木の子とえむののZINEフェス横浜への道②
これは、ZINEフェスに初出店することを決めてから2ヶ月半で、出品するZINEを作り、関連グッズや店舗準備を進めるおじさん達のドキュメンタリー記事(現在進行中)です。果たして無事出店できるのでしょうか。
《前回の話はこちら▼▼▼》
さて、ZINEフェス出店にあたり、絶対外せないのがZINE作り。これがないとおじさん二人がただ座ってるだけになってしまう。
まず1冊目はこちら。
実際に福岡県の福間海岸にお店を出しているTABBY’s COFFEE ROASTERさんに選んでもらった、珈琲にまつわる素敵なお話が沢山収録されている。
福間の美しい写真と共に、珈琲の香りが漂ってくるような1冊だ。
本日、1月15日の発売日を前にして、予約販売だけで60冊近くお買上げいただいた。フェスには在庫のほとんどを持っていく予定だが、迷っている方はお早めの購入をオススメする。
そしてもう1冊。
ここからは、コニシさんと私の二人の共作ZINE、第「ん」号についてたっぷりご紹介したい。
■ テーマが決まらない
二人でZINEを作ることは決まったが、テーマはどうしようかという話になった。
「せっかくだし何かテーマが欲しいよね」とコニシさんが言えば、「我々と言えば女性ですかねぇ」とマイトンが返す。
確かこのやり取りを3回くらいした気がするが、意外と「決まりだね」とはならなかった。
案外、我々はそんなに女性好きじゃないのかもしれない😂
というか、コニシさんが想像以上にこのZINEに真剣に取り組んでいたということだ。だのに私は「女性、女性」と1人はしゃいでいてお恥ずかしい。
とにかく、自分たちの載せたい作品をどんどん出していこうということになり、それぞれ10作品ほど過去作から選んでいった。
コニシさんは、表現したいコニシ文学を選び、私はとにかくこれまでに書いた「なんのはなし」か分からないものを詰め込んだ。
コニシ木の子は揺るがない。堂々と自分の表現を追求していく。
片やマイトンは揺らぎしかない。コニシさんが出してくる作品を見て、こっちの方がいいかな、と作品を変更したり、似たようなテーマのものを書き下ろしたりたりした。
まさしく「共鳴」。コニシさんの旋律に上手くハモろうと必死だったが、ここで我らがすの夫編集長から指摘が入る。
ここまでの印象ですが、コニシさんは自分の書きたいものを振り切って表現しているのに対して、マイトンさんはコニシさんに合わせて遠慮してるように見えます。
(中略)
淡々と自己の世界を貫くコニシさんの横で宇宙一周してるマイトンさんの振り幅が面白いというか…
編集長?これは「好きにやっちゃえ」ってことで良いですよね?知りませんよ?
さらに編集長からナイスアイデアが。
・第一章 ひみつ
・第二章 にんげん
みたいなテーマをつけるのはどうでしょうか?
そう、ここに来て章立てが出来たことで、一気にZINEの骨格が出来上がった。
最終的にテーマは「人生」になるのだけど、まずは章立てを見て頂きたい。
■ 5つの章から成ります
中身は以下の通り。
各章には副題が付いている。どれも何かええことを言っている風だが、結局はワケが分からない。きっと考えたコニシさん自身も分かっていない。
第一章 日常の秘密
毎日は、ただ過ぎていくが誰もが秘密の中で生きている。それを秘密と知らないだけだ。
第二章 恋の捜索
本当の恋とはナニカを知らず成長し、下心だけはハッキリと成熟したことを知っている。
第三章 味覚変動
生き方のみが、音痴ではなかったと気付いてしまった隣にて、今日も愛すべき誰かと食事する。
第四章 変態道
一歩間違えばと言われても、最初から間違えていれば、間違えだと気付かず正解でいられる。
第五章 それでも、生きる
答えが見つからぬとも、賢明な意思は、繋がれる。一人で逆走してもただ全力で走ればいい。
路地裏のひだまり
「なんのはなしですか」おじさん四人がたまたま路地裏を歩いていたので、捕まえて色々とインタビューしてみた。各章の合間に読んで息抜きして欲しい。おじさん達はみんな元気です。
……。
え?
第四章が気になるって?
そうなのだ。「自由にやっちゃえ」ということでひとつの章として独立してしまった。
決して「変態道」だけ混じらないように横に分けられたのではない。
もちろん、第四章はマイトンの話しか入っていないが、きっと「変態道」だけ混じらないように分けられたのではない……のはず。
ちなみに、本当に自由にのびのびとノリノリで書いたエッセイをコニシさんとすの夫さんに見せたら、2人から「NG」を食らってお蔵入りになった。
刺激が強すぎる。アホすぎる。(コニシさん)
配慮が必要すぎます。(すの夫編集長)
本当に混じらないように分けられてしまった本作、どこか出せるところはないのだろうか?
