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サプライズ☆リュックの中のクラウン | エッセイ

先日、家族でゲーセンに行った。

息子が足を止めたのは、UFOキャッチャーの前だった。
最近の日課はUFOキャッチャー。

今回はクラウンのパトカー。

どうしても、それが欲しかったらしい。

「パパ、これがいい」

「パパは絶対とれるから、とれるまでやって」

何度も、何度も言う。

こういうとき、旦那はスイッチが入りやすい。

息子のほうが旦那のことを
熟知しているようにおもう。

頼られると、引けなくなるとはこういう事。

最初は軽い気持ちで始めたUFOキャッチャーだったけれど、

先日の相手は、
なかなかの強者だった。

惜しい。

でも取れない。

位置を変えても、角度を変えても、最後の一押しが足りない。

それでも息子は、

「大丈夫」「パパならできる」と信じている。

そのまなざしが、だんだん重くなる。

しかし結局、取れないまま、移動することになった。

息子は少し残念そうだったけれど、

泣くこともなく、
私と一緒に別のプレイランドで遊び始めた。

滑り台を滑って、

ボールの中に飛び込んで、

笑って、走って、また笑う。

その時間、旦那は一緒にいなかった。

気づかなかったけれど、

その間、旦那はひとりで

さっきのゲーセンに戻っていたらしい。

私たちが遊んでいるあいだ、

旦那はクラウンのパトカーと戦っていた。

1時間ほど遊んだあと、旦那も合流して、

みんなで沖縄そばを食べた。

いつも通りの夜。

もう、あのパトカーの話は終わったと思っていた。

家に帰って、くつろいでいたとき。

突然、旦那が息子に言った。

「リュックの中、見てごらん?」

え?

息子がリュックを開ける。

その瞬間――

中から出てきたのは、

あの、クラウンのパトカーだった。

えーーーー!!!!

とれてたん!!!!

声には出さなかったけど、

私と息子は心の中で小躍りしていたꉂ🤣𐤔

本当にびっくりして、

同時に、じんわり嬉しくなった。

結婚してから、

こんなサプライズをされたのは初めてかもしれない。

そう思うくらい、心に残る出来事だった。

あとで聞いた話だ。

私たちが遊んでいる間、

旦那はもう一度ゲーセンに戻り、

店員さんに声をかけたらしい。

「ちょっと、取りやすい位置にしてもらえませんか?」

すると、なぜかそのまま

商品を渡してくれたのだという。

頑張っている姿を見てくれていたのか。

それとも、ただの偶然だったのか。

正直、よく分からない。

でも、ひとつだけはっきりしている。

あのパトカーは、

簡単に手に入ったものじゃない。

旦那が、諦めきれず子供のために戻って、

誰にも見られないところで粘った時間の先にあったものだ。

息子は、この出来事を細かく覚えていないかもしれない。

でもきっと、「パパは最後までやってくれた」

その感覚だけは、どこかに残る。

クラウンのパトカーは、元気にリビングを走っている。

その音を聞きながら、

私は少しだけ、

旦那の背中を見直した夜だった。

#なんのはなしですか

すみません。ライブの動画作ってて
noteの投稿をさっそく忘れそうになっていた。

明日になりそうですが、あげますね!

素敵な夜をお過ごしください。

私もあなたも最強の運と笑顔で!

日々是好日。


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