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没イチ・アラ還でも、人生を諦めない【#1マッチングサイトリポート】

先日、亡き夫へのつぶやきでも告白したのですが、マッチングサイトに登録してみました。日本人的にはいい歳して……とひんしゅくかいそうですけど、まぁいいじゃないですか、新たなチャレンジってことで!

人生残り短し!わたしの生きている時間の中で、今日がわたちのいちばん若い日ですから後回しにするわけにはいきません。そして、これこそわたしを愛した夫が望んでいたことですから勇気を出して一歩踏み出してみます。

そう決断したのにはちょっぴりわけがあります。カリビアンリゾートに夫婦で旅するようになる以前のわたしならあり得ないことだったでしょう。

わたしたち夫婦は過去7、8年ほど前からよくカリビアンリゾートに出かけました。そこで受けた刺激は絶大です。そのことはわたしが誕生日に書いた記事からも伝わると思います。

わたしたちが訪れたリゾートはオトナのカップル専用リゾートでした。そこで出会った素敵なご夫婦やカップルから、マッチングサイト(デーティングサイトとも)で知り合ったという話をよく聞きました。

はじめて聞いたときには、若者ならいざ知らず年配カップルにもいるんだとびっくりしました。でも、よくよく考えれば米国人の半分以上が離婚しているわけですから、デーティングサイトは若者の特権どころか、高齢者にもかなりの需要があるようです。

リゾートで出会ったカップルは、そこそこ年配なのにラブラブムードが漂っていたのは、再婚や再再婚の新婚さんや、熱愛恋愛中のカップルも多かったからかもしれません。

結婚歴の長いマンネリ夫婦のわたしたちにとっては、そんな人たちから伺い知れるエピソードは刺激的でした。そして、年齢に関わらず仲良くしている姿は眩しく、羨ましくもあり、いくつになっても愛し合っている姿っていいものだなと思わせてくれました。そんな旅での出会いが、バリバリに保守的だったわたしをいろんな意味で大きく変えてくれました。

3年前の旅でいっしょにディナーを楽しみ意気投合し、夜中までホットタブで話し込んだカップルは、お互いが子連れのバツイチ同士でしたがマッチングサイトで知り合い結婚したそうです。「あなたたちには一生無縁かもしれないけど、万が一離婚することがあれば、わたしたちの出会ったマッチングサイトお勧めよ。だってわたしたち今、幸せだもの」と某サイト名♥♥♥を教えてくれたことがありました。

それを覚えていた夫は、すでに癌宣告を受けていた昨年のある日、冗談まじりに「オレがいなくなったら♥♥♥で、いい男をみつけるんだぞ」と苦笑しました。夫にしてみれば自分がいなくなったあとに、ぼっちになるわたしを案じていたからこそだったのでしょう。

「オマエ自分で気づいていないだけで女としての魅力もまだあるし、歳のわりにはグッドシェイプ、家事力も高いしオトコを幸せにする能力はかなり高くて忍耐力もある。オレはここでオマエ以上のワイフ見たことないから、その気になればきっと大丈夫!オレを忘れたら嫌だけど、その能力、気に入った人が現れたらその人にも使えよ。シェアだ」

わたしが聞いてもいないのに語りだしたことがありました。人を褒める、ましてやわたしを褒めるなんてことはない人だったので「とうとう狂ったか?」と驚きました。まるで、自分に大丈夫と言い聞かせているみたいでした……。

わたしの将来を気にかけていることがよくわかったので、「わかった。がんばってみるからそんな先のこと心配しなくていいよ」と作り笑いを浮かべましたが、まんざら冗談ではないことが伝わってきて、ただただせつない気持ちになりました。

わたしが前向きにそうすると答えることが、そのときの夫にとっては何よりの安心だったのだと思います。

出会ってから43年もいっしょに過ごしてきた日々はわたしの人生の大半の歴史なのですから、失った悲しみが簡単に消えるわけもありません。でもいくら慕っても想っても、この世から消えてしまったことは現実です。たくさんの思い出についていくらブツブツ話かけてみても応答ないのですから……。

亡くなってからずっと考えています。
わざわざ、夫がそんなことを言い遺した意味を。
この先わたしはどうやって生きていこうと。

息子夫婦との暮らしはとても快適ですが、息子は子どもであって、夫の代わりには成りえません。やんちゃな夫から開放されて楽ちんと感じる一方で、わたしを第一に守ってくれる人はもうこの世にはいないんだなぁというさびしさも感じています。

今のところ、何の答えもみつかっていません。

わかっているのは再婚する必要もないけど、必ずしも独りでいる必要もないってこと。夫に代わる信頼できるパートナーと出会えるならそれはそれで素敵なことだと思います。

これまでの経験と在米歴が長いわたしは一般的な日本人の感覚とはちょっと違うのかもしれませんが、シングルになってしまった女性として、気楽に人生の一瞬一瞬を楽しめるいろんなカタチの新たな関係性を築いていけたらいいなぁと思い始めています。

そんな第一歩として、マッチングサイトに登録してみたので、以後、不定期にリポートとたわ言を記していきます。



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yahoi /ライフエディター・エッセイスト 🌺 共感、応援いただけたならうれしいです。 感謝の気持ちは次のどなたかに恩送りします。

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