【わかってきたぞ】種族/大種族に関する備忘録14:人族【悟り・気づき】
おれだ。前回の続きだ。今回は大種族/種族のうち人族についてざっくり見ていこう。
◆人◆
◆間◆
人族/Humans
おれたちヒト/人間/人類も悪魔(情報生命体)のうちに数えられる。寄生獣のミギーだって「悪魔にもっとも近いのは人間だ」と言っていたし、デビルマン以来悪魔合体の材料にすることも可能だ。生物学的に現存するヒト属はホモ・サピエンスの一種だけだが、かつてはいろんな連中がいたらしい。
ラテン語homoは英語humanの語源であり、イタリック祖語hemo、ゲルマン祖語gumo、バルト・スラヴ祖語zmoと同じく、印欧祖語dheghom(地)まで遡る(ラテン語humus/土、ギリシア語khthon/地)。ヘブライ語adamもadama/土に由来しており、ギリシア神話ではプロメテウスが土から人類を創造したという。同性愛/homo-sexualのhomoはギリシア語homos、印欧祖語somHos(同じ)に遡り、英語sameと同語源で、人を指すラテン語homoとは同音異義語に過ぎない。漢字の「人」は立った人間を横から見た姿の象形文字で、上古音njinはチベット語nye(近い)と同語源ではないかともいう。
人間は万物の霊長であり、神の姿に似せて創造されたもので、他の全ての動物を支配する「神の代理人」である、と聖書に書かれている。他の悪魔は神族や属性、概念などに縛られて変化することがあまりないが、人間は成長するし、属性も変えることが可能だ。悪魔に比べれば貧弱な存在でも、様々な魔術や武術、武器や銃器、コンピュータや悪魔召喚プログラムなど、文明の利器を駆使して様々な状況に適応できる。侮ってはいけない。
大種族「人族」には多種多様な人が含まれ、LNC-LND属性も様々だ。英雄や猛将は造魔と特定の悪魔を合体させることで(受肉的な形で)作ることができるものの、通常の人族は悪魔合体によって作成することはできない。ただし人族を悪魔合体の材料にすることはでき、ランダムな悪魔が発生したり人と悪魔が合体した悪魔人になったりする。もちろん会話によってそいつらを仲魔に加えておく必要はある。基本的に生体マグネタイトを消費しない。
人間/Human
とりあえず「通常の」人間はこの種族に振り分けられる。イザナギとイザナミの転生体であろうが、クローン人間やサイボーグであろうが、基本はここだ。武術や魔術の鍛錬を積んで悪魔と戦えるような連中は、兵士、戦士、魔術師、異能者、覚醒者、達人などと呼ばれる。悪魔を召喚して使役するようなやつらは召喚士だが、『ソウルハッカーズ』とかに出てくる高レベルの召喚士は超人に分類してもよさそうだ。プレイヤーキャラクターたちも多くは人間であるが、戦闘を重ねてレベルアップし、人を超えていくのだ。多すぎるのでいちいち名前は上げない。
狂人/Madman:EVIL/DARK-CHAOS
通常の精神状態でない、気が狂った人間たちだ。女神転生2に登場し、属性はEVIL(邪悪)で会話は不可能であり、悪魔合体でも仲魔にすることはできない。キンズヘッドやミュータントのように異形のものもいるが、悪魔ではないので倒しても生体マグネタイトは得られない。基本的には雑魚とはいえ、レベル30を超えると霊格的には超人の域に達しているだろう。
音楽系:パンクス、メタル、ジャンキー、ビーメ(ヘビーメタル)、
クランキー
異形系:キンズヘッド、ミュータント
映画系:フライディ、レッドラム
暴走族:ハイウェイスター、インテリペリ、処刑ライダー
その他:ハカイソウ、アサシン、ドクターバクタ(SFC版ではスチーブン)
『真・女神転生』以後は、一部がガイア教徒に割り振られた他は消滅した。ガイア教徒やメシア教徒も狂信者として狂人の一種かもしれないが、会話は可能で仲魔にもなるようになった。『偽典・女神転生』では復活し、属性はD-Cとされた。
ガイア教徒/Gaeas:NEUTRAL-CHAOS
"悪魔という存在を受け入れ、人間と共存していくことを旨とするガイア教の信奉者。彼らには神も悪魔もなく、すべてを受け入れる点でメシア教徒たちに見られるような偏狭さはない。金さえあればメシア教徒でさえも受け入れる。"
ガイア教は『真・女神転生』シリーズにおける架空の宗教で、女神転生2のディーバ教にあたる。YHVHと天使に従うLAWの宗教「メシア教」に対してCHAOSを奉じており、メシア教から排斥・迫害されるあらゆる存在を受け入れる「寛容」な宗教だ。必然的に多神教であり、メガテンシリーズの舞台がおおむね日本であることもあって、仏教や神道など日本古来の宗教における神々/悪魔や、それを崇める人々が所属している。自然や渾沌のパワー、溢れる感情や欲望、暴力を肯定し、自由に生きることを重んじている。彼らをガイア教徒といい、『真・女神転生2』ではガイアーズと呼ぶ。シンボルカラーは炎と血をあらわす赤、死と闇をあらわす黒だ。
