見出し画像

[学校別研究編]#4 学習院初等科(小学校受験)

↑スキ(ハートマーク)を頂けると励みになります。

 新シリーズ「学校別研究編」の第四弾です。学校別やカテゴリー別に、当該校を第一志望とした場合の相性の良い属性や併願戦略、お教室選びなどをお伝えして参ります。
 これまでのnoteがセミナー講演のイメージだとすると、本記事は教室の先生の本音トークのイメージです。少し突っ込んだ表現も出て来ますが、ご容赦下さい。

■はじめに

 第四弾は、学習院初等科(以下:学習院)を取り上げます。
 1847年に公家のための学校として京都で開校し、その後四ツ谷に移転。皇族御用達の伝統は誰もがご存知の通りです。
 そのイメージから、名だたる家系や出身者などの縁故者しかお呼びでないと思われがちですが、いわゆるサラリーマン家庭でもご縁を頂けるフェアな学校と言われています。
 もちろん、幼稚園からの内部進学家庭を筆頭に圧倒的なご家系も多数いらっしゃいますが、一般家庭に溶け込んで垣根のないお付き合いをされる姿に、学習院での育ちの奥深さを感じることでしょう。


■学習院という佇まい

・敷居の高さに怯まない

 出願倍率は9倍台の高倍率で安定してますが、考査日が複数日に亘るための「とりあえず出願」が多いとも言えます。
 11/1を避けられるご家庭が多いのはもちろん、考査内容が非常にオーソドックスで他校第一志望で取り組んできたご家庭でも十分に対応できるため、併願出願も非常に多いです。
 また、考査の出来に対しての評価は非常にフェアだと言われており、実力のあるお子様は正当に評価を頂けます。

 一方で、ご家庭(ご両親)への視線は厳しいです。「親の資質」への視線はもとより、皇族の在校する時期ほどではないでしょうが、「身元確認」の敷居は一番高い学校と言えるでしょう。ただ、旧華族とか、宮内庁の関係者とか、そういった縁故のような話ではなくて、社会的立場の安心感と言えます。
 その意味で、中小企業経営者や個人事業主は敬遠されがちで、有名大企業勤めや、医師・弁護士などの難関士業の属性が評価される学校です。
 年配の先生などは「学習院は縁故がないと受けるだけ無駄」と仰ることも多いですが、昨今はそんなこともありません。所作という「日々の積み重ね」の大変さはありますが、フリーだからと諦める必要はないでしょう。

・学習院初等科での育ち

 「#16 願書を紐解く」の例文は学習院を用いているのですが、確かに守衛さんへの挨拶などは他校と比べても群を抜いてます。
 そうかと言って、カトリック系の学校のように窮屈さを感じるような雰囲気でもなく、生徒は伸び伸びとした学校生活との評判です。説明会の雰囲気のままに厳しいのは親に対してと言えるでしょう。送迎も「好きなだけ一緒にどうぞ」のスタンスです。
 古くさい表現かもしれませんが、「挨拶」「目上の人を敬う」「モノを大切に」などの人としての根幹を学ぶ育ちは、「え?あのやんちゃな子が?」と驚く六年間の育ちです。
 一方で、遠泳行事に向けた訓練の厳しさに代表されるように、さすが学習院と思える指導も多々あり、その6年間の仕上がりは、どのような社交場に連れて行っても安心の佇まいです。

ここから先は

6,670字 / 1画像 / 1ファイル
この記事のみ ¥ 1,980
Amazon Payで支払うと最大2%還元のチャンス! 9/30まで

狼侍のコラムとnote記事の読み放題のメンバーシップです。 ・コラム159話 ・note記事102話…

全note読み放題プラン

¥4,980 / 月

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?