田から1~2時間もすれば千早赤阪村ですからね。

ただ、あまりにも正反対の場所に出かけると、ショックが大きい可能性もあります。
なので最初は、中間地点からでも良いですね!

いつもと同じ結論ですが、まずは小さく参加してみよう

インプット(内化)も大切ですが、ほんの少し勇気を出して、多様な人が集まる社内外のコミュニティに顔を出してみませんか?

誰かに話してみる、小さくアウトプットしてみる。

そうした「参加のプロセス」の中で他者との違いを知り、自分自身を振り返ることこそが、2026年の今、キャリアの確立を意図せずとも、あなただけのキャリアを確立することにつながるはずです!

今日の論文

荒木淳子. (2007). 企業で働く個人の 「キャリアの確立」 を促す学習環境に関する研究: 実践共同体への参加に着目して. 日本教育工学会論文誌, 31(1), 15-27.

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山p@フォースプレイス ありがとうございます😊