ただしCHAOS全振りなので「弱肉強食」が教義の根幹にあり、教団組織はあるが個人主義的で、弱者は強者に従う奴隷として生きるしかない。また暴力によって弱者から掠奪することを認め、秩序ある社会を破壊することを目的としたアナキスト(無政府主義者)であるため、極まった連中は個人の欲望にのみ従って行動し、暴力で全てを奪い合うマッポーのモヒカンばかりになる。個々の能力は高くても協力して計画的に動くことがないゆえ、組織力が高いメシア教に各個撃破されてしまうのだ。のちに東京受胎でCHAOSの世界が到来したり、多神教の上位悪魔たちがYHVHに対抗するため多神連合を組んだりもしたが、下っ端のガイア教団員はただの戦闘員に過ぎない。なお『偽典・女神転生』ではイシュタル信者やバエル信者もおり、ともに属性はN-Cで、広義のガイア教徒に含めることができる。
武闘派:とっこうたい、しょけいライダー、おにじょろう、アサシン、ジライヤ、アシュラ(暴走族)
魔術派:はかいそう、やみほうし、クグツシ、オンミョウジ、カメンヒジリ、あまてらす(巫女)
イシュタル信者:シストラム、ガーディアン
バエル信者:バール兵、タランテラ、クラレ
NPC:ゴトウ(超人)、オザワ、カオスヒーロー(超人/魔人)、氷川、カガ、トキ
メシア教徒/Messian:NEUTRAL-LAW
"悪魔を悪の象徴として見なし、それらを打ち払うメシアの出現を待ちわびているメシア教の熱烈な信奉者たち。いきすぎた崇拝は人の目を曇らせるが、彼らはその典型的な例である。それもまたメシア教の教えなのだろうか。"
メシア教は無印女神転生2から登場する架空の宗教で、法と秩序(LAW)を司る神YHVHを唯一の神として崇めている。ユダヤ・キリスト教の流れをくむ新興宗教で、シンボルカラーはイスラエル国旗と同じく青と白、シンボルマークは十字架だが、イエス・キリストが再臨するとは唱えておらず、いずれ「メシア」が現れてこの世を救済すると説いている。3と5を除く『真・女神転生』シリーズにもだいたい登場し、CHAOSを奉じるガイア教とは敵対関係にある。魔神トールは北欧神話系だが、『真・女神転生』では転生体のトールマン米国大使がメシア教に忠誠を誓い、協力者に加わっている。
『真・女神転生2』では大破壊後に「TOKYOミレニアム(千年王国)」と名付けられた生存圏を築き上げており、所属者はメシアンと呼ばれる。『真・女神転生4』でも理想国家「東のミカド国」を樹立することに成功した。LAW全振りで社会秩序を重んじるため、弱者にとっては比較的生きやすくはなるが、ひとたび社会を形成すると厳格な階級制度によって統制された全体主義的統治を行い、異端や異分子は容赦なく排除される。属性が極端に寄り過ぎると危険なのだ。頂点は当然YHVHだが、作品によっては四大天使が事実上のトップにいたりする。
武術系:きょうしんしゃ、ネオファイト、ブッチャー、エグゼクター、テンプルナイト、ターミネイター
魔術系:せんきょうし、メイガス、スキャナー、ジエレーター、アデプト
NPC:トールマン(超人)、ロウヒーロー(超人)、ヒロコ、ベス、ザイン、ギメル など
獣人/Therian:NEUTRAL-NEUTRAL/CHAOS
"人間と獣の中間ではあるが、その合体である種と、堕天使オリアスの手で、人間が改造させられてしまった種とに分かれる。動物の基本的な特徴を引き出した上に、狂暴性を植え付けられている。しかし人間の知能は維持しているようだ。"
英語ではTheri-anthrope(獣-人)と表記し、英語名Therianはその略語だ。獣の特徴を持つ人間(anthrope/were)であり、大種族では一応人族であるため、軸足は人間ということになる。初代女神転生では堕天使ソラス(ストラス)やオリアスなど神話伝説上の存在も含んでいたが、SFCに移植されて旧約になるとこれらの種族名が妖魔に改変され、『真・女神転生』ではキャット・ドッグ・ウルフのワーだけになった。その後は偽典とかにしか出て来ない。堕天使オリアスは占星術を教授するほか、「人間をあらゆる姿に変身させる」という能力を持つとされる。属性は『真・女神転生』ではN-N、『偽典・女神転生』ではN-Cとなっている。
ワーキャット、ワードッグ、ワーウルフ
デモノイド/Demonoid:NEUTRAL-NEUTRAL