なんのはなしですか
■ ここでしか読めない作品も沢山あるよ
コニシさんはこれまでに書かれている作品がメインだが、締切ギリギリまで、納得いくまで改稿を重ねられている。
その姿勢を見て、ほんのちょっとだけカッコイイなと思ってしまったのはここだけの秘密だ。
さらに、見逃せない書き下ろしを1つ。コニシさんの初恋の話が初出しである。ここに初恋の相手はひとみだということだけ記しておく。ひとみと木の子くんの恋の話は必読である。
私の方はと言うと、元々は過去作をメインで、ひとつくらい書き下ろしを入れられればいいかな、と考えていたのに、蓋を開けると結構新しく書かせていただいた。せっかくだから、より良い本にしたい、と思った結果だ。
新たに書いたエッセイが四つ。過去作だが大きく修正したものも入れると五作品がここでしか読めないものになっている。
厳選したショートショートも四篇入れさせていただいたので、お楽しみいただけると嬉しいです🥹
結果的に、コニシさんとマイトンの「人生」を辿る本がここに完成した。
ぶっちゃけ、5回ほど読んで5回ほど泣いている。
それくらい良いものができたと断言できる。(自画自賛が過ぎる)
■ 目次を大公開
より本の中身をイメージしていただく為に、目次を大公開したい。
もう、めっちゃ本になっている。
すの夫編集長、さすがの仕事っぷりで感謝しかない。


(あ!ひだまりに登場するおじさんが見えてる!!笑)
と、こんな感じで合計20作品のたっぷりな内容になっています。
思う存分、「なんのはなしですか」な世界をお楽しみいただきたい。
■ 素敵なポスターが出来ました
創作大賞2025ベストレビュアー賞で、ZINE「な」号の校閲もして下さった紫吹 春団治さん(笑)が素敵なポスターを作ってくれた。

なんかもう色々面白くて泣ける。
さらに泣けることに、春団治師匠は感想を寄せて下さった。
無名のおじさんたちの物語。何を書いているのか、最後までわからないのかもしれない。それでもページの奥には、確かに二人が生きてきた時間が積もっていて、その一つ一つの言葉には、重みがある。読んでいるうちに、なぜか自分の人生のことを考えていた。
誰にも覚えられない日々。名前も残らない時間。道端ですれ違った人。名前のない、説明もされない関係性。
それでも、人と人が出会い、少しだけ重なった瞬間に、人生は気づかないうちに動いていくのだ。これは他人の話でありながら、どこかで自分の話でもある。
諦めずに、動き続けていた人の時間がここには、ぎゅーっと凝縮されている。
いつでも前に進めるほど、人生は簡単ではない。けれど、この二人は、前でも上でもなく、後ろ道でも横道でも。遠回りなのかもしれないけれど、それを引き受けるように歩いてきた。そして、その時間すら楽しんでしまう。きっと、それこそが文学なのだろう。
これは、説明できない人生の話だ。だからこそ、核心だけが残る。読んでみて欲しい。
ベストレビュアーを持ってしても、なんのはなしかわからない素敵なコメントです。ありがとうございます。でもちゃんと届いたんだなと確信できました。家宝にします。
■ 作成の進捗状況
現在ZINE第「ん」号は、校正刷という過程にあるそうだ。それがナニカはわからないけど。
そして校閲は、二代目つばき師匠(亜麻布みゆさん)が担当くださった。的確な修正ありがとうございます!
そして嬉しい感想まで。(ほんとは全部の作品に対して感想くださってます。ありがたくてコニシさんと2人とも泣けた)
読ませていただき、ありがとうございました!
すごく面白かったです!
「なんのはなしですか」ってなんのはなしですか?と聞かれたら、このZINEをお渡ししたいです。なんのはなしですかガイドブックだと思います。僭越ながら、一つ一つ読ませていただきました。
(中略)
どの話もすごく好きでした。コニシさんとマイトンさんがより好きになれる一冊だと思います。
多くの方のご協力で少しずつ形になっているZINE。とってもとーっても嬉しい。
というわけで、今回は第「ん」号制作過程をドドンとご紹介した。
ほんとは、価格とか発売日とかとっても素敵な装丁とか、もっともっと色々情報はあるのだけど、きっとコニシさんがうまく紹介してくれることに期待している。
だって気が付けば3700字だから。想いが詰まりまくってめっちゃ長くなってしまった。
だって人生初の紙の本だもん。許されるよね??
我が子のようなこちらのZINEを、是非沢山の人に読んでいただきたいと思う。
そして私たちの人生を読んで、「なんのはなしですか」と感じてほしい。
続きはこちら↓↓↓
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