"センターのラボが悪魔召喚プログラム、悪魔合体システムをも錬金術的に応用して開発した人工生命体である。メシア・プロジェクトの一環として発生したプログラムであり、センター市民生活に役立つよう改良された。その用途はロボットの代用や畜産に転用された。"
公式では大種族分類のうち「外道」に所属する種族だが、上掲の解説動画だと人族に分類しているので、とりあえずここで取り上げる。『真・女神転生2』にしか出てこないかと思いきや、『偽典・女神転生』では「不思議の国のアリス」に登場するキャラクターが人造悪魔として出現するし、『真・女神転生4』ではデモノイドを「生き残るため悪魔と合体した人間」としている。つまり、悪魔人間(デビルマン)だ。人工生命体としてのデモノイドはデミナンディ以外はおおむね人型をしており、バイオスモトリめいた使役動物として扱われているが、フランキーはフランケンシュタインの怪物そのままだ。デミナンディにもヒトDNAが混じっているかも知れない。アリスは『真・女神転生』では屍鬼だったが、偽典ではデモノイドとされる。
真・女神転生2:オラクルス、スパルタン、ヘラクルス、スレイブ、デミナンディ、フランキー
偽典・女神転生:アルラウネ、トランプ兵、三月うさぎ、アリス
擬人/Manekata
『真・女神転生3』に登場する、浅草の「お歯黒どぶ」の汚泥から、人間を真似て作られた存在だ。しかし彼らは「東京受胎」の時に死亡した人間の魂が泥に宿って生じたもので、元人間だという。フトミミとかサカハギとかネームドのマネカタも時々おり、のちにフトミミは鬼神、サカハギは外道として仲魔にできるようになる。
超人/Meta
"彼らはまごうことなく人間である。しかし明らかに一般の人間とは異なる。強い精神力、強靭な肉体を兼ね備え、自分の目的のために邁進するのである。それが正しいか否かは、彼らにとって一切関係ないのだ。"
超人と言ってもキン肉マンとかスーパーマンとかではなく、超常的な力と精神性を兼ね備えた人間のことだ。TRPGではレベル30以上になったPCが覚醒すると超人になれるが、ドウマンはレベル15、シークレットサービスはレベル14、エージェントはレベル20だったりする。あかかいじんとあおかいじんは金剛神界に登場する存在だが、何者なのかわからんので魔人や怪異でもよさそうだ。ブラックマンはレベルが56もあり、外見はサイバネ化されていてやたらと強い。あるいはニャルラトホテプの化身・分霊かもしれない。英語名Metaとは「超」というほどの意味だ。
真・女神転生:ドウマン、ゴトウ、あかかいじん、あおかいじん、ロウヒーロー、カオスヒーロー、スティーブン
ペルソナ:シークレットサービス、エージェント、武多、ハーレムクイーン、ブラックマン、神取鷹久
他:ゴア、八雲ショウヘイ
英雄/Hero:LIGHT-NEUTRAL
"歴史にその名を残す、偉大な勇者たち。造魔の身体を借りることで再び現世に蘇り、人間の域を超えた能力を操る。"
歴史上、あるいは神話伝説上のヒーローたちだ。『デビルサマナー』で初めて登場した。『ソウルハッカーズ』では猛将というのもおり、ペルソナ1では民霊(大アルカナ「愚者」)、真・女神転生4では英傑と呼ばれているが、ここでは英雄でまとめる。実在か非実在を問わず人間として生きて死んだ連中であるが、悪魔(神々)の血を引いていたり、その化身であったり、時には昇天して神になったりしている。Fateの英霊よろしく超常存在(悪魔)として世界に記憶されているものの、通常の悪魔合体や召喚に応じることはなく、デビルサマナーシリーズであれば造魔を依代として特定の悪魔(神)を合体させることで作成することができる。クー・フーリンとかもこっちに移せそうな気がするが、妖精や幻魔として長いからアレだろうか。
日本:ヨシツネ、マサカド(L-C)、テンカイ、トキサダ(天草四郎)、カマクラゴンゴロウ、ナルカミ、テンジクトクベイ、ヤマトタケル、ミチザネ
チャイナ:カンセイテイクン、コウテイ、ラリョウオウ
インド:ラーマ
中近東:ファリードゥーン、サラディン、ロンギヌス(L-L)
欧州:ジャンヌ・ダルク、ハゲネ(L-L)、ジークフリート
英語名Heroは、ラテン語/ギリシア語heros、おそらく印欧祖語ser-(守護する)に遡り、ラテン語servo(保護、救う)、アヴェスター語hauruuaiti(保護する、擁護する)とも関連付けられる。弱者や国土、国家や宗教などを「守る」ために戦うのが本来のヒーローなのだ。
◆英◆
◆雄◆
【続く】